2024年マトリックス新入社員研修 全貌大公開!
こんにちは!
株式会社マトリックス ゲーム事業部 技術課の馬場です!
今回は、2024年に行われたゲーム事業部の新入社員研修の全貌を大公開します!
マトリックスの研修はだいぶボリューミーなので、内容をかいつまんでご紹介します。
弊社に応募を検討している方に向けて、研修の雰囲気を感じ取ってもらえると嬉しいです。
今年は3名のスタッフ(デザイナ2名、プログラマ1名)が入社されました。
全体の流れ
新入社員の研修は大きく分けると4つのセクションに分かれており、約半年間かけて行っています。
全体の流れ
全体研修(4月入社後)
最初に行われるのが全体研修です。入社後、約1週間にわたって実施します。
会社紹介~ビジネスマナー研修
緊張の入社初日!
入社式の後、人事担当からマトリックスの企業理念や会社のルールについて説明があります。その後、名刺交換の作法や電話応対の仕方など、一般的なビジネスマナーを学びます。
ゲーム開発者のマインド講習
2日目と3日目には、各職種の上長が「ゲーム会社で働くとはどういうことか」について、主にマインドセットに焦点を当てた講習を行います。学生から社会人、そしてプロのゲームクリエイターになるために、気持ちを大きく切り替える必要があるので、2日間にわたり、じっくりと講習を行います。
組織紹介
4日目には、マトリックスの組織紹介を行います。マトリックスは、ゲーム事業部、アミューズメント事業部、事業推進部、管理部、福岡開発室といった多岐にわたる組織を持っているため、各事業部を1日かけて紹介します。
職種別研修(4月~5月)
全体研修が終了した後は、プランナー、デザイナー、プログラマーと各職種に分かれて研修が行われます。今年はプランナーの採用がなかったため、デザイナーとプログラマーの研修について紹介します。
職種別研修(デザイナ)
MAYA/UE研修
今年入社されたスタッフはMAYAとUnrealEngineの経験が少ないことを事前に把握していたため、今年はMAYA研修とUnrealEngineの研修を臨時で実施しました。
本研修ではチュートリアルの実施と基本のオペレーションの理解を目的として、ツールに慣れてもらうことに注力です!
ビネット制作
ツール研修の後には、ビネットの制作を行います。
ビネット制作とは、キャラクター1体と背景の制作を行うことです。
ポリゴン数やスケジュールに配慮しながら、デザイン検討から、モデリング、モーション、ゲームエンジンへの組み込みまで、3Dに関連する一連の作業を行います。
今年は2名のスタッフが入社したので各々の制作進行具合を確認しながら、スケジュールの相談やフィードバックを行って進行していきました。
★今回の制作では、下記の制限の中で制作してもらいました。
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ポリゴン数:キャラクター5000 poly 背景2500 poly
テクスチャ枚数・サイズ:キャラ背景各1枚(PBRの場合各3枚) 512px × 512px
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▼制作作品
職種別研修(プログラマ)
制作座学講習
週に数回、先輩スタッフによる制作に関するさまざまな座学講習が行われます。
どんな講義があるのか気になると思いますので、今年行われた座学一覧を公開しちゃいます!
座学講習一覧(No1が無いのはナゼだろう…)
Unity制作
Unityを用いてレースゲームを制作します。今年入社したスタッフはUnityを触った経験がなかったので基礎からしっかり教えていきました。また、この制作ではマトリックスお手製のフレームワークの理解も目的としているため、時間をかけて丁寧にレクチャーしていました。
▼制作作品
共同カリキュラム(6月~7月)
職種別の研修が終わった後、全職種合同で行う制作研修を行います。
今年からカリキュラムの内容を一新し、
1部:アナログゲームジャム
2部:UE5ゲーム制作
の2部構成でカリキュラムを組みました。
アナログゲームジャム(5日間)
共同カリキュラムの第1部は、短期間でのアナログゲーム制作です。
本研修の目的は「面白いを作る」ことです。面白いって何だろう?ゲームって何だろう?というテーマでのプチ研修から始まり、ゲームの企画検討、説明書の作成、さらにはゲームに使う雑貨の買い出しまで、新入社員の皆さんに取り組んでもらいました。
▼制作作品
制作されたゲームを社員がプレイ!
UE5制作(1.5ヵ月)
共同カリキュラムの第2部は、Unreal Engine 5を用いたゲーム制作です。
本研修の目的は「プロの開発を学ぶ」ことです。決められた期間とコストの中で、実務に近い制作を経験する研修です。制作に集中できるよう、企画と仕様はあらかじめ用意したものを基に進めてもらいました。ただし、世界観やデザインに関してはデザイナーの力の見せどころとして、自由に制作してもらいました。
▼制作作品
社員でスコアを競いました
代表大堀から熱いレビュー
OJT(8月~9月)
OJT(On the Job Training)とは、実際の仕事を通じて、先輩がアドバイスをしながら行う研修のことです。これまで説明してきた内容は、研修プロジェクトの一環として行ってきたものですが、OJTでは実際に進行中のプロジェクトに参加し、実務をこなしながら学んでいきます。
今年入社したスタッフからのコメント
ここまで研修の内容を紹介してきましたが、せっかくなので今年入社したスタッフが実際に研修を受けてどうだったのか。所感を聞いてみました。
以下原文ママ載せております。
- デザイナMさん
新人研修では先輩方のサポートがかなり手厚かったことが印象的でした。
ビネット制作やゲーム制作研修の際は小さな疑問にも快く答えていただいたり、作成途中で何度もチェックしていただいたりしたことで無事に作品を完成させることができ、自信がつきました。
新人研修を通して技術的なこと、さらに人と一緒に働き、ゲームを作るために必要なことを学べたのはありがたかったです。 - デザイナKさん
研修では、チームでモノを作る大変さと楽しさを学びました。
チームでの制作は、個人制作にはないコミュニケーションが必要です。
先輩に対して今日はどの作業をするかという報告や、同期と今後何をするかという話し合いが必ずありました。ですが人から意見を頂き作ったゲームは、自分の想像より何倍も良い仕上がりでした。
協力することで、自分だけでなく色んな人が良いと感じるモノを作るという楽しさを体験できました。 - プログラマOさん
新人研修を通して、育成に力を入れていると強く感じました。
不足している技術を補う形で育成プランを組んでいただき、幅広く知識を得ることができました。
また、週1回の面談があるため、発言する機会も多くあります。
そのため、設計力を伸ばしたいと発言した際に、積極的に相談に乗っていただいたり、設計レビューの場も設けていただきました。
自身のキャリアに対して育成する環境はとてもありがたいと感じています。
まとめ
盛りだくさんの内容でしたが、マトリックスの新入社員研修の魅力が少しでも伝われば幸いです。
2024年の採用はまだまだ受け付けていますので、気になった方は下記からご応募ください。
皆さんのご応募お待ちしてます!
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