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MICINにQAエンジニアとして入社した「現在地点」とその思い

2024/06/25に公開

はじめに

2024年2月より株式会社MICINにQAエンジニアとして入社しました、otezouと申します。

先にイベントレポート(JaSST'24 Tokyoで学んだことをどう活かすか?)を公開したので順番が前後しますが、自己紹介も兼ねて、入社エントリを書かせていただきました。

現在私は、MICINのデジタルセラピューティクス*事業部にてアプリ開発に携わらせていただいております。

*デジタルセラピューティクス:デジタル技術を用いた疾病の予防、診断・治療等の医療行為を支援または実施するソフトウェア等のこと。

医療とITが交差する世界で何を思うか、まだまだ浅いところにいますが入社エントリに託けて、私の「現在地点」と、これから先自身で顧みることもできる"何か"を残せたらいいなと思います。

それでは、お付き合いいただければ幸いです。

入社経緯

今のQAに繋がる職種は、今から三年ほど前にソフトウェアテスト会社にテスターとして従事したことがはじまりです。

それまではソフトウェアのカスタマーサポートを行ってきましたが「作る側になりたい」「チームで何かを完成させてみたい」という思いから、ソフトウェア開発に関わる業種の中で、間口が広いテスト業務の世界に飛び込みました。

カスタマーサポートで触れたお客様目線のご意見は、テスト業務においてもUI/UX観点で役立ちました。

そうして業務を続け、検証チームリーダーのテスト観点やスケジュール管理など、様々なノウハウを蓄積していくことができました。

余談ですが、ある日職場の自販機に小銭の取り忘れがあった際に、一緒にいた先輩が「この自販機のラインナップだと相当変な買い方しないとこのお釣りにならない」と言ったことが私の中で象徴的でした。

スルーしてしまいそうな些細なことでも違和感を察して原因を求める、職業病とも言えますが、テスト業務の凄さを感じました。

そうした中で、小さいプロジェクトから徐々に検証チームリーダーを任せてもらえるようになり、実績を積んでいき、ある時医療に関わるアプリのテストサポート依頼がありその世界の奥深さの一端に触れました。

医療従事者や患者などユーザーのことを考え、プロダクト開発に関わる皆が一丸となって研究や調査を足掛かりにプロダクト価値を作り出していく姿勢に感銘を受け、同時にそれは、私の意識がテストからQAへと切り替わるきっかけになりました。

また、医療の世界に関わるという事象そのものが、自分のQA意識を引き締め、その責任感やパフォーマンスに成長をもたらすという発見がありました。

非常に幸運なことに、その実績と思いが認められMICINにQAエンジニアとして入社することができました。

入社して良かったこと

入社初めの頃のオンボーディングは、自身の所属する事業部だけでなく、すべての事業部や枠組み、そして代表の原さんからMICINについての情報や状況共有があり、新入社員に対する丁寧な時間の掛け方を感じました。

業務については、これまでの不具合を検知するためのテストがメインの業務から、『品質保証』を意識して動けるようになったことが一番の変化です。

例えば、要件定義から参画し「なぜこの機能を追加するのか?」「この導線やレイアウトの意味とは?」という要求分析や設計の背景を理解した上で、実装が始まる前からQA観点で意見を共有することができるようになりました。

さらに他のロールの社員ともコミュニケーションを取る場が設けられていて、テストを委託されるだけの関係性になりがちな役割の壁が作られにくいようになっており、QAからも声を上げやすい風通しの良さを感じています。

プロダクトを作る上で、一つの意見として考慮・検討してもらえるというのは『プロダクト価値』に重きを置くQAの存在意義として喜ばしいことです。

また、会社からQAに関するイベントやセミナーにも積極的に参加できるように働きかけもあります。

参加して終わりではなく、(所属する事業部にとどまらない)エンジニア全体に対する共有機会がありました。

QA意識を開発チームへ伝えることは、巡ってQA自身の為になり重要だと捉えているので、非常にありがたく思っています。

入社して大変なこと

医療系アプリのテスト経験はあったとはいえ実際に社員として関わると、医療に関わる事業は、私が想像していたよりも大変な世界です。

QA一つ取っても、知らないこと・学ぶことが多い状態ですが、医療の知識や規制に関するエキスパートの方々のお力添えを得ながら、できることから一歩ずつ進めていきたいと思います。

そして難しい世界を見据えながらも、QAメンバーのマネージメントと不具合検知のテストという基礎を疎かにせず、引き続き『プロダクト価値』に対する上流工程からの品質保証を続けるという、各動きのバランス感覚を培っていければと思います。

色んなプロフェッショナルがいる環境なので、興味深い話を聞く機会は多く、それは目の前の業務の息抜きと同時に好奇心への刺激になるので、良いサイクルを見つけて私自身も発信できるように頑張りたいと思っております。

おわりに

株式会社MICINは、以下のVISIONを掲げています。

誰しも多かれ少なかれ、自身や身近な人の人生において、病気および心身の不調は切り離せないことでしょう。

私も若輩ながら、これまでの経験から、人生に納得できることの重要性の一端を理解しており、
その未来に向けて製品の品質を保証することはもちろんのこと、
QAの垣根を超えて私に尽力できることを目指し、願っています。


MICINではメンバーを大募集しています。
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