ある意味、幻の。。「GPT-3本」
始めに
本記事ではオライリー・ジャパンブスクで"読めた"GPT-3の本を紹介します。ある意味備忘録的な内容ですので、参考程度に読んでください
本文
こんにちは今日はGPT-3の本について紹介したいと思います。
ただ、こちらの本現在オライリー・ジャパンブスクリプションで読むことはできません。去年に刊行されてそれからずっと読むことはできていたのですが
2023年1月に入ってから公開が停止されている模様です。
とはいえ、一度読んで内容をこのまま忘れてしまうのもアレですので、備忘録的な意味で書籍の紹介をさせていただきたいなと思います。
こちらの本、昨今話題のchatGPTなどに入っているGPT-3モデルについてモデルの概要、GPT-3を使うことができるOpenAIのサービスについての使い方、そして実際の企業などにおけるGPT-3の応用例などを紹介した簡単な本になります。
ボリュームとしては紙の書籍で148ページと薄く、そのうち結構な部分がOpenAIのサービスの使い方に対する紹介ですので、実際にこのサービスを使わない方であれば本当に1,2時間で読めるボリュームなのかなと思います。
肝心の内容なのですが、まず最初にGPT-3ができた歴史およびGPTシリーズの特徴について紹介されています。
このモデル紹介ですが正直そんなにボリュームはないです。図におる説明も大してなくテキストで重要だと思われるとトピック(「attention」や「seq2seq」など)そういったところを紹介しています。
ここに関してはあまり読み応えはないかなと思います。
同様の内容であれば最近人気の「Natural Language Processing With Transformers」の方がより分かりやすいかと思います。
こちらの本もオライリー・ジャパンブスクで読むことができます。
(サブスクにはないですが日本語訳も出ています
「機械学習エンジニアのためのTransformers」)
続いてのパートがOpenAIが提供しているGPT-3のサービスの使い方ですが、GPT-3を使うにあたっては各種パラメータを設定するところがありますが、そこら辺の説明がメインになってきます。
ここは実際に使う時に必要になってくるところですので、必要であれば読めばというようなところですね。私はそんなにしっかりは読んでいません。
で、続いての内容としましては企業におけるGPT-3の活用例など紹介されています。
いくつか例をあげられているのですが、個人的におもしろかったなあというふうに思うのがMicrosoftによる応用例です。
Microsoftのコード補完してくれるGitHub Copilotだとか、各種Microsoft製品における利用などについて言及されています。
最近OpenAIがMicrosoftとパートナーシップを強化してお金を投資するというような話がありましたが、この書籍に書いてあるような内容からそういったパートナーシップ強化という話につながっていたんだなあというところが感じ取ることができます。
以上、個人的に選んでいて気になった内容としてはそんなところです。ほかに注目すべきところはないかなと。ですので、正直この本自体がそこまで重要な本という感触は抱きませんでした。
今回公開停止になりましたがどこかのタイミングでこのGPT-3になりchatGPT等の内容を含んだ書籍が公開されるのであろうと期待をしています。
オライリー・ジャパンブスクについて
オライリー・ジャパンサブスクO'Reilly「Learning Platform」では、オライリー・ジャパン書籍を初めに、約6万冊の書籍や動画等が読み放題です。話題になった技術書は半数以上は読める印象です。英書がメインなのがネックですが、ブラウザの翻訳機能を使えば問題なく読めます。個人的にこのサブスクで学習の質が劇的に改善したので、全然関係ない立場ですが勧めて回っています。
概要/使い方/価格などは 以前にまとめたこちらの記事 を参考にしてください
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