Chapter 06

Linux基礎コマンド(ネットワーク管理)

おでん
おでん
2021.07.20に更新

ネットワークインターフェース設定ファイル

ネットワークインターフェース設定ファイルとは、Linux上でネットワークの管理を行う設定ファイルです。
つまり、IPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイなどの設定が行えます。
rootユーザのみが読み書き可能です。
ネットワークインターフェース設定ファイルは、以下のファイルパスにあります。

/etc/syscnfig/network-scripts/ifcfg-...

まずは、lsコマンドでファイルパスを確認してみましょう。
「...」はいくつかあるので、ワイルドカードの「*」を使用します。

$ ls /etc/syscnfig/network-scripts/ifcfg-*
/etc/syscnfig/network-scripts/ifcfg-ens5
/etc/syscnfig/network-scripts/ifcfg-eth0
/etc/syscnfig/network-scripts/ifcfg-lo

「ifcfg」以降の文字列が、「ens5」「eth0」はNICの設定ファイルです。(ens5・eth0は異なる可能性あります)
「lo」はOS自身の設定ファイルです。

NICの設定ファイルの中身をlessコマンドで見てみましょう。(lo以外の設定ファイルを指定)

$ less /etc/syscnfig/network-scripts/ifcfg-ens5

出力される書式は以下の通りです。

設定項目名=設定されている値

出力される主な設定項目は以下の通りです。

設定項目名 Head
DEVICE デバイス名
ONBOOT ネットワーク通信できるかどうか
BOOTPROTO IPアドレス設定方法の指定(none:初期、dhcp:自動、static:手動)
IPADDR IPアドレス
NETMASK サブネットマスク
GATEWAY デフォルトゲートウェイ
DNS1 DNSサーバのIPアドレス

しかし、この設定ファイルを編集するのは、タイプミスなどのリスクがあります。
そこで、ネットワーク管理設定ファイル以外でネットワーク管理ができるものがあります。
それがTUI(テキストユーザインターフェース) というツールです。
下記コマンドで実行できます。

nmtui

TUI(テキストユーザインターフェース)を起動する。

$ nmtui

TUIに関しては、以下のサイトが参考になります。

https://toto-blend.hatenablog.com/entry/20200706-it

ip (オブジェクト) (サブコマンド)

コンピュータのネットワーク設定情報を管理する。
オブジェクトには管理対象として、以下のいずれかを指定する。

オブジェクト名 管理対象
addr ネットワークデバイスのIPアドレス、サブネットマスク
route ネットワーク経路情報(デフォルトゲートウェイ)

サブコマンドは一般的に表示するための「show」を使用する。

サブコマンド名 機能
show ネットワーク設定情報を表示する
$ ip addr show

/etc/resolv.confファイル

名前解決を行うファイル。DNSサーバの設定を確認できる。
DNSサーバのIPアドレスは、ネットワークインターフェース起動時にOSによってifcfgファイル記載の情報を、resolv.confファイルに反映させているため、resolv.confファイルを編集することはNG。
編集する場合は、nmtuiコマンドでTUI上で行う。

ifconfig

ネットワークインターフェースを管理する。
IPアドレスとサブネットマスクを確認できる。デフォルトゲートウェイとDNSサーバは確認できない。

$ ifconfig

ping (引数)

通信疎通確認する。引数には、通信先のIPアドレスまたはFQDN(ドメイン名)を指定する。
無制限に実行するため、「Ctrl + c」で中止できる。

$ ping 192.168.00.0

ssh (引数)

リモートログイン(物理的に離れたコンピュータへネットワークを利用して接続)する。
引数には、リモートログイン先の「ユーザ名@IPアドレス(もしくはFQDN)」を指定する。

$ ssh testuser@192.168.00.0

ログインできたかどうかの確認として、以下の2つのコマンドでユーザ名とIPアドレスを確認する。

$ id
$ ip addr show

who

ログインユーザを一覧で出力する。

$ who

scp (オプション) (引数①) (引数②)

リモート・ローカル間でファイル・ディレクトリの複製を行う。
引数①が複製元ファイル・ディレクトリパス、引数②が複製先ファイル・ディレクトリパス。
引数がリモートであれば、以下のように指定する。
「ユーザ名@IPアドレス(もしくはFQDN):ファイルパス(もしくはディレクトリパス)」
主なオプションは以下。

オプション名 機能
-p タイムスタンプも含めて複製する
-r ディレクトリも含めて複製する
$ scp -r testuser@192.168.00.0:/test/file ./

まとめると、以下のようになる。

  • ローカル → リモート : アップロード
  • リモート → ローカル : ダウンロード