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#AWSの見積もりをしてね!って言われた時に考えること (ストーリ―付き)

2021/03/18に公開

はじめに

この資料はAWSの見積もりをしてねって言われたときに一番最初に何を考えればいいかを自分なりにまとめたものになります。実際の見積もりは要件毎に多々あると思いますので、あくまで参考までに。また、実際の仕事を想定するため、ストーリ―形式にしてます。かなり長いのであらかじめご了承ください。

想定ケース

人物関係を以下のように想定します。

A: 会社の部長「技術ちょっとわかる」
B: 会社の上司「PM経験が豊富」
C: 自分(読者の方)「AWSある程度分かる」

物語

A:「ちょっとBくんいいかね」

B:「はい。部長」

A:「そういえば、全社プロジェクトのあれ、AWSで基盤作ることになったから、君のところのC君をつかって要件定義、設計にはいってくれる?とりあえずまずは想定見積もりからつくってくれ!PJ概要は〇〇ディレクトリにいれておこう」

B:「ふぇ!!、あのプロジェクトですか?承知しました。」

その後
teamsにてC君と日程調整したところ1時間後にMTGが決定

----1時間後

teams meeting
B,C: 「よろしくおねがいします。」

B:「早速なんだがCさん、君には、全社プロジェクトの〇〇をやってほしい」

C:「承知しました。ドキュメントってどこにありますかね?」

B:「〇〇〇だ」

C:「ありがとうございます。直近のタスク、私のメインの動き方はどうすればいいですか」

B:「基本的には上流メインのアサインとなるが、Cさんにはインフラメインで担当してほしい、直近はひとまず、要件定義、設計、費用見積もりとなる。会社の予算をとるためにすまないが費用見積もりを優先してほしい」

C: 「見積もりはいつまでに必要ですか?」

B: 「概算を1週間の金曜日13:00のMTGで連携してくれ」

C: 「承知しました」


C: 「さて考えるか・・確かあのプロジェクトの要件は・・・」

要件(簡易版)

  1. マイクロサービスアーキテクチャーとする、詳細な設計は未定
  2. Gitlab,cicd(linux,windows)のサーバーが必須
  3. DBはSQLserverとする

C: 「ふむ、なるほど・・・これだとEKSを使うことになりそうだな。EKSはクラスターをあつかうからとりあえず開発と本番で別VPCを切って使うから2台必要で・・・、kubernetesのワーカーノードはとりあえずEC2に乗せるとして、.largeか.xlargeくらいのを3台あればいいよな・・」
C: 「Gitlabとかはどのくらいのサイズいるかわからないからアプリチームにヒヤリングするとして・・・合計3台あればいいか」
C: 「DBはRDSとEC2が代表的だがどちらをとるのだろうか・・要件的にはRDSが良いが予算などを含めて選択肢を用意しておこう」
C: 「SQLserverはBYOLするのかな・・?一応EC2にもRDSにもライセンスが乗っているものがあったから両方用意しよう・・」
C: 「よし、考えがまとまったぞ」

No AWSservice 使用用途 OS インスタンスタイプ 費用(予想) ヒヤリング先
1 EC2 or RDS DB Amazon Linux2 未定 saving plansで1000,RDSは100万くらい DB担当者
2 EC2 Gitlab Amazon Linux2 2xlarge 300USD アプリ担当者
3 EC2 CICD Amazon Linux2 2xlarge 300USD アプリ担当者
4 EC2 CICD Windows 2xlarge 未定 アプリ担当者
5 EC2 workernode Amazon Linux2 xlarge 500USD アプリ担当者
6 EKS クラスター - - 146USD -
C: 「あとは、担当者にヒヤリングかけてこの表を完成させつつ、他の使いそうなサービスを整理してのせるか!」

まとめ

今回はAWSの見積もりをするときの初動についてまとめてみました。意外と言語化してみるとこんな作業をしているんだという気付きになりました。こういったことは言語化しづらいのですが、ストーリーで考えるとわかりやすいですね。
参考になれば幸いです。
ありがとうございました。

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