2日目:Eclipseで使えるメトリクス計測ツール
はじめに
このAdvent Calendarでは、過去に私が書いたテストや品質に関する記事の紹介をします。
本日紹介する記事はこちらです。
掲載日:2006年6月10日
掲載メディア:@IT(アイティメディア株式会社)
生成AIによる要約
この記事は、Eclipseで利用できるメトリクス計測ツールを紹介しています。ソースコードの複雑度や依存関係などを定量的に把握し、品質向上や保守性改善に役立てる目的を解説しています。紹介ツールは Eclipse Metrics Plugin(2種類), CAP, JDepend4Eclipse の4つで、それぞれ計測できるメトリクスや得意分野が異なります。特に複雑度、凝集度、依存関係、循環依存の検出などが重要視され、Eclipse上での可視化や警告表示、レポート出力機能を比較しています。静的にソースコードを分析することで潜在的な品質問題を早期に発見できる点を強調しています。
記事に対する補足、訂正、最新情報など
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1日目に紹介した「Eclipseテストツール活用の基礎知識」と同様に、この記事も「Eclipseで使えるテストツールカタログ」連載の一つです。この連載では、私が第1回と今回紹介する第3回を担当しました。ほかのメンバーが執筆した以下の記事も併せてご覧ください。
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この記事で紹介している4つのツール(Eclipseプラグイン)のうち、Eclipse Metrics Plugin(Team in a Box)は提供元サイトが消滅しており、現在は利用できない可能性があります。残り3つについては、以下に最新のリンクを記載します。
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これら3つはいずれも更新が長期間止まっており、最新のEclipseでの動作は保証されません。近年では以下のような代替ツールがあります。
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また、静的解析でよく使われるSonarQubeについては、EclipseプラグインのSonarLintではメトリクス計測ができませんが、サーバー側のSonarQubeでは多数のメトリクスを扱えます(一覧はこちら[英語])。
さいごに
執筆当時は、こうしたメトリクスを調査・分析する機会が多く、さまざまな計測ツールを試しながら研究を進めていました。現在は利用頻度こそ減りましたが、メトリクスへの関心は変わりません。ソースコードのメトリクスは、値が悪くてもすぐにバグにつながらないため軽視されがちですが、保守性の観点では後々効いてきます。メトリクスを意識したプログラミングがもっと広がっていくことを願っています。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。明日の投稿もどうぞお楽しみに。
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