【合格体験記】約1ヶ月で未経験から基本情報技術者試験に合格!| 新米エンジニア11号の合格体験記
"Hello World!"、新米エンジニア11号です。
今回は自分が約1ヶ月で基本情報技術者試験に独学で一発合格した際の体験記についての記事です。今回は、特に自分が合格するために行なった勉強方法について紹介します!
はじめに
私は大学院生の時に基本情報技術者試験に挑戦し、一発合格を果たしました。私が基本情報技術者試験を受けたのは、2023年8月なのでCBT移行後になります。
受験結果は科目A、科目Bで70%を超えるという結果で終わりました。個人的には科目Aが試験を解いた感触よりも点数が低かったので、少し焦った記憶があります。
そもそも基本情報技術者試験って?
基本情報技術者試験とは、ITに関連する国家試験の1つです。基本情報技術者試験は「ITエンジニア登竜門」とも呼ばれ、ITエンジニアを目指す上で取得しておくべき資格と言われています。以前までは年2回しか試験が行われていませんでしたが、2023年4月からはCBTに移行し、通年開催になりました。
合格率は令和5年度[1]では約47%であり、単純に考えると2人に1人が合格していることになります。
(ちなみに、私のような大学院生のみの合格率に絞ると、約80%ほどの合格率になります。ITパスポートと同様に大学院生の合格率がめちゃくちゃ高くて驚いています。大学院生はみんな頑張るのかしら?)
一応、試験概要を示しておきます。
当時の私のスペック
- 理系の大学院生
- ITパスポートを2週間前に取得
- 専門が化学なため、IT関連の知識は一般教養レベル
- 過去にpythonを1ヶ月ほど勉強した経験がある。が、ほとんど内容を覚えていない。
科目Aと科目Bの違い
科目AはITパスポートと同様に四択問題です。いつも通りですね。
科目Bはプログラミング試験です。問題文に記載されたプログラミングを見て、解答するような形です。
自分のようなプログラミング経験が乏しい人にとって厳しいのは科目Bだと思います。
なぜ基本情報技術者試験を受けたの?
Answer:ITパスポート合格後の応用情報技術者試験のためのセカンドステップになると思ったからです。
6月の半ばに応用情報技術者試験を受けると決めたのですが、当時の私のIT知識では絶対に受からないと思ってました。そのため、何か簡単でも良いからとりあえずIT知識をつけて、応用情報技術者試験に備えたいと考えました。
詳しくは以下のリンクで読んでほしいのですが、応用情報技術者試験に合格するための初めの勉強にはITパスポートがちょうどいいかなって思いました。そのため、ITパスポートを受けることを決めました。
そして、ITパスポートに合格したので、知識のレベルを一段階上げるために基本情報技術者試験を受けることを決めました。
ただ、基本情報技術者試験を受けると決めたのは良いですが、最終的には応用情報技術者試験に合格することが目的であるため、あまり基本情報技術者試験の試験勉強に時間をかけたくないと思いました。そのため、試験期間の設定に悩んだのですが、七月初めからきりの良い8月初めにするかって思い、1ヶ月の勉強期間で受験することを決めました。ただ、日程調整の都合で最終的にはITパスポート受験日から5週間後になりました。
基本情報技術者試験の勉強方法
約1ヶ月(5週間)で基本情報技術者試験に合格するためには、効率的に勉強しなくてはならないと思い、次の勉強方法を行いました。
ここで1つ注意なのですが、正直どのテストでも私は完璧を目指していないです。だから、まあこんだけやったらまあ、受かるでしょ!みたいなラインまでしかやってないです。そのため、100%まで知識を極めたいって人には向いていないと思います。
というわけで、私の勉強方法を紹介します。
今回は、科目Aと科目Bの対策を併せたスケジュールが次の様になります。
勉強時間的には、平日は行きと帰りの電車の中と寝る前の時間がメインの勉強時間で、あとは隙間時間にやるっていう感じなので、平日2~3時間ぐらいで、土日も同じような感じでした。
①1週間目(1日目~7日目):参考書の科目A部分を2周する
②2週間目(8日目~14日目):基本情報技術者試験過去問道場をやりこむ
③3週間目(15日目~21日目):問題集の科目B部分を1周する
④4週間目(22日目~28日目):参考書の科目A部分を一周する(3週目)&問題集の科目B部分を一周する(2週目)&基本情報技術者試験過去問道場をやりこむ
⑤5週間目(29日目~35日目):参考書の科目A部分を一周する(4週目)&問題集の科目B部分を一周する(3週目)&基本情報技術者試験過去問道場で最低でも直近2年間分の過去問を解く
⑥テスト本番:ちゃんと時間に余裕を持って、会場に向かう。
それぞれのフェーズについて説明します。
