Chromecast with GoogleTV はWi-Fi Easy Connectを受けられるメモ
AndroidTVのテスト機材としてChromecast with GoogleTVを持ってるけど、それがWi-Fi easy connectに対応していることに気付いた。
Wi-Fi easy connectはセキュリティ都合で廃止されたWi-Fi Protected Setup(WPS)の後継で、Wi-Fiのパスワードを入力せずにデバイスをセットアップできる。要はBluetoothのようなペアリングプロトコルに相当する。
... 今キャプチャ環境ないから画面は出せないけど。。
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デバイスにWi-Fiを設定するのは難しい問題で、デバイスにカメラが付いているならWi-Fi QRコードが、
そうでない場合は例えば一旦デバイス側がアクセスポイントになってUIとなる携帯電話を繋がせるといった手法がある。
標準手順はGoogle Homeアプリ
Chromecast with Google TVはいわゆるスマートスピーカーと同様のセットアップ手順でWi-Fiを設定できるが、これにはパスワードの入力が通常必要になる。
(Googleのヘルプサイトはスクリーンショットを載せていない)
Wi-Fi Easy Connectによる設定
ChromecastがTVにQRコードを表示し、それを携帯電話で読み取る形式となる。この場合、電話はAndroid10以降である必要があり、iOS機材は使用できない。
電話では 設定 → インターネット → (SSIDを選択) → デバイスを追加 からQRコードの読み取り画面に遷移できる。
"Wi-FiをQRコードで設定" の混沌
Androidの場合QRコードでWi-Fiをセットアップする手法が2つあることになる。
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WIFI:
で始まる文字列のQRコード -- https://github.com/zxing/zxing/wiki/Barcode-Contents/1052ada88a5b0a0cd40261ee31b997e17db4686c#wi-fi-network-config-android-ios-11 -
DPP:
で始まるWi-Fi Easy ConnectのQRコード
WIFI:
のコードは、Wi-Fiパスワード自体をQRコードにする規格で、 パスワードを 知っている デバイスが表示し、パスワードが直接書かれている。ただしパスワード以外の方法(WPA2 Enterprise)にも対応はしている。Androidは、表示と読み取りの両方に対応しており、iOSは読み取りに対応している( 生成させることもできなくもない )。
DPP:
のコード、つまりWi-Fi easy connectのコードはパスワードを 知りたい デバイスが表示でき、内容は公開鍵となっている。Androidは読み取りにのみ標準対応している。iOSは現状では表示も読み取りも対応していない。
wpa_supplicantもサポートしている