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ネットワーク基礎 3
プロトコル
ネットワーク基礎2では標準化について書いたが、この標準化された内容のことを『プロトコル』と言う。他には、通信規約(俗にいう、通信の約束事。)と言う言われ方もする。
プロトコルは、たくさん種類があり、複数が組み合わさり動作する。
通信モデル |
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一連の通信の流れを定義。 流れは複数に分割することにより、わかりやすくなっている。 |
例)とある、Webサイトを見るための流れ
「自分のパソコンのブラウザを開いて、Webサイトを開いたら、
サーバーを特定して、データを送信すると、電気信号になってケーブルを伝わるプロトコル。」
上記だと、何言ってんの状態になる。
これを分割することで、わかりやすくする!
1,パソコンのブラウザでWebサイトを開くためのプロトコル
2,サイトがあるサーバーを特定するためのプロトコル
3,サーバーに向けてデータを送信するためのプロトコル
4,電気信号にして、ケーブルに伝えるためのプロトコル
これはホストとネットワーク機器で対応するものと考える。
では実際にはどのように通信プロトコルを分けたのか???
ISOで標準!その通信モデルを『OSI参照モデル』と言う。
OSI通信モデルは7階層存在する!
層 | 名称 |
---|---|
Layer7 | アプリケーション層 |
Layer6 | プレゼンテーション層 |
Layer5 | セッション層 |
Layer4 | トランスポート層 |
Layer3 | ネットワーク層 |
Layer2 | データリンク層 |
Layer1 | 物理層 |
通信モデルは、ホストとネットワーク機器で通信モデルの考え方は変わらない。
但し、ネットワーク機器ではこのモデルのすべてを通る必要はないことに注意!
→ ネットワーク機器は得られた情報を渡すだけでOK。表示に関する処理は通さなくてもいい。
先ほどのWebサイトを見るときをモデルを交えて見ていくと…
[ページを見せて!]と言うデータを送る
→ L7で処理
→ 処理に使用した、管理用のデータを頭につける(ヘッダ)
→ L6へでヘッダ付きで渡す
→ L6で、L7+ヘッダのデータとなり、さらにL6で次の処理をし、また、ヘッダをつける
...
→ L1で電気信号になる
ヘッダーをつけることを『カプセル化』と言い、カプセル化されたデータのことをPDUと言う。送信されたデータは受信側で、逆の手順を踏む。このことを非カプセル化と呼ぶ。
参照記事
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