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Nstockエンジニア合宿 #2 レポート

2024/09/27に公開

こんにちは🌞Nstock エンジニアのretu(@fukuiretu)です。

本記事は、先日Nstockのエンジニア全員参加で実施した、エンジニア合宿のレポート記事になります。
(エンジニア合宿の実施は、前回から約2年振りとなります👏)

本記事を読んでいただくことで、

  • Nstockのエンジニアの人となり
  • Nstockのエンジニアが大事にしていること

を中心に、少しでもNstockのことを知ってもらえれると嬉しいです!

1. 合宿の目的

2024年8月、Nstockのエンジニアは7名 → 10名となりました。現在(2024年9月)、エンジニアは以下の2つのチームに分かれて業務を行っています。

  • 株式報酬SaaS事業(4名)
  • セカンダリー事業(6名)

今回の合宿の目的は、相互理解(認知の相互理解 → 仲間の相互理解)を深め、コミュニケーションをより円滑にすることです。そのため、普段とは異なる環境でリフレッシュしつつ、各メンバーが自分の考えを自己開示し、意見交換を行う場として合宿を実施しました!

やっていき💪

※合宿会場は、Nstockにゆかりのある方に提供のご協力をいただきました!詳しく知りたい方は直接お話しましょう!

2. スケジュール

1日目はワークショップが中心、2日目はアクティビティが中心とした以下のスケジュールを組みました!

1日目

# トピック
1 軽井沢へ移動
2 昼食
3 ワークショップパート
4 夕食・懇親
5 自由時間

2日目

# トピック
1 朝食
2 アクティビティ: 森散策
3 カフェで休憩
4 昼食
5 お土産
6 アクティビティ: ツリートレッキング
7 東京へ移動

3. ワークショップパートの紹介と成果

本合宿の目玉の一つであるワークショップパートは以下のようなアジェンダを組みました。
(Presented by jaga AND kakkie)

# トピック
1 ラジオ体操
2 ワークショップ1: あなたの最も大事な役割はなんですか?
3 ワークショップ2: エンジニアのミッション・バリューって必要?
4 ワークショップ3: 象、死んだ魚、嘔吐

ラジオ体操

ワークショップに備えてまずは準備運動👯‍♂️


jaga sanによる開幕宣言


意外と難しいラジオ体操第二に苦戦する大人たち

ワークショップ1: あなたの最も大事な役割はなんですか?

背景

組織やカルチャーについて議論を進める前に、エンジニアとしての基本的な役割を再確認し、お互いが大切にしている役割を理解し合うことが必要だと考え、1つめのワークショップとして実施しました。

やったこと

個人の最も大事な役割の共有

「Nstockのミッション達成に向け、あなたの最も大事な役割はなんですか?」という問いに対し、各自が自分の考えをまとめて発表しました。

エンジニア全員が担うべき大事な役割の特定

「Nstockのエンジニア全員が担う大事な役割を3つ以内であげてください」という課題に取り組み、チーム全体で意見を出し合いました。

ワークショップの成果と今後の活用


チームごとにFigJamに書き出した成果物

このワークショップを通じて、各メンバーの価値観や自身が担いたい役割を明確に洗い出すことができました。このアウトプットを活用することで、

  • 具体的なアサインメントの決定に役立て、メンバーのキャリアアップを促進する
  • 組織内で不足しているスキルを可視化し、チーム全体の強化につなげる

ことが可能になると考えています。

また、定期的にこのようなワークショップを開催し、互いの変化に気づけるようにしていければと思っています!

ワークショップ2: エンジニアのミッション・バリューって必要?

背景

これまで、エンジニア組織としてのミッションやカルチャーについて話し合ってきました。しかし、具体的なミッションやバリューを策定するまでには至っていません。普段、10割どちらかの立場になって議論することはほとんどありませんが、「あえて全振りで臨んでみよう」ということで、

