Chord楽器のUI
コード楽器
ボタンを押すとコードが鳴る楽器。
★ キーボード配列図鑑みたいな感じで、UIを纏めたい気持ち。
(extern)
chord5
著名なゲーム作曲家であった故みじんこ(梅本竜)氏によるMMLマクロ。GUIなし。個人的にはHSPのデモ曲(night flyer)で存在を知った。
マクロで作曲補助までやるという発想がなかったので個人的にはかなり衝撃を受けた。コードに合わせた音階に自動調整できる。
Casiotone MT-40 (などキーボードの伴奏機能)
(↓ボタンでフィルイン等も可能というデモ、リバーブは本体になく追加のエフェクト)
家にあった。昔からこの手の電子キーボードは、伴奏機能が組込まれていて、左手側のbass用キーボードや足踏みキー等の手法でコードを選択して伴奏させることができた。
どちらのデモも同じ伴奏パターンを使っているが、このMT-40のこのパターンがかなりヒットした。社内制作らしい。
↑ Lerning Musicでも例として取りあげられていて、特徴的なベースパターンをWebブラウザ上でインタラクティブに確認できる
開発者インタビューが公開されている:
KORG OASYS (等のコードパッド)
伴奏機能の進化系としてキーボードにコードパッドが装備されることも多い。
(was: http://www.dtmm.co.jp/sp/archives/2005/03/korgoasys.html DTMマガジンは廃刊になってしまった)
複雑な編集をしてもリセットコントロールボタンをホールドしながらノブを触るとリセットされるなど、OASYSのUIには個人的にはかなり影響を受けた。
また、OASYSはPCアーキテクチャとLinuxを採用した楽器としてかなり先駆的な存在だった。
↑ のデモの最後で掛かるTeknosisも名曲だと思う
フォーラムに作者降臨している。
KAOSSPAD のようなX-YタッチUI
KORG KAOSSPADやKAOSSILATORはX軸方向に音階Y軸方向にフィルタやゲートタイム等をアサインしてX-Yパッドで音楽演奏が可能なようにしている。
BPMとスケール(使用する音階およびその巾、コード)は各レイヤで統一されているため、タッチ操作のみで一貫性のある楽曲展開が可能となっている。
TENORI-ONのようなX軸音階とY軸時刻はリアルタイムパフォーマンスに向かないという問題があり、これらのX-YタッチUIに比べて普及していないように見える。
SUZUKI OmniChord, QChord
説明書のスキャン:
マイコンを使用したクローンもある。
インディー系
↑ の T.ChordStrumと比べると、ボタンの数などにかなりバリエーションがあることがわかる。
RakuChord
InstaChord
Chordmonger
Mellotron
(Mellotronには単音だけでなく伴奏も存在した。UIはキーボードのまま。TBD。)
Optigan
光学ディスクを使用してバッキングを鳴らすことができる。サンプリング資産はiOS版やKontaktサンプルとして販売されるほか、ハードウェアクローンや 新作ループ まで販売されている。
↓ デモは必聴。70年代のループ素材をこの音質で聴ける。
ファミリーコンポーザー (東京書籍、後のトンキンハウス)
ディスクで大容量(当時)セーブが可能になったことを生かした作品。画面にはMIDIの表記はあるが実際には当然MIDIではない。ファミコンの同時発音数の制約から、
- 矩形波1 -- コード上
- 矩形波2 -- コード下
- 三角波 -- ベース
- ノイズ -- リズム ← ここまではリズムパターンで決まった伴奏のみ
- ディスクシステム音源 -- キーボード ← ユーザが自由に設定できるのはこれ
というアサインで固定されている。
似たようなまとめを自分も作っていた・・
YAMAHA QR10
- https://jp.yamaha.com/products/music_production/music_sequencers/qr10/index.html
- https://jp.yamaha.com/files/download/other_assets/6/316586/QR10J.PDF - 説明書
QY10、QY20の流れを引く、 "QはQでもQR" のコピーで宣伝された。93年発売。ポータブルQYシリーズはVHSビデオサイズの筐体だったが、QR10はスピーカーを内蔵しより単体指向になっている。
QRとは左右が逆転しているが、コードパッドとしての鍵盤とコードタイプキーを備え、鍵盤でコードのルートを指定できる。