①のフェーズでは、ざっくりと参考書を合計2周します。この時ポイントになるのは、ざっくりです。細かい内容は③の段階で抑えればよいので、①の段階では全体像を掴むためにも、さらっと2周しましょう。参考書には確認問題とかがついていると思いますが、やれたらやってもいいと思いますが、自分は問題と解答を読むことで、問題の温度感を把握することに用いていました。
ちなみに自分が使った参考書は次のモノです。
この参考書を用いた理由は、ITパスポートの時に使用したもののシリーズものだからです。使ってみた感想は、ITパスポートと同じ作者の方が書いていらっしゃるので、ITパスポートの際と同様に初学者にもイメージがしやすいようになっていて、読みやすかったです。とても満足してます。ただ、ITパスポートの続きみたいな感じになっているので、内容もITパスポートと同じ部分があったりします。
②の「基本情報技術者試験過去問道場をやりこむ」。これが科目Aの勉強方法の中で最も大事なフェーズです。ITパスポート試験と同様に、私は基本情報技術者試験過去問道場をどれだけやりこめるのかが基本情報技術者試験試験を合格するために最も重要だと考えています。私は令和4年?(当時の最新の過去問の年度)から平成28年度春ぐらいまでを2周しました。また、間違えた箇所についても過去問道場では解きなおすことができるので、その機能もしっかりと活用しました。
基本情報技術者試験過去問道場の登録は無料なので、ぜひ皆様もこのサイトを活用してみてください!
話が変わりますが、ITパスポート試験、基本情報技術者試験の科目A、応用情報技術者試験の午前試験を合格するためには過去問をどれだけやりこむのかが非常に重要です。なぜならば、これらの試験は過去に試験で出た問題が流用されて使用されているからです。つまり、過去問とまんま同じ問題が本試験でも出てくるってことです。しかも、2、3問どころではなく、めちゃくちゃでます。試験結果を左右するほどでます。なので、過去問はめちゃくちゃやりましょう。
③「問題集の科目B部分を1周する」。科目Bは私のようなプログラミング経験が乏しい人にとっては鬼門になると思います。逆にある程度やっている人ならかなり楽に突破できると思います。
私はキツカッタです。科目Bの勉強は多分プログラミング言語を学ぶのが一番手っ取り早く成長するような気がします。ただ、私はプログラミングを書くのがめんどくさかったので、参考書のみの勉強で試験に挑戦することにしました。
というわけで、3週間目(15日目~21日目)からは科目Bの参考書を買ってひたすら解いてました。大事なことは理解をちゃんとすることです。これ本当に大切です。科目Bって解答をみるとわかった気になりやすいと思います。特に書籍だけで勉強すると、本当にわかった気になりやすいです。なので、問題を間違えてしまった際はしっかりとプログラミングの行動原理を順を追って理解することを大切にしてください。
次に科目Bで使った参考書を示します。3冊全部2週してます。自分が受験した時はCBT移行の直後だったので、参考書の種類が少なかった記憶があります。
④と⑤のフェーズは復習とまとめです。問題集や過去問道場を繰り返し行うことで記憶の定着を測ります。また5週間目は試験日の直近なので参考書で知識の全体像を把握し、直近2年間分の過去問を解くことでまとめを行います。自分は4年分を100点になるまでやりました。まとめってわりと大事です。
⑥のフェーズはITパスポート試験と一緒で「ちゃんと時間に余裕を持って、会場に向かう」です。これはマジで大事です。自分は基本情報技術者試験は余裕をもって会場に向かいました。
まとめ
というわけで長々と基本情報技術者試験の合格体験記を書いてきましたが、最後にまとめます。
①1週間目(1日目~7日目):参考書の科目A部分を2周する
②2週間目(8日目~14日目):基本情報技術者試験過去問道場をやりこむ
③3週間目(15日目~21日目):問題集の科目B部分を1周する
④4週間目(22日目~28日目):参考書の科目A部分を一周する(3週目)&問題集の科目B部分を一周する(2週目)&基本情報技術者試験過去問道場をやりこむ
⑤5週間目(29日目~35日目):参考書の科目A部分を一周する(4週目)&問題集の科目B部分を一周する(3週目)&基本情報技術者試験過去問道場で最低でも直近2年間分の過去問を解く
⑥テスト本番:ちゃんと時間に余裕を持って、会場に向かう。
これはあくまでも私の合格体験記です。仮に私の合格体験記を参考にするなら、読者様の状況や知識レベルに応じてカスタマイズしていただけますと幸いです。読者の皆様が読者の皆様の体験記で応用情報技術者試験に合格できることを陰ながら応援してます!
最後になりますが、ここまでお読みいただきありがとうございました!
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