「エンジニアのミッション・バリューは作った方がいいのか?」
「それとも、作らない方がよいのか?」

上記の問いに対し、ディベート形式でのワークショップを実施しました。

やったこと

1. チーム分け

メンバーを 「作る派」「作らない派」 の2つのグループに分けました。

2. ディベートの準備

各グループで議論のポイントを整理し、主張をまとめました。

3. ディベートの実施

「作る派」 は、エンジニアのミッション・バリューを作るメリットや必要性を主張し、
「作らない派」 は、作ることによるデメリットや懸念点を述べました。

ワークショップの成果と今後の活用


ディベート前後で大きな変化はなかったが、やや中庸になっている

ディベート後、全員で議論を振り返り、各意見の理解を深めました。各チームの主張はまとめると以下の通りでした。

「作る派」の主張

  • 方向性の明確化
    • ミッション・バリューがあることで、チームとしての目指すべき方向性が明確になる。
  • 一体感の醸成
    • 共通の価値観を持つことで、チームの結束力が高まる。
  • 意思決定の基準
    • エンジニアリング視点での意思決定について、人依存での振れ幅を小さくできる。
  • 採用と育成の効率化
    • 共感する人材を採用しやすくなり、組織文化に合った人材の育成が可能。

「作らない派」の主張

  • 柔軟性の確保
    • 固定的なミッション・バリューがない方が、市場の変化や技術革新に柔軟に対応できる。
  • 個人の自主性の尊重
    • 各エンジニアが自分の価値観やスタイルで貢献できる環境が望ましい。
  • 形骸化のリスク
    • 全社のミッション・バリューと整合性を取りつづけなければらない。
    • ミッション・バリューが形だけのものになり、実際の行動に反映されない可能性がある。

今回のディベートで得られた意見やアイデアを基に、エンジニア組織としてのミッション・バリューをどうするか再検討し、必要であれば、全員が納得できる形で策定を進めていきます!

ちなみに、ディベートの勝敗は 「作る派」 の勝利で幕を閉じました🏆

ワークショップ3: 象、死んだ魚、嘔吐

背景

根本的な問いが生まれたときに、遠慮なくコミュニケーションできる、より強固な心理的安全性のある組織を目指すべきと考えています。

  • 1対1では話せるけれど、全員がいる場だと話しづらい…
  • チーム内では話しやすいが、チームをまたぐと話しにくい…
  • 「多分こういう背景があるのだろう…」と思って遠慮してしまう…
  • 信頼関係が深まるまで話しづらい…

これらの課題を解決し、メンバー全員が遠慮なく意見や疑問を共有できる組織を目指すこと。同時に、今思っていること/考えていることを吐露することでモヤモヤを解消することを狙い、本ワークショップを実施しました。

象、死んだ魚、嘔吐とは?

  • 象(Elephant in the room):口に出さないけれど全員が知っている真実。
  • 死んだ魚(Dead Fish): 一見うまくいっているが、ほっておくと事態が悪化しかねないこと。
  • 「嘔吐」: いわゆる「ぶっちゃけ」。

これらのテーマを通じて、普段は話しづらいことや見過ごされている問題をオープンに共有し、チームの信頼関係を強化することを目的とした振り返りのフレームワークです。

参考:

やったこと

1. 個人ワーク

発表前に、各自が「象」「死んだ魚」「嘔吐」について考え、思考を整理しました。

2. セッションの進行

メンバー全員で輪になり、セッションを進めます。
全メンバーが1つずつ話していけるよう以下の流れを繰り返しました。

また、このパート情報が残らないことで話すことのハードルを下げるためメモを取りません。

2-1. ボールを使った発言の開始

ボールを受け取った人が、「象」「死んだ魚」「嘔吐」の中から話したいテーマを選びます。

2-2. 内容の共有と深掘り

チームメンバーが質問を行い、内容を深掘りします。

2-3. エンディングの掛け声

ある程度まで深掘りが進んだら、発表したトピックに合わせて、
「象おおおおお!」「死んだ魚ああああ!」「嘔吐おおおおお!」
と叫び、全員で拳を突き上げて叫びます。

2.4 次の人へボールをパス

次に話してほしい人にボールをパスをします。

ワークショップの成果と今後の活用

個別具体の話は避けますが、開発の進め方や今後の組織の方向性についての話をする方が多数でした。抽象化すると成果と活用については以下の通りとなります。

成果

自己開示による信頼関係の強化

メンバー全員が、普段は言いづらい内容を正直に自己開示することができました。お互いの理解と信頼が深まり、心理的安全性の向上にも寄与したと考えています。

組織改革への議論の種の創出

自己開示を通じて、組織をより良い方向へ導くための具体的な議題やアイデアが生まれました。これらの議論の種は、今後の組織改革やプロダクト推進に活かしていけると考えています。

今後の活用

生まれた議論の種の具体化

ワークショップで出てきたアイデアや課題について、具体的なアクションプランを策定し、実行に移していきます。これにより、組織全体のパフォーマンス向上や心理的安全性の維持/向上につなげていければなと!

