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Archivematicaにmdx.jpのオブジェクトストレージを追加する

2024/10/25に公開

概要

Archivematicaにmdx.jpのオブジェクトストレージを追加する機会がありましたので、備忘録です。

背景

以下の記事で、Amazon S3をArchivematicaの処理対象およびAIPの保存先に設定する方法を記載しました。

https://zenn.dev/nakamura196/articles/ee8fe9a242fb25

今回は、この手順をベースとしつつ、mdx.jpのオブジェクトストレージを接続してみます。

設定方法

以下のように設定します。

S3 Endpoint URLには、https://s3ds.mdx.jpを設定します。

Access Key ID to authenticateSecret Access Key to authenticate withには、以下で得られるアクセスキー秘密鍵を使用します。

結果

結果、以下のように、mdx.jpのオブジェクトストレージを入出力ストレージとして利用できるようになりました。これにより、AIPやDIPをmdx.jpのオブジェクトストレージに保存することができます。

補足

以下の記事で記載した方法を参考に、GakuNin RDMとmdx.jpのオブジェクトストレージを接続することができます。

https://zenn.dev/nakamura196/articles/882d2ccd1ae67d

これにより、GakuNin RDM上でAIPやDIPの確認が可能となります。これにより、GakuNin RDMのBinderHubを用いたAIPの分析や可視化が可能となります。

可視化例として、ArchivematicaのMETSファイルを人間に優しい方法で探索可能とするMETSFlaskの応用などが考えられます。

まとめ

Archivematica, GakuNin RDM, mdx.jpなどの連携にあたり、参考になりましたら幸いです。

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