GitHub 連携から始める Zenn 入門
はじめに
Zenn で投稿を始める前に、GitHub[1] を利用してコンテンツを管理するよう 変更する 手順については、次のような記事が公式に用意されているので、そちらを見れば分かりますし、
ローカルでの 記事の作成方法 などについても、次の記事の通りに進めていけば、基本的に問題ないかとは思うのですが、
記事を作成する練習も兼ねて、自分なりに、改めて簡潔にまとめ直してみました。
表現の違いなどにより、人によっては分かりやすいと思ってもらえるかもしれませんし、何かしら、誰かの助けにでもなれば幸いです。
前提条件として、GitHub アカウントと、Zenn にログインするための Google アカウントは、すでに作成してあるものとし、
ちなみに、本記事における動作確認環境のベースは「 macOS Big Sur 」なので、その点についても、念のため、ご留意いただければと思います。
GitHub と連携する手順
-
まず、GitHub にログインして、連携用に、例えば「 zenn-connects 」というような、空のリポジトリを作成しておきましょう。
-
次に、Zenn にログインし、Deploys ページにアクセスして、そこにある「 リポジトリを連携する 」ボタンを押します。
- GitHub の認証画面に進んだら「 Only select repositories 」を選択した上で、最初に作成しておいたリポジトリを選ぶと、次の画像のような状態になるはずなので、先へ進みます。
- すると、先ほどの Deploys ページが、次の画像のように変わり、
例えば、デフォルトでは「 main 」ブランチに、ファイルを psuh すれば、投稿ができるようになっているはずです。
逆に、Zenn の Web ページからは、もう投稿ができなくなっているので、注意してください。
ただし、見ての通り、画像のアップロードはココからできて、記事に埋め込めるリンクが簡単に取得できるので、覚えておきましょう。
ローカルで記事を作成する準備
GitHub と連携できたのは良いけれど、目の前にあるのは、空のリポジトリだけ。これでは、どうして良いか分かりませんよね。
そこで、是非とも導入すべきなのが「 Zenn CLI 」というツールで、次の公式の記事を読めば、大体、分かるかとは思うのですが、
一応、ローカルでのセットアップから、基本的なコマンドの実行まで、自分で試してみた様子を紹介しておきます。
- まず、インストールについては、ターミナルを起動し、以下のようにして実行しました。
% npm -v
7.19.1
% npm init --yes
Wrote to /Users/normalsalt/Documents/zenn-connects/package.json:
{
"name": "zenn-connects",
"version": "1.0.0",
"description": "",
"main": "index.js",
"scripts": {
"test": "echo \"Error: no test specified\" && exit 1"
},
"repository": {
"type": "git",
"url": "git+https://github.com/normalsalt/zenn-connects.git"
},
"keywords": [],
"author": "",
"license": "ISC",
"bugs": {
"url": "https://github.com/normalsalt/zenn-connects/issues"
},
"homepage": "https://github.com/normalsalt/zenn-connects#readme"
}
% npm install zenn-cli
added 203 packages, and audited 204 packages in 12s
8 packages are looking for funding
run `npm fund` for details
found 0 vulnerabilities
npm notice
npm notice New minor version of npm available! 7.19.1 -> 7.20.0
npm notice Changelog: https://github.com/npm/cli/releases/tag/v7.20.0
npm notice Run npm install -g npm@7.20.0 to update!
npm notice
- これで、次のようなコマンドを実行するだけで、記事を配置するために必要な
articles
ディレクトリなどが自動的に生成され、
% npx zenn init
🎉 Done!
早速コンテンツを作成しましょう
👇 新しい記事を作成する
$ zenn new:article
👇 新しい本を作成する
$ zenn new:book
👇 投稿をプレビューする
$ zenn preview
% ls
README.md articles/ books/ node_modules/ package-lock.json package.json
- 以降は、簡単なコマンドから記事の作成が始められるので、慣れれば非常に便利そうです。
% npx zenn new:article --slug github-zenn-introduction
created: articles/github-zenn-introduction.md
マークダウン記法については、次のページに目を通しておきましょう。
- そして、ローカルで記事を作成していく上で気になるのが、プレビューの仕方ですが、
次のようなコマンドを実行すれば「 Zenn Editor 」という専用のページが、http://localhost:8000 のような URL で、ブラウザから見られるようになります。
% npx zenn preview
👀 Preview: http://localhost:8000
ご確認いただけたでしょうか?
それでは、記事を作成して、どんどんリポジトリに push していきましょう! その際、ブランチ名には注意してくださいね。
% git branch -M main
% git push -u origin main
最後に、本記事を含むリポジトリへのリンクも張っておきますので、ご参考までに。
おわりに
Git でコンテンツを管理していく、主な利点としては、バージョン管理ができるのはもちろん、一応、プルリクエストを受け付けたりもできるようになるわけですが、
そうでなくとも、最低限、バックアップとして、とても 安心感 がありますよね。
今の時代、デジタルの世界では何があるか分かりませんし、サービス本体のサーバーにだけでなく、ローカルにも GitHub にも、バックアップを確保しておくということは、
物書きの中でも、特に意識の高い人にとっては、もはや基本になりつつあるかもしれません。
そこに 資産を貯めていく というような意欲にも、つながってくるのではないでしょうか?
また、一度書き上げたら終わりというものでもなく、特にテック系の記事については、日夜アップデートを重ねていくことも大切で、
そうなってくると、やはり、バージョン管理は、ほとんど必須です。
技術の進歩も、ゆくゆくは、より良質な記事だけが生き残っていくという 自然淘汰 をネット上で実現してくれると信じて、お互い、精進してまいりましょう!
Discussion