社内への波及効果

ワークショップの内容を社内で共有したところ、「やってみたい」という声が多数寄せられ、評判が良かったため、他のチームに対しても開催支援するなど波及させていきたいと考えています!

4. 参加者の声

参加者のリアルな感想をいくつか紹介します!

良かった

  • テーマは多岐にわたり、進行もグダグタになることもなく、準備もしっかりされていてとてもよかったように思いました!ありがとうございます!
  • 腹の底にあるものをみんなで話せてよかった!
  • 天気がなんとか持ったこと。みんなよしなにやってくれたり、こうしませんか、という意見をくれたこと。

のびしろ

  • ディベートはあんまりやったことなかったので、お作法がわかる人に入ってもらったらもっとよくなってたかも。
  • 最後は時間が足りなくなってしまったので、もう少し長めにとっておいた方が良いかも。
  • 思ったより森が小さかったことは調査不足だった。ツリートレッキングは高いところが苦手な人への配慮が必要だったかも。

5. 結びに

『1対1で牛島に勝てる奴なんか北一には居ねえよ!!
けどバレーはコートに6人だべや!!相手が天才1年だろうが牛島だろうが
6人で強い方が強いんだろうがボゲが!!!』

ハイキュー!! 青葉城西高校 岩泉一

最後は、個人的に大好きなハイキュー!!の名言で締めさせてください🙏

岩泉君の言葉にあるように、一人でできることには限りがあります。しかし、組織で強くなれば、その可能性は無限に広がります。

Nstockでは、エンジニア全員が事業を進めるために、より良い組織を作ることの重要性を理解しており、組織づくりに必要な時間と労力を惜しみません。
(例えば、全員がカジュアル面談/採用面接に関わっています)

もちろん、得意なことや不得意なことは人それぞれです。今後組織が拡大していくにつれ、個々のWillやCanに合わせて分業が進むかもしれません。しかし、全員が組織を良くしていこうという方向を向いていくことは今後も揺るがないところかなと思っています!

プロダクト開発だけでなく、組織づくりにも関わっていきたい。そんな思いをもったエンジニアの方、ぜひお話をさせてください🔥

https://herp.careers/v1/nstock/THyyh62L_Zkc

https://recruit.nstock.co.jp/requirements

また、エンジニア合宿をテーマにしたラジオも公開する予定です。気になる方はラジオも聴いて頂けると嬉しいです📻

https://open.spotify.com/show/0m4TGTqbD6AuHFOrIbpkxx

おまけ: 写真で振り返る思い出

Nstockの雰囲気が伝わると思います!ぜひトグルを開いて覗いていってください📷

合宿の地へ移動


みんなちゃんと時間通りに集合し、幸先良し!


日差しは強いけど東京と比べて湿気が少なく涼しい!


宿に無事到着!素敵すぎるー!

昼食


冷しゃぶ弁当!お肉柔らかくて美味しかった!!

夕食・懇親

夕食はカレーとすき焼きをみんなで分担して作りました🍴


10人分の食料品と飲料品を買い出し


雰囲気で役割分担してみんな率先して動いていた


飴色になるまで丁寧に玉ねぎを炒めるカレーニキ


完成したカレーは絶品!


すき焼き奉行が振る舞ってくれたすき焼きも絶品でした!

お酒を交わしながら熱い議論


?????


熱い議論は明け方4:00まで続いた(冗談抜きでずっと真面目な話をしてました)

朝食


カレーニキ、カレーうどんをこしらえる!


カレーうどんの他、トースト、サラダ、ハム、ウインナー、ベーコン、スクランブルエッグなど、王道的朝食メニューを美味しくいただきました!

アクティビティ: 森散策


熊を警戒しながら無事に完走!

カフェ


空間デザインも素敵でコーヒーも美味しかった!つい時間を忘れて長居してしまいました。

昼食

お土産

アクティビティ: ツリートレッキング

東京へ移動


やりきった表情の皆さん!!

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