書籍「DNSがよくわかる教科書」レビュー
業務でDNSの移行を担当することになった際、お世話になった書籍を紹介します📚
「DNSがよくわかる教科書」という書籍でした。
突然オンプレDNSの移行を担当することになり、その際に読んだ書籍です。
DNSはどうもがっつり触る機会もなく、地味でニッチでそのくせ無駄に奥深いというクセの強い技術の一つです。
私も移行を担当するまでは、本当におまけ程度にしか思っていなかったので、そもそもDNSとは…というレベルから理解するために読みました。
【結論として】
普通に良書かなと思います。何より丁寧。
【どんな人向け】
1)DNSの業務をがっつりやることになった人
2)業務上、DNSと連携するような要素があり側だけでも知っておきたい人
3)DNS関係の情報集めているけど、収取も面倒なので一元化した情報が欲しい人
【どれくらいかかった?】
半月程度
※興味がないとつらい書籍なので、その場合はもう少しかかりそう。。
【どんなことやるの?】
DNSについて0から教えてくれます。
主に机上で学ぶスタンスですが、オススメとしては適当にPCにサーバを立てて実際にdigコマンド(DNSで使うコマンドといったらこれ!というコマンド)
を叩きながらやるのが良いと思います。私が同じくレビューした書籍「体験しながら学ぶ ネットワーク技術入門」レビュー
のあとでやると、検証環境もあるしその書籍で触りだけ教えてくれるので、よりとっつきやすいかなと思います。
ちなみに私は逆パターンでしたが、「体験しながら学ぶ ネットワーク技術入門」はあくまでネットワークを
細やかにフォローする書籍であって、DNSについては割とざっと説明しています。特にフルリゾルバがルートから名前解決するくだりを
一台のサーバで済ませている感じにしており、DNSをまともにやっていないとひとまず読み進める(筆者もそれで良いと述べていますし、私もそう思いました)
という流れになっていますが、この書籍から入るとDNSの章についてはちょっと複雑なその代替方法も理解できたりします。
【良いところ】
とにかく親切丁寧に書かれています。
返り値についても細かく記載されているので、主要な部分について再度ぐぐるような手間はありません。
図解もそこそこあり、イメージしながら読み進めることが出来るのではないかなと思います。
【気をつけたほうが良いところ】
冒頭に述べた通り、DNSは地味of地味です。技術的にはとても重要なのですが…。。個人的意見ですが正直興味がないとつまらない。
よって、私のようにどうしても知る必要がある、とか本当に興味ある時に読んだ方が良いです。
暇だから何か読むか~、のノリで買うと私だったら途中でホコリ被ります。
【まとめ】
褒めてボケての繰り返しになってしまいましたが、間違いなく良書です!
そんなに激高な書籍ではないので、すでにDNSをマスターされている方や経験者の方も
1冊手元に置いておけば、いざという時にさくっと調べることが出来るので良いのではないかなと思います。
そのうち移行に関する記事も記載しようかなと思っています。
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