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2024年2月1日以降、AWSのパブリックIPv4に料金が発生する
元ネタ
なかなかのインパクトだと思います
まとめ
- 2024年2月1日よりAWSの提供するパブリックIPv4アドレスが課金対象となる
- パブリックIPv4アドレスの使用を簡単に監視、分析、監査できるツール「Public IP Insights」がリリースされたため、状況の把握に役立てよう
- IPv6の利用を検討しよう
要約(というか訳した結果の羅列...)
- 2024年2月1日より開始
- サービスに接続されているかどうかにかかわらず、すべてのパブリックIPv4アドレスに対して1時間あたりIPあたり0.005ドルが課金されるようになる
- パブリックIPの種類
- EC2のpublic IPv4:課金対象
- Elastic IP:課金対象
- AWSサービスが使用するpublic IPv4:課金対象
- BYOIP addresses:対象外
- 希少なリソースであるIPv4の利用を削減し、IPv6の利用を促進するため
- 対象リソースはこちらに記載されています
- 変更のマトリクスは以下となる
PublicIPの種類 | 現在の価格/時 (USD) | 2024年2月1日以降の価格 (USD) |
---|---|---|
publicipv4を利用するリソース | 課金なし | 0.005 |
2つめ以降のEIP | 0.005 | 0.005 |
EC2に紐付かず放置されたEIP | 0.005 | 0.005 |
- 月額は1つのpublic IPv4でだいたい
$3.6
- EC2のFree TierにパブリックIPv4アドレス利用が組み込まれる
- 2023年7月28日より、AWSコストおよび使用状況レポート(CUR)にパブリックIPv4アドレスの使用量が組み込まれる
- 価格変更されたらコストエクスプローラでも状況を確認出来るようになる
- AWSでIPv6を使用する方法を薦めるから見てね
- 今年の6月にアップデートされた
EC2 Instance Connect
を使用すれば、外部からパブリックIPv4でアクセスする必要がない - Amazon VPC IP Address Managerサービスで、
Public IP Insights
が使用出来るようになった- パブリックIPv4アドレスの使用を簡単に監視、分析、監査できるツール
- AWSでパブリックIPv4アドレスを最大限に活用する方法の詳細については以下を確認してほしい
所感
- EC2だけでなく、EIP、ALBも課金対象か...
- 個人でAWSを使う身としてはしんどい...
- NATGWも地味に課金対象ですね
- いままであまり意識してこなかったけど、IPv6についても意識を向けなくてはですね
-
Public IP Insights
は見やすくて便利、パブリックIPv4の洗い出しに利用する
Public IP Insightsの様子
publicipv4、EIP、それの利用状況がすぐにわかります
よいですね
AWSの提唱するベストプラクティス
- サブネットでパブリックIPv4アドレスの自動割り当てを無効化する
- EC2起動時にパブリックIPv4アドレスの自動割り当てを無効化する
- パブリックIPv4を持っているが、インターネットに出る必要のないリソースを精査する
- VPC内のリソースへのリモートアクセスに
EC2 Instance Connect
を使用する - インバウンドのインターネットトラフィックには
Elastic Load Balancers
またはAWS Global Accelerator
の使用を検討する - アウトバウンドのインターネットトラフィックには
NAT Gateway
を検討する- ひとつのパブリックIPを集約できるため
コストサンプル
Public IPv4をもったEC2が100台
100 EC2 Public IPs x $0.005/IP/hour x 730 hours/month = $365/month
InternetFacingなALBのパブリックIPv4
NAT Gatewayも同じですね...
$0.005 / IP / hour x 730 hours x 2 ALB Elastic IPs = $7.30/month
このスクラップは2023/07/29にクローズされました