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1人アドベントカレンダー折り返し——12日間で見えてきたこと

に公開

1人アドベントカレンダー2025 12日目。

折り返し地点で、数字と気づきを振り返ります。


はじめに

12月1日から始めた1人アドベントカレンダー、今日で折り返しです。

25日間で25記事。始める前は「本当にできるのか?」と不安でした。本業の傍ら、毎日記事を書き続けるのは正直しんどい。深夜4時まで本番作業をして、翌朝ミーティング、その日の夜に記事を投稿する日もありました。

でも、12日間続けてみて、見えてきたものがあります。今日は数字と気づきを共有します。

12日間の数字

全体の統計

指標 数値
総表示回数 432回
執筆文字数 89,093字
投稿記事数 12記事

執筆文字数が8万字を超えました。1記事あたり約7,400字で、思った以上に書いていました。

記事別の表示回数

記事 表示回数
AIに壁打ちしたら、ひとり会社の運営が楽になった話 68回
Cookieサイズ制限4096バイトとの戦い 65回
慎重さ32位のSEが18年生き残れた理由 55回
ハンドメイド副業で月5万円を目指したけど届かなかった話 45回
本番APIの揺らぎをレコーディングして再現する——WireMock×NLB×EC2で構築した負荷テスト基盤 43回
採算度外視で始めたハンドメイド作家が、心のセーフティネットになった話 43回
ECS Fargateスケーリング設計で詰まりやすいポイントと対策 34回
WordPress に AI レビューを自然に統合する——Structured Outputs 実践ガイド 21回
ペット用ニットウェアを作り始めた理由 19回
技術同人誌×特殊印刷——懇親会から始まった思考実験 16回
Leafletで作るコンビニ分布マップ 14回
Claude Codeのカスタムコマンドでコミットメッセージを提案 2回

先週に投稿した記事が上位でした。Zennの表示回数は累積なので、投稿タイミングやSNS連携の方が数字に大きく影響します。

実際、アドベント前に投稿したQRコード編み物の記事(11/29公開)が100回を超えており、“記事数が増えると過去記事も伸びる” という傾向を実感しています。

番外ですが、11/29に投稿したQRコード編み物の記事も100回を超えました。おそらく書き続けている状態で、もともとキーワードとして強めの優秀賞の話は、やはり興味を持って見てもらえるようです。

読まれた記事の傾向

技術記事 vs エッセイ記事

意外だったのは、技術記事もエッセイ記事も、それぞれ読まれているということです。

技術記事で読まれているもの

  • Cookieサイズ制限(65回)——実務で同じ問題にハマった人がいる
  • WireMock負荷テスト基盤(43回)——投稿初日で43回は好調
  • ECS Fargateスケーリング(34回)——コメントで技術的な補足ももらえた

エッセイ記事で読まれているもの

  • AIに壁打ち(68回)——ひとり会社×AI活用のテーマが刺さった
  • StrengthsFinder(55回)——キャリア系は長期的に読まれる傾向
  • ハンドメイド副業で月5万円目標(45回)——数字が具体的で伸びたのでは?

技術記事は投稿日が直近のため、まだ数字が伸び切っていないだけで、1日あたりの閲覧数で見ると、むしろ技術記事の方が伸びが良いです。

技術記事は “必要な人が検索して見つける” タイプの需要が多く、伸び方が緩やかだけど長く読まれる傾向があるのでは?
一方エッセイはSNSとの相性が良く、初動が強いのでは?

という仮説を立てていますが、この推測が正しいかそうでないかは、投稿期間が短いのもあり、言い切れる情報はなかったです。

反応があって嬉しかったこと

コメントでの技術的な補足

ECS Fargateスケーリングの記事に、Quarkusに詳しい方から技術的な補足コメントをいただきました。

「Event Loop Thread 上でブロッキング処理を実行してはいけません。@Blockingアノテーションを付与することで、ブロッキング専用のスレッド上で実行されます」

こういうフィードバックは、記事を書いた価値を感じます。

技術記事は公開した瞬間が終わりではなく、他のエンジニアとの対話で「育つ」ものなんだと実感しました。補足をもらえるのは本当にありがたく、アドベントカレンダーを続けたことで得られた大きな収穫のひとつです。

Likesと保存

AIに壁打ちの記事は、公開から半日でLikes 2、保存 1がつきました。

「保存」は「後で読み返したい」という意図。実際に役立つ記事だと思ってもらえた証拠です。数字は小さいけど、ゼロじゃないことが嬉しいですね!

気づいたこと

毎日投稿の効果

12日間毎日投稿を続けて気づいたのは、「継続すること自体が価値になる」ということです。

1記事だけだと「この人、他に何書いてるんだろう」で終わりますが、12記事あると、読者が他の記事も読んでくれるような気がします。

また、自分自身も、イベント・プロジェクトとして取り組めるのと、表示回数のグラフをClaude.aiに毎朝教えて分析してもらうのが日課になってきたのもあり、リズムよく続けられている気がします。
(性格的にも、書けた時に投稿するよりも、イベントとして運用した方がやり続けられるのだと思いました)

書くことで整理される

12/7の売上公開記事で書いた通り、記事にするために数字を整理して、時系列を追って、失敗を振り返ったら、やっていなかったことが見えてきました。

これはアドベントカレンダーをやってなかったら、なんとなく放置していたけど、はっきりとは気づかなかったと思います。「記事を書く」という行為が、思考を強制的に整理してくれると改めて。

完璧じゃなくていい

正直、毎日の記事が100%の出来かと言われると、そうでもないと思います。

週末にある程度下書きを貯めているとはいえ、読み返したりしていると深夜ギリギリに投稿した日もありますし、もっと深掘りできた記事もあるとおもいます。

それでも、出さないまま推敲するよりも、60-70%の完成度でもアウトプットする方が自分の力になっている気がします。

完成度より「公開すること」の方が、自分にとっての価値が大きいと気づきました。アウトプットは見返したときに伸びていくもので、投稿しなければ始まらない——そんな当たり前を12日で体に染み込ませた気がします。

いつ出してもいい、だと自分に甘く時間にルーズなので、多分投稿しない未来になっていたと思います。

残り13日間の予定

折り返しを過ぎて、残り13記事になりました。

すでに予定している記事:

  • 3Dプリンタ×編み物の話
  • 子供向けワークショップ運営の裏側
  • 作りすぎ問題(アクリルたわし200個)
  • Claude活用の全記録
  • 最終日の振り返り

技術記事とエッセイ記事のバランスを取りながら、最後まで走り切ろうと思います!!

おわりに

1人アドベントカレンダー、やってよかったです。(まだ終わっていないけども)

数字だけ見れば、バズっているわけではないのですが、文字数なりView数なり、数が増えていくのをみるのは、とても楽しい。

そして、毎日少しずつ読んでくれる人・コメントで補足してくれる人がいる、という事実は、書く苦しみ以上に続けるメリットですね!

残り13日間、引き続きお付き合いください。


明日は「子供向けワークショップ運営の裏側」を書きます。

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