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AzureエンジニアがAZ-204(Associate)認定にチャレンジした雑記

2024/09/13に公開

Azure Developer Associate(AZ−204)認定資格に無事合格できました!

私の技術スタック(アプリ開発関連)

  • PowerShell、Bashのシェル開発 ・・・ 約2年間
  • Terraform、ARMテンプレート、AWS CDK(TypeScript)のIaC開発 ・・・ 約3年間

アプリケーション開発は未経験ではありませんが、数年前に「.NET Core 3.1(C#)」を半年ほど経験しただけで、普段はAzureや他クラウドのサーバやネットワークの設計・構築を行うインフラおじさんです。そのため、経験だけでは合格できないと悟り試験ガイドを隅々まで確認して対策しました。

■ 認定資格と試験範囲

試験名:Azure Developer Associate
難易度:中級
合格点:700/1000点

試験範囲

  • Azure 計算ソリューションの開発(25 - 30%)
  • Azure ストレージ向けの開発(15 - 20%)
  • Azure Security の実装(15 - 20%)
  • Azure ソリューションの監視、トラブルシューティング、最適化のアプローチ(10 - 15%)
  • Azure サービスとサードパーティ サービスに接続し、使用する(20 - 25%)

試験方針

Azureを利用したアプリケーション開発(特にバックエンド)向けの試験です。アプリケーションに関するAzureサービスはほとんどが出題対象です。

詳細情報

AZ−204:Microsoft Azure 向けソリューションの開発の学習ガイド

■ 勉強方法(インフラエンジニア向けかも?)

私の過去ブログでは模擬問題を反復して解きまくる方法を推奨しています。資格を取得することが目的の場合は、この方法で十分です。ただし、今回はアプリ開発者の気持ちを理解したかったこともあり、Microsoftドキュメントをベースに対策勉強を行いました。

1. アプリケーション開発でよく登場するAzureサービス

項目 サービス群 備考
アプリサーバ Azure Functions, Static WebApps, Container Apps, Container Instance, WebApps(for Containerも含む) エンタープライズ製品は対象外(ex. OpenShift等)
データベース Cosmos DB, Table Storage SQL ServerやMySQL、PostgreSQLは対象外
コンテンツ管理 Blob Storage
認証認可 Microsoft Entra ID
キー管理 Key Vault
外部連携 API Management
イベント処理 Event Grid, Event Hub
メッセージ処理 Service Bus, Queue Storage

特に Storage Account(Blob, Queue)、App Service(WebApps関連)、キュー処理(イベント・メッセージ)は点数配点が高いため、SKUや制限事項まで押さえておく必要があります。

[時間があれば] 2. MS ドキュメントをひたすら読み込む

MCP認定資格を何回か受験しているとわかりますが、ドキュメントから問題が出題されることがあります。問題数の割合としては極小ではありますが、「あ、こんな仕様あるの?」などの気づきにもなるので実務をこなしているのであれば、読み得です。

[推奨] 3. MS Learn ラボのハンズオンを行う

実はMicrosoft側で試験対策のハンズオンを用意してくれています。結構オススメです!
私は脳内でAzureポータルをイメージして問題を解く派なので、普段構築しないリソースは実際に触っておくことで対策しました。

UIは古いですが、良いコンテンツです💦

MicrosoftLearning/AZ-204-DevelopingSolutionsforMicrosoftAzure

■ さいごに

最後まで読んでいただき、大変ありがとうございます。
私の勉強時間は 20hぐらいでした。(未経験だと40時間は必要かもしれません)

項目 時間
MS ドキュメントを読む 3h
MS Learnとハンズオンをやる 15h
模擬問題を解く 2h

AZ-204を受験する方や再受験する方向けへのブログとなりました!皆さまもチャレンジしましょう!

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