マネジメントについて発信する理由:プロセスに焦点を当てた学びの共有
はじめに
マネジメントについて外部発信をすることに、長い間ためらっていました。
理由はいくつかありましたが、最も大きな理由は「明確な答えやベストプラクティスとして発信できる自信がない」ということでした。
マネジメントは、チームの構成や状況、組織の文化、個人の性格など、様々な要素が複雑に絡み合う領域です。同じような問題でも、状況によって全く異なるアプローチが必要になることがあります。
私自身、試行錯誤しながら取り組んでいる最中で、「これが正解だ」と言い切れるような方法論を持っているわけではありません。
しかし、最近になって考えが変わりました。
明確な答えではなく、どう考えてどういう取り組みをしたのかというプロセスに焦点を当てて発信していこう
このブログでは、私がマネジメントに取り組む中で直面した課題と、それに対してどのように考え、どのような行動を取ったのかというプロセスを正直に共有していきたいと思います。
背景・状況説明
私がエンジニアリングマネージャーになったのは約3年前のことです。それまではエンジニアとして技術的な課題解決に集中していましたが、マネジメントポジションに就いてからは、技術的な課題だけでなく、チームマネジメントや組織運営に関する課題にも直面するようになりました。
この3年間で、チームの規模や構成、プロジェクトの性質など、様々な状況でのマネジメント経験を積んできました。その中で、マネジメントには明確な正解がないことを痛感し、発信をためらうようになっていました。
問題・課題
マネジメントについて発信をためらうことで、以下のような問題に気づきました:
1. 学びの機会の損失
発信しないことで、自分の経験や学びを整理する機会を失っていました。言語化することで得られる深い気づきや、読者からのフィードバックによる新しい視点を得る機会を逃していました。
2. コミュニティへの貢献不足
同じようにマネジメントに悩む方々がいるにも関わらず、自分の経験を共有することで少しでも参考になればと思える機会を逃していました。
行動・対応
これらの問題に気づいたことで、私は発信に対する姿勢を変えることにしました。
プロセスに焦点を当てる
明確な答えやベストプラクティスを提示するのではなく、課題の認識から思考プロセス、行動の選択、結果と振り返りまで、プロセスを重視して共有することにしました。
結果・学び
この姿勢の変化により、以下のような気づきを得ました:
プロセスを共有することの価値
明確な答えではなく、プロセスを共有することで、読者が自分の状況に当てはめて考えることができるようになります。同じような課題に直面した際に、「この人はこう考えてこう行動した」という参考情報として活用できます。
自己成長の加速
発信することで自分の経験や学びを整理し、言語化する機会が増えます。これにより、より深い気づきや新しい視点を得ることができ、自己成長が加速します。
まとめ・次への一歩
マネジメントについて発信することの意義は、プロセスを共有することで読者に価値を提供し、同時に自分自身の成長を促進することです。
次への一歩
今後以下のような内容を共有していきたいと思います:
- 組織改編時の動き方
- 難しいフィードバックの伝え方
- プロジェクト失敗からの学び
各記事では、明確な答えを提示するのではなく、プロセスや考え方を重視して記述していきます。
皆さんと共に学び合える場を作っていきたいと思います。
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