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Act 02. WindowsでPythonの環境構築とバージョン管理を行う

2024/10/19に公開

はじめに

Act 01. AIで外国為替を自動売買するまでの道のりをベースに学習を進めて行く。

今回はWindowsでPythonの環境を構築し、バージョン管理もできるようにしたい。
実際に開発していく時にバージョン管理が出来た方が色々楽そうだからしっかり学ぼう。

今回はWindows11にWSL2をインストールして、WSL上にPythonをインストールしていく。
※WSL2:Windows 10/11上でLinuxを動作させるための仕組みで、WSL(Windows Subsystem for Linux)のバージョン2

Pythonのバージョン管理はpyenvを使う。

基本的に他人の記事を参考にしていこうと思う。
良い記事は広めていこうということで…(すみません)

WSL2

以下の記事を参考にしたら出来た。削除されないことを祈る…。
Windows 11にWSL2をインストールする

一応やったことをメモしておく。

  1. コマンドプロンプトを開く

  2. 以下のコマンドを実行

    wsl --install
    
  3. インストールが開始されるので少し待機

  4. ユーザ名とパスワードを設定

  5. PCの再起動(しなくても良いかもだけど念のため)

以上

Python

まずはどのようにPythonのバージョン管理を行うのがよいか。
ChatGPTさんに質問してみるとpyenvを使用することが推奨された。

以下の記事も確認してみる。
Pythonのパッケージ管理ベストプラクティス

要件は無いしバージョンが管理出来ればいいから、とりあえず今回はpyenvにする。

基本的にはUbuntuにpyenvをインストールを参考に作業開始。

pyenvのインストール

記事が消えた時ように内容も残しておく。

  1. Ubuntu起動

  2. aptのアップデート
    ※パスワードが聞かれるからWSL2インストール時に設定したパスワードを入力
    ※apt:apt(Advanced Package Tool)は、UbuntuやDebian系のLinuxディストリビューションで使用されるパッケージ管理ツール。主にソフトウェアのインストール、アップデート、削除を行うためのコマンドラインインターフェースを提供する。

    sudo apt update
    
  3. pyenvインストールに必要なパッケージをインストール

    sudo apt install -y build-essential libffi-dev libssl-dev zlib1g-dev liblzma-dev libbz2-dev \
      libreadline-dev libsqlite3-dev libopencv-dev tk-dev git
    
  4. githubより、pyenvのクローンを行う

    git clone https://github.com/pyenv/pyenv.git ~/.pyenv
    
  5. bashか確認
    以下のコマンドを実行して/bin/bashと出力されればOK
    ※違う場合は⑥のコマンドが~/.bashrcじゃないから注意

    echo $SHELL
    
  6. .bashrcにpyenvの情報を追記し、.bashrcの再読み込みを行う

    echo '' >> ~/.bashrc
    echo 'export PYENV_ROOT="$HOME/.pyenv"' >> ~/.bashrc
    echo 'export PATH="$PYENV_ROOT/bin:$PATH"' >> ~/.bashrc
    echo 'eval "$(pyenv init --path)"' >> ~/.bashrc
    source ~/.bashrc
    
  7. pyenvのバージョン確認
    バージョンが出力されればOK

    pyenv -v 
    

PyenvによるPython環境導入

pyenvがインストールできたから、色々なバージョンのPythonをインストールしていこうと思う。
Pythonの導入もpyenvの記事を参考にしている。

  1. インストール可能なpythonのバージョンを出力

    pyenv install --list
    

    沢山出力されてうざったい場合は、以下のコマンドを推奨
    ※pypyやanacondaなどは出力されない

    pyenv install --list | grep -E '^[[:space:]]*[0-9].*$'
    
  2. Pythonのインストール
    ※5分くらいかかった
    ※3.12.7の個所はインストールしたいバージョンを指定する
    ※3.13-devなど、devがついているものはやめた方がいい

    pyenv install 3.12.7
    

    ついでに後で確認するため古いバージョンもインストールしてみる。
    ※気になる人だけ試してみてね

    pyenv install 2.7.16
    
  3. インストール済みのバージョン確認

    pyenv versions
    
    ### 以下、出力結果
    * system (set by /home/onishi/.pyenv/version)
      3.12.7
      2.7.16
    
  4. カレントディレクトリにて使用されるPythonのバージョンを確認
    ※カレントディレクトリ・・・今いるディレクトリ

    pyenv version
    
    ### 以下、出力結果
    system (set by /home/onishi/.pyenv/version)
    
  5. 全体(デフォルト)で利用するバージョンの設定
    ※3.12.7の個所は各々が②でインストールしたバージョンを指定する
     pyenv globalで設定後にバージョンを確認すると変わっている

    pyenv global 3.12.7
    pyenv version
    
    ### 以下、出力結果
    3.12.7 (set by /home/onishi/.pyenv/version)
    
  6. 特定のディレクトリ配下のみで利用するバージョンを変更
    適当にディレクトリを作成してそのディレクトリ配下はpythonのバージョン2.7.16を使用する
    ※ ./test配下はすべて2.7.16を使用することになる

    mkdir ./test
    cd ./test
    pyenv version    ### 3.12.7
    pyenv local 2.7.16
    pyenv version    ### 2.7.16
    
  7. testディレクトリの削除

    cd ../
    rmdir ./test
    
  8. 2.7.16の削除
    不要なバージョンは以下のコマンドで削除可能

    pyenv uninstall 2.7.16
    

さいごに

以上で環境構築とバージョン管理の完了。
pyenvって思った以上に簡単なのね。学習してみてよかった

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