ITエンジニア 新卒1年目の振り返り:業務周りで経験したこと
概要
新卒エンジニアとしてSIerに入社した筆者の経験談です。
担当した業務(技術、業界等)を書いていきます。
(経験したことのサマリは、目次の通り)
また、各段階で"これをやっていてよかった/こういうことが求めれていた"みたいなことも記載しています。
関連記事:勉強したことまとめも書いています。
目的
新卒エンジニアとして入社して以降、どんなことをやってきたのかを書いていきます。
新卒エンジニアや就活生の方々の参考になればうれしいです。
※簡単な会社概要ですが、中小(ベンチャー気質)のSIerです。
新卒1年目の経験
入社
(入社年 4月)
当然ですが、入社しました。
何もかもがわからず、ひたすら緊張していた気がします。
新卒研修
(入社年 4月)
入社から3か月間は新卒研修(技術研修:ビジネス研修=4:1)でした。
会社の方針で深いところまで技術を学びました。
まとまった時間で勉強ができるのは、これが最後かもしれません。
しっかり学ぶことが大切だと思います。
配属後研修
(入社年 7月)
配属後は部署ごとに1か月の研修でした。
業務で使う技術についての研修です。
MuleSoftというクラウドが中心の研修でした。
こちらは、システム間連携を得意とする、クラウド(PaaS)のサービスです。
初案件
(入社年 8月)
いよいよ案件にアサインされ、初めての案件です。
案件概要
PM1人とメンバ3人のチームに加わりました。
4人チームで開発期間も2,3か月程度で、比較的小規模な案件です。
※アジャイル的に、2,3か月スパンでリリースを繰り返しています。
システムの概要は、工事の施工管理用のクラウド(Salesforce)上のシステムです。
また、いくつかのシステムが存在しており、システム間連携(MuleSoft)も開発していました。
最初の最初
とは言え、アサインのタイミングがリリース直前なこともあり、タスクはほとんど振られませんでした。
※私は、リリース直前=忙しいとイメージしていましたが、違いました。
→順調な案件のリリース直前=やることはない / 炎上案件のリリース直前=とっても忙しい
そのため、最初の2週間くらいは以下のことをやっていました。
- 案件のキャッチアップ
- 資料読み
- ソースコード読み
- 議事録取り
- 案件以外の作業
- 部署の定例内で事例紹介があり、その資料作成
また、やることがないなりに、自分で発言するようにしていました。
- わからないところは積極的に質問
- 自分からタスクを引き受ける
- "議事録やります"とか
- ※議事録取りは、案件理解や文章作成の練習になるので、新人にとって有効だと思います。
開発
いよいよ開発タスクを振られました。
開発内容は、既存のシステム間連携機能があり、そこに連携項目を追加するというものでした。
必要なことは、既存のソースコードを読んでどこを修正すればよいか理解することでした。
また、簡単な機能とはいえ、一通りを任せてもらえたので、良い経験だったと思います。
- お客様とのやり取り
- 開発
- テスト
- リリース
このころに求められるのは、以下だと思います。
- わからないなりに主体的に進めること
- 積極的に先輩に質問をすること
- 一通りの開発プロセスや仕事内容を理解すること
リリース
そして開発とテストが終わり、リリースです。
クラウドベースの開発のため、GUIベースでのリリースです。
また、手順書もあり、基本的にはその通りに進めればよかったです(ある意味、簡単なリリース)
とは言え、初めてのリリースで緊張しました。失敗したらどうしようとか、バグがあったらとかですね。
今思えば、落ち着いて実施すればよいだけでした。仮にトラブルやわからないことがあれば、先輩に聞けばよい。
次の案件へ
(入社年 11月)
"次の案件"と言いつつ、アジャイル開発なので、同じお客様・同じシステムの追加開発でした。
初案件を通して、一通りの開発プロセスを経験できたので、それを活かして開発に取り組みました。
もう少し具体的に言うと、以下が期待されていたのかなと考えています。
- 一人前のエンジニアとして、(ちょっとした)一機能の開発に取り組む
- 主体的に取り組むこと
- わからない部分は積極的に先輩に質問して、チームを巻き込む
- ある程度、先の工程を見据えて作業を進める
ちなみに、徐々に工数感についても聞かれるようになってきました。
例えば、「○○の部分の開発はどのくらいで終わりそう?」みたいに聞かれました。
"内心は経験少ないしわからないよ"と思いつつ、自分なりに見積もって回答していました。
とは言え、一通りの開発プロセスは一度経験しているので、次のタスクも見据えながら進めていくことは大切だと思います。
仮に聞かれなくても、予想を立てて進めるとよいと思います。タスクに対してスケジュールが間に合わなそうなら、チームへヘルプを投げることも大事です。
そんな感じで、徐々に成長しながら開発をして、無事にリリースまで終える事ができました。
提案業務と別案件
(入社年 2月)
アジャイル開発なので、「次の追加開発へ」と行きたいところですが、(主に顧客都合で)次の開発まで2ヶ月ほど期間が空くことになりました。
そのため、空いた期間、以下の作業を行っていました。
- 次の開発に向けた提案・見積活動
- 別案件のヘルプ要因
次の開発に向けた提案・見積活動
新卒ながら、提案や見積に関われたのはかなり運がよく、良い経験だったと思います。
既存顧客の追加開発なので、みなさんが想像する提案(提案書を作ったり、コンペがあったり)みたいな感じではなかったです。
どちらかと言うと、要件定義という言葉のほうが近いと思います。
また、見積については、ヒアリングした要件を基に工数算出に深く関わりました。
これまでの経験をもとに、お客様に要件をヒアリングしたり、開発期間を予測することが求められました。
※後日談ですが、見積もった工数は少なすぎたと反省しています。
→プチ炎上しかけました…
別案件のヘルプ要因
別案件が炎上しかけていたので、テスト要因として短期間でアサインされました。
主にテスト作業なので、個人的にはあまりおもしろい仕事ではなかったです笑
ただし、別の案件(当然、チームやお客様が違う)に行くのは初めてなので、経験としては良かったと感じています。
短期間ということもあり、ある程度全体を把握したり、テストを効率よくこなすことが求めれていたと感じています。
2年目へ
ここまでで新卒1年目は終わりです。
様々な経験ができ、かなり成長できました。
一方で、あっという間の1年間でした。
2年目では、新卒研修のトレーナーや、最初の案件の追加開発(プチ炎上)を経験していきます。
こちらも機会があれば記事にまとめるかもしれません。
まとめ
振り返ると色々経験したし、成長してきたと感じます。
通して、1年目の新卒エンジニアにとって、主体的に動くことが大切だったと思います。
- 主体的に、自分事として開発に関わる
- 積極的に先輩に質問する
- とにかく発言する
- とりあえず"やってみたい"と言ってみる(提案などのチャンスがあるかも)
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