こんにちは。マネーフォワードのbigbackboomです。こちらは、Money Forward Fukuoka Advent Calendar 2024 の16日目の投稿です。
今回は、今年読んだオーディオブックの紹介をしたいと思います。
オーディオブックって？
すでにご存知の方も多いかと思いますが、オーディオブックとは、主に書籍を朗読したものを録音した音声コンテンツの総称です。
コンテンツの種類は多岐にわたり、ビジネス書からフィクション小説、落語など、さまざまなジャンルのコンテンツを楽しむことができます。
普通の読書すれば？
おそらく読書が好きな方からすると、「本を普通に読めばいいのではないか」と言いたい方も多いと思います。事実、以前は私もその一人で、文章を読むからこそ意味があり、朗読されるコンテンツを漫然と聞くだけでは内容を理解したとは言えないと思っていました。
東京にいた時は通勤時間を利用して、タブレット端末を使って少しずつ本を読み進める形で小説を読んでいました。しかし、マネーフォワードに入社後、福岡に来たことで通勤環境がガラリと変わりました。現在はオフィスまで徒歩圏内に住んでおり、当然歩きながら読むわけにもいかないので、本を読む時間自体が激減してしまいました。
ただ、やはり本でしか得られない情報が存在するため、なんとかしてそれを得られないかと考えました。そこで、毎日の1時間の散歩の際にオーディオブックを聴けばいいのではないかと思い、オーディオブックを聴き始めました。
今年聞いた本3選
遠野物語
言わずと知れた名著です。東北地方に残るさまざまな民間伝承を聴くことができます。原著は旧仮名遣いで書かれており、現代で一般人が読むにはかなり読みづらいものとなっているので、オーディオブックを聴くことでかなり理解しやすくなっています。とはいえ、すべてが理解しやすいというわけではなく、例えば「垂乳根」という言葉が聞こえた時は、一体何のことかと思いました。
漫画やアニメーションなどを見るのが好きな方には、本書で出てくる伝承が元ネタだったりするものも多いので、一度聴いてみると知識が深まると思います。「おしら様」、「迷家」、「山男」などはなかなか興味深い伝承でした。
スラスラ読める新訳 君主論
こちらも非常に有名な本ですね。マキャベリの『君主論』と言えば、名前だけでも聞いたことがある方は多いと思います。
『君主論』というと、上から目線で一体どんなことが書かれているのだろうかと先入観を持ってしまいそうですが、実際は上に立つ立場の人が取るべき判断や行動について、歴史の実例を挙げつつ書かれています。会社でマネジメントをしている人が読んでも十分勉強になる内容です。また、「非情」の使い方についても書かれているので、経営レベルの方が読んでも勉強になると思います。いずれにしても、下手なビジネス書を読むよりも『君主論』を読む方がよっぽど勉強になると思います。
私も最近クライアントグループリーダーを拝命しましたが、本書の第7章で説明されている「偶然に上に立った者」を忘れないようにしています。前任者の方が積み上げた実績の上に私が立つことになったので、今後それ相応の苦労と努力をしなければ、この立場に居続けるのは非常に難しいと肝に銘じて仕事をしています。
The Manager's Path
この本はエンジニアの方なら、日本語版を読んだことがある方も多いと思います。日本語翻訳のタイトルは『エンジニアのためのマネジメントキャリアパス ―テックリードからCTOまでマネジメントスキル向上ガイド』です。
さて、こちらは英語で全編聴くことになりました。残念ながら日本語翻訳版がAudibleでは用意されておらず、英語の勉強も兼ねて聴くことにしました。
内容は非常に勉強になったの一言です。エンジニアがマネジメントのパスに進むにあたって、テックリードやマネージャーの役割、マネジメントされる側がすべき行動なども書かれているので、現状マネジメントに進むか考えていない方でも本書を読んで、自身の行動を振り返ることができると思います。
また、エンジニアのスペシャリストになりたい方でも、本書で説明されている「アルファギーク」という、、技術に強いが周りに悪影響を与える人材に自分が当てはまっていないか確認できるので、どの立場の方が読んでも全方位で役に立つ情報が書かれています。
最後に
もしご興味があったら是非紹介した本をオーディオブックで聞いてみてください。読書と違い、作業をしながらでも聞けるので、是非一度試してみて自分のスタイルに合うか試してみてはいかがでしょうか？
明日はhikari kobeさんの記事です。
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