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ArubaのAPをコントローラーレスでIAPに変換する/US版APを日本リージョンに変換する方法

2024/02/12に公開

自分のための備忘録
AP-325を自立型(IAP-325? UAP-325?)にコンバートした話

ArubaはAPとIAPからUAPになって久しい。APもファームウェアさえあげればUAPとして、つまり自立型として動作するものだと思っていたが、実際は少し複雑であった。

必要なもの
・コンソールケーブル
・AP本体とシリアル番号
・最新のファームウェアが入ったTFTPサーバー

手順

コンソールケーブルを挿した状態でAPを起動する
起動シーケンス中、2秒間のブートまでのカウントダウンの間にキーを押してapbootに入る
proginv system ccode CCODE-JP3-"JP3-APのシリアル"をSHA1にしたもので国コードを焼き付ける。
例えばAPのシリアルがABC123DEF456だったらJP3-ABC123DEF456をSHA1にして、proginv system ccode CCODE-JP3-6397665ebf3bf120dd4f32efa7f8f4b036297790とする。SHA1にするサイトはこことか。国コード一覧はここ。
invent -wでIAPにコンバートする。
setenv serverip 192.168.1.xxxでTFTPサーバーを指定する。dhcpでサーバーからIPアドレスを取得できる。setenv ipaddr 192.168.1.xxxでStatic指定。
upgrade os 0 ArubaInstant_xxx_8.10.0.10_89128でOSイメージ1つ目をアップグレード。バージョンは必要に応じて変更すること。
upgrade os 1 ArubaInstant_xxx_8.10.0.9-88493でOSイメージ2つ目をアップグレード。
factory_resetで初期化。しなくてもよい。
saveenvで環境設定を保存。
resetで再起動。

これでturn off mobilityの表示が出なくなり、正常にIAPとして利用することができる。
応用すればUS版をJPにコンバートすることもできるかも。