【マインクラフト教育版】 はじめてのプログラミング 1.2 ふたつの かんたんな いえ
はじめに
- 目的(もくてき)
- この記事(きじ)の目的(もくてき)は、マインクラフトビルダーを使ったプログラミングの方法を教えることです。
- 小学生を対象(対象)にしています。
- 実際(じっさい)にみんなで集(あつ)まって、読みながら進めるようにしています。
- マインクラフト教育版を使います。
バージョン
この記事を書いた時点でのマインクラフトのバージョンは以下のとおりです。
- Microsoft MakeCode for Minecraftのバージョン: 1.7.28
- Microsoft MakeCodeのバージョン: 9.2.8
- Minecraftのバージョン: v1.20.12
この節でやること
- この節では、一度に二つ(ふたつ)の
かんたんないえ
を作ります- まず、コピー&ペーストをつかってやってみます。すこしたいへんです
- 次に、関数(かんすう)をつかってやってみます。
- 関数(かんすう)を使うと、一度に何個も
かんたんないえ
を作りたいときに便利(べんり)です。
かんたんないえ
一度に二つ(ふたつ)のはじめてのプログラミング 1.1 かんたんな家 をつくろうではかんたんな家
をプログラミングして作ってみました。
今回は、かんたんないえ
を一度に二つ(ふたつ)作れるようにします。
かんたんないえ
が二つ(ふたつ)できた
方法1:コピー&ペーストを使ったやり方(少したいへん)
まずは、たいへんなやりかたで二つ(ふたつ)の家を作るようにしてみます。
コピー&ペーストを使ってなるべく かんたんに やってみますが、それでもたいへんです。
コピー&ペーストを練習したい人は以下の記事を読んでみてください。
はじめてのプログラミング 1.1 かんたんな家 をつくろうでできたプログラムから始めましょう。
準備の作業を説明します。
かんたんないえ
プログラムをコピーする
準備(じゅんび):-
プログラム
house
をクリックする
プログラムhouse
をクリックした -
Ctrl+C
-->Ctrl+V
で、プログラムをコピー&ペーストする
プログラムhouse
をコピー&ペーストした -
できたプログラムを少し はなれた ところに置く
できたプログラムを はなれた ところに置いた -
コマンドの名前を
two
(英語で2
のこと)にする
かんたんな家を一つ(ひとつ)作るプログラムtwo
ふたつのかんたんないえ
プログラムを作る(コピー&ペーストを使ったやり方)
一度に二つのかんたんないえ
を作るプログラムを、コピー&ペースト
を使って作っていきます。
-
チャットコマンドtwoを入力した時
コードブロックをクリックする
チャットコマンドtwoを入力した時
コードブロックを選択した -
Ctrl+C
-->Ctrl+V
と押して、かんたんないえ
のプログラムをコピー&ペーストする。
チャットコマンドtwoを入力した時
コードブロックが もうひとつできた -
新しくできたコードブロックの先頭、
ブロックを並べる
コードブロックを選択する
ブロックを並べる
コードブロックを選択した -
選択したコードブロックを、元(もと)のプログラムの最後にドラッグ&ドロップする。
ブロックを並べる
コードブロックをドラッグ&ドロップした -
新しく追加したコードブロックの
x座標
(3つの数字の左、東方向)を、10足した数字にする。
1は11に、2は12に、3は13にする -
できたプログラムはこんな感じになる。
コピー&ペーストして作った、一度に二つのかんたんないえ -
右下の三角(▷)ボタンを押してコードビルダー画面を閉じる。
三角(▷)ボタンを押してプログラムを有効にする -
T
キーを押してチャットコマンド画面を開きtwo
と入力し、プログラムを実行する。
ふたつの いえ ができた
方法2:関数(かんすう)を使ったやりかた(かんたん、おすすめ)
一度に二つかんたんないえ
を作るとき、関数(かんすう)を使うと便利(べんり)です。
方法1と同じプログラムを、今度は関数(かんすう)を使って作ってみます。
(関数(かんすう)の説明は、後で使うときにします。)
前の節(せつ)と同じく、はじめてのプログラミング 1.1 かんたんな家 をつくろうでできたプログラムから始めましょう。
準備(じゅんび)作業 を 説明します。
準備(じゅんび):プログラムをコピーする
- プログラム
house
をクリックする -
Ctrl+C
-->Ctrl+V
で、プログラムをコピー&ペーストする - できたプログラムを少し はなれた ところに置く
- コマンドの名前を
easytwo
にする。英語(えいご)でかんたん
(easy
)な2
(two
)のこと
ふたつのかんたんないえ
プログラムを作る(関数を使ったやりかた)
easytwo
のはじまりはこんな感じ
ふたつ の かんたんないえ
プログラムを作っていきましょう。
関数(かんすう)を使って家を作るとき、作る場所を少しずつ変えるには変数(へんすう)を使います。
それでは、はじめてみましょう。
-
サイドバーの
変数
ボタンをクリックして、変数を追加する
ボタンを押す。
変数を追加する
ボタン -
作成する変数の名前
をいえのいちx
にする(ほかの名前でもかまいません)
変数の名前を決める画面 -
サイドバーの
変数
-->変数 いえのいちx を 0 にする
コードブロックをクリックする。 -
変数 いえのいちx を 0 にする
