【Omeka Sモジュール開発】IIIF Viewersの更新
概要
IIIFマニフェストのアイコンと、複数のIIIF対応ビューアを設定するOmeka Sのモジュール「IIIF Viewers」について、機能改修を行いました。
この改修に合わせて、version 1.1.0をリリースしています。
リリースにあたっては、以下の記事の方法を使用しています。
以下、具体的な改修内容について説明します。
IIIFマニフェストアイコンのURLの修正
以下の記事でも触れましたが、IIIFマニフェストアイコンについて、ドラッグ&ドロップで他のビューアにロードできない不具合がありました。今回の改修により、この不具合を修正しました。
ビューアの設定の方法の変更
これまでは「Mirador」「Universal Viewer」「Curation Viewer」「Tify」を使用する前提の設計としていました。
この制約に対して、今回の改修では、複数(現時点では5つ)の任意のビューアを設定できるように修正しました。
具体的には、以下の図に示すように、Viewer 1からViewer 5のそれぞれについて、ラベル・URL・アイコンを指定できるようにしました。これにより、任意のビューアの設定や並び替えが可能となります。
合わせて、デフォルトで設定していたTifyについて、その仕様変更に伴い、初期設定から除外しています。
注意点
今回のversion 1.1.0へのアップデートにおいて、モジュールの設定ファイルの構造を変更しています。これについて、現時点ではモジュール開発に不足があり、モジュールのアップグレード処理において、適切な初期設定が反映されないケースがあります。
そのため、本モジュールのアップグレードを行う際には、一旦モジュールをアンインストールしていただき、再度インストールをお願いいたします。この不具合については、今後修正予定です。
まとめ
IIIF Viewersモジュールをお使いの方の参考になりましたら幸いです。
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