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ネットワーク基礎 3

2024/10/20に公開

プロトコル

ネットワーク基礎2では標準化について書いたが、この標準化された内容のことを『プロトコル』と言う。他には、通信規約(俗にいう、通信の約束事。)と言う言われ方もする。

プロトコルは、たくさん種類があり、複数が組み合わさり動作する。

通信モデル
一連の通信の流れを定義。
流れは複数に分割することにより、わかりやすくなっている。

例)とある、Webサイトを見るための流れ

「自分のパソコンのブラウザを開いて、Webサイトを開いたら、
サーバーを特定して、データを送信すると、電気信号になってケーブルを伝わるプロトコル。」

上記だと、何言ってんの状態になる。

これを分割することで、わかりやすくする!

1,パソコンのブラウザでWebサイトを開くためのプロトコル
2,サイトがあるサーバーを特定するためのプロトコル
3,サーバーに向けてデータを送信するためのプロトコル
4,電気信号にして、ケーブルに伝えるためのプロトコル

これはホストとネットワーク機器で対応するものと考える。

では実際にはどのように通信プロトコルを分けたのか???

ISOで標準!その通信モデルを『OSI参照モデル』と言う。
OSI通信モデルは7階層存在する!

名称
Layer7 アプリケーション層
Layer6 プレゼンテーション層
Layer5 セッション層
Layer4 トランスポート層
Layer3 ネットワーク層
Layer2 データリンク層
Layer1 物理層

通信モデルは、ホストとネットワーク機器で通信モデルの考え方は変わらない。
但し、ネットワーク機器ではこのモデルのすべてを通る必要はないことに注意!
→ ネットワーク機器は得られた情報を渡すだけでOK。表示に関する処理は通さなくてもいい。

先ほどのWebサイトを見るときをモデルを交えて見ていくと…

[ページを見せて!]と言うデータを送る
→ L7で処理
→ 処理に使用した、管理用のデータを頭につける(ヘッダ)
→ L6へでヘッダ付きで渡す
→ L6で、L7+ヘッダのデータとなり、さらにL6で次の処理をし、また、ヘッダをつける
...
→ L1で電気信号になる

ヘッダーをつけることを『カプセル化』と言い、カプセル化されたデータのことをPDUと言う。送信されたデータは受信側で、逆の手順を踏む。このことを非カプセル化と呼ぶ。

参照記事

https://wa3.i-3-i.info/word11.html
https://qiita.com/nakamura_slj/items/4d10e529f771225d2844
https://it-note.stylemap.co.jp/networks/what-is-a-communication-protocol-types-and-mechanisms-explained/

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