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Clineで無料でGPT-4oのAPIキーを設定して使う

2024/11/12に公開

先日、こちらの記事を書きました。
https://zenn.dev/masaru21/articles/0d090165367a46
こちらのBolt.newをローカル環境で使えるように、ピノキオを使って設定しました。
その過程で、liteLLMという単語が出てきました。
https://docs.litellm.ai/

私は、そのまま参考にした動画を見ながら、GithubでGPT-4oのAPIキーを発行して、Bolt.newをローカル環境で使えるようにしました。

このときは、漠然とLiteLLMというものを知った感じだったのですが、今回ClineというVSCODEやcursorで使える拡張機能を知ったことで、LiteLLMがどのようなものか理解することができました。

Clineのページ

https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=saoudrizwan.claude-dev
Clineは、Claude3.5sonnetのAPIキーを使うことで、ブラウザを使ったデバッグまでできるようです。
私はClaude3.5sonnetのAPIキーの利用料金の支払いに不安があるので、Clineを使うことを諦めました。
でも関連記事を読む中で、GPT-4oのAPIキーを無料で発行して使えることを知りました。
つまり先日のBolt.newで行った作業が、理解できたのです。

GitHubでAIのAPI Keyを無料で発行できるサービスがある

こちらを使うと、Githubで、AIのAPI KEYを発行できます。
https://github.com/marketplace/models

このページにアクセスすると、GPT-4oやGPT-4miniの他に、様々なAIの名前が一覧で掲載されています。
この中から、GPT-4oを選択します。

次のページの右上に、緑のボタンがあります。
これをクリックするとAPI KEYを発行する画面が、表示されます。

ここから先のKEYの発行手順は、こちらの記事を参考にしてください。
https://zenn.dev/masaru21/articles/0d090165367a46

LiteLLMの出番

LiteLLMは、さまざまな大規模言語モデル(LLM)を統一されたAPIインターフェースで呼び出すための便利なツールです。
ピノキオを使ってBolt.newを使うときは、すでにLiteLLMがインストールされたと思われます。
API KEYのBASE URLに、すでにローカルのURLがセットされていたので。

念のためpipのバージョンを確認してください。

pip --version

このコマンドで、インストールします。

pip3 install litellm

ここでは、pipでも使えたので、コマンドがpipとpip3が混在して書かれています。
お使いの環境にあわえて頂けると幸いです。
Python 3.x環境であれば、pip install litellmとpip3 install litellmのどちらを使用しても問題ありません。

もし、litellm[proxy]がインストールされていないとエラーが出たら、下記のコマンドでインストールしてください。

pip install 'litellm[proxy]'

環境変数設定

Githubで発行したKEYを使えるようにします。

#Windowsの場合は、こちら
 $env:OPENAI_API_KEY="******************"  

#Ubuntuなどの場合は、こちら
 export OPENAI_API_KEY="*****************"

今回は、Githubで発行したKEYなので

$env:GITHUB_API_KEY="****************"

こちらで、起動します。

litellm --model github/gpt-4o    

このgithubの文字の部分を、使うAPIの種類に合わせてください。

起動できた画面です。

この画面に表示されているURLをBASE URLに入力します。

これで、設定完了です。

テストしてみました。

電卓のアプリを作ることを試しました。
でも、途中で、トークン数8000の限度を超えてしまい、エラーが出ました。

私は、チャットで、トークンが8000を超えないようにしてくださいと書いたら、続きを処理できました。

こちらが、チャット画面です。

私が見た動画では、フレームワークを使って電卓のアプリを作っていました。
私は、何も用意していなかったので、HTML、CSS、Javascriptのファイルが自動で作られていきました。
ファイルを作るときには、確認を求めてきました。
完成したアプリの画面は、こちらです。

ACのキーが機能していないようですが、一応計算できました。

AIのAPI KEYを無料で発行する方法

今回Githubを使って、API KEYを無料で使う方法を試しました。
この他に、二つ方法があるようです。

GPT-4oやGPT-4mini以外のモデルでも良い場合は、下記の方法も使えるかもしれません。

OpenRouter.ai

ClineのAPIの設定画面に、OpenRouterの文字があります。
https://openrouter.ai/
OpenRouter.aiは、さまざまな大規模言語モデル(LLM)へのアクセスを簡素化するためのプラットフォームです。このサービスは、開発者や企業がAIモデルを効果的に利用できるように設計されています。
ここで無料のfreeで検索すると、AIを見つけることができました。

GroqのAPIキーを使う方