#50 Windows版LINEの改行/送信設定を変更する方法
概要
Windows版のLINEは、Shift+Enterで改行、Enterで送信ですが、他チャットツールで慣れ親しんだ改行設定と統一させたかったので、Enterで改行、Ctrl+Enter で送信になるようカスタムしました。
その手順を解説します。
手順1: Enterを改行にする
一応、LINE公式でも改行設定を用意してくれています。
設定→トーク→送信方法 の欄が、デフォルトだと「Enter」になっていますが、
ここを「Alt + Enter」に設定すると、Enterが改行、Alt + Enterで送信になります。
Alt + Enter で送信でよい人はこれだけでOKです!
私の場合は、Ctrl + Enter で送信したいのでもう少し手を加えます。
手順2: Ctrl + Enter を Alt + Enter にリマップする
ざっくりと書くと、LINE起動中に Ctrl + Enter が押されたとき、コンピュータにAlt + Enterが押されたと勘違いしてもらいます。
これには、AutoHotkey というフリーソフトを使います。
こちらはスクリプトを書くことでキー入力を自由にカスタマイズできるソフトで、Windowsでキーカスタマイズをするときの定番の選択肢の一つです。
公式サイトからインストーラーをダウンロードしてインストールしましょう。
続いて、実行するスクリプトを用意します。
lineCustom.ahk
というファイルを作って、中身にこのように書いてください。
※ファイル名はなんでもよいですが、拡張子は.ahkにする必要があります
#SingleInstance force ; スクリプトの多重起動防止
#IfWinActive,ahk_exe LINE.exe ; LINEを開いているときだけ
^Enter::!Enter ; Ctrl + Enter を Alt + Enter に置き換える
#IfWinActive
あとは、作成したこの lineCustom.ahk
をクリックして実行するだけで、
LINEが Ctrl + Enter で送信できるようになるはずです。
※ちなみに、Alt + Enter の抑止を入れていないのでAlt + Enter でも送信されます。
手順3: AutoHotkeyファイルをスタートアップに登録する
手順2で作成した lineCustom.ahk
ですが、このままだとPCを起動したときに毎回手動で実行しないといけません。
そこで、スタートアップに登録して、PCが起動したときに自動で lineCustom.ahk
が実行されるようにします。
まず、エクスプローラーのアドレスバーにshell:startup
と入力してEnterを押します。
すると、スタートアップのフォルダに遷移するので、lineCustom.ahk
をここに移動します。
これで、PC起動時に自動でlineCustom.ahk
が実行されるようになります。
以上で完了です。
最後に
以前の記事でGoogle Chatの改行設定を変更しましたが、今回はLINEの改行設定を変更してみました。
やりたいことは一緒でしたがアプローチが違って面白いですね。
実はDiscordの改行設定も気になっているのですが、今回のLINEの対応からもう一工夫必要な気がしているので、
気が向いたらやってみようと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
参考
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