コードブロックをeasytwo
プログラムの先頭に置く
変数 いえのいちx を 0 にする
コードブロックをプログラムの先頭に置いた -
サイドバーの
計算
ボタンをクリック→足し算コードブロック(0
+0
)をクリックする
足し算コードブロック -
足し算コードブロック(
0
+0
)を、最初(さいしょ)のコードブロックの、範囲の始まり
のx座標(ざひょう)にドラッグ&ドロップする
足し算コードブロックを配置(はいち)した -
足し算コードブロック(
0
+0
)の最初の0
を1
にする。(もともと1
が入っていたので)
足し算コードブロックの数字を変えた -
サイドバーの
変数
(へんすう)ボタンをクリック→作った変数(へんすう)ブロック(いえのいちx
)をクリックする
変数ブロック -
変数コードブロック(
いえのいちx
)を足し算コードブロックの右の数字にドラッグ&ドロップする
範囲の始まりの足し算コードブロックに変数コードブロックを置いた -
作った足し算コードブロックをクリックして、コピー&ペーストする
1 + いえのいちx をクリックして、コピー&ペースト
-
最初のコードブロックの、
範囲の終わり
のx座標(ざひょう)にドラッグ&ドロップする
範囲の終わりの足し算コードブロックに変数コードブロックを置いた -
足し算コードブロック(
0
+0
)の最初の0
を5
にする。(もともと5
が入っていたので)
足し算コードブロックの最初の0
を5
にした -
同じように、プログラムの2つ目のコードブロックの、
範囲の始まり
のx座標(ざひょう)に、足し算コードブロック(2
+いえのいちx
)をいれる
空気ブロックを並べるコードブロックに足し算コードブロックを置いた -
同じように、プログラムの2つ目のコードブロックの、
範囲の終わり
のx座標(ざひょう)に、足し算コードブロック(4
+いえのいちx
)をいれる
空気ブロックを並べるコードブロックの範囲の終わり
に足し算コードブロックを置いた -
同じように、プログラムの3つ目のコードブロックの、x座標(ざひょう)に、足し算コードブロック(
3
+いえのいちx
)をいれる
ドアブロックを置くコードブロックに足し算コードブロックを置いた
ここまでのプログラムを実行してみる
ここまで作ったプログラムを試してみましょう。
少し遠くにかんたんないえ
を作るようにします。
-
変数 いえのいちx を 0 にする
コードブロックの数字を10
にする
変数の数字を変えた -
右下の三角ボタン(▷)を押して、コードビルダー画面を閉じる
-
T
キーを押してチャット画面を開く -
チャット画面で
easytwo
と入力する
チャット画面でeasytwo
と入力した -
x座標(ざひょう)の方向(
ひがし
)に10はなれたところにかんたんないえ
ができていることを確認する
かんたんないえ
が一つ(ひとつ)できた
関数(かんすう)を作る
これまでで、変数(へんすう)を使って、位置を変えてかんたんないえ
をつくることが できました。
一度に二つかんたんないえ
を作るには、関数(かんすう)を使うと便利(べんり)です。
関数(かんすう)を作っていきます。
-
サイドバーの
高度なプログラム
ボタンをクリックする。下に追加の機能(きのう)が出てくる。 -
サイドバーの
関数
(かんすう)ボタンをクリックして、関数を作成する
ボタンを押す。
関数を作成する
ボタン -
関数
(かんすう)コードブロックが出てくるので、名前をshouse
にする。s
はシンプル(simple
)のsのこと。
関数コードブロック -
easytwo
プログラムの中の家を作るコードブロックを、関数
(かんすう)コードブロックの中にドラッグ&ドロップする
かんたんないえ プログラムの引っ越し(ひっこし) -
ドラッグ&ドロップすると
関数
(かんすう)コードブロックは下のようになる。
引っ越し(ひっこし)が終わった -
サイドバーの
関数
(かんすう)ボタンをクリックして、呼び出し shouse
コードブロックをクリックする。
関数(かんすう)の呼び出しコードブロック -
呼び出し shouse
コードブロックをeasytwo
プログラムの中にドラッグ&ドロップする。
関数(かんすう)の呼び出しコードブロックを置いた -
変数 いえのいちx を 10 にする
コードブロックをコピー&ペーストし、easytwo
プログラムの最後に置く。数字を0
にする。
変数(へんすう)を変えるコードブロック -
呼び出し shouse
コードブロックをコピー&ペーストし、easytwo
プログラムの最後に置く。
関数(かんすう)の呼び出しコードブロック
作ったプログラムを試してみる
-
右下の三角ボタン(▷)を押して、コードビルダー画面を閉じる
-
T
キーを押してチャット画面を開く -
チャット画面で
easytwo
と入力する
チャット画面でeasytwo
と入力した -
かんたんないえ
が二つ(近くに1つ、10はなれたところにもう1つ)できていることを確認する。
かんたんないえ
が二つ(ふたつ)できた!
一度に二つ(ふたつ)のかんたんないえ
ができました!
64このいえをつくろう
一度に64このかんたんないえ
を 作ってみましょう。チャット画面でeasysixtyfour
と入力すると、かんたんないえ
が64こできるプログラムです
- コピー&ペーストをすると、できそうです
- 63回コピー&ペーストしないと作れないでしょうか?もっと少ない回数でできないでしょうか?
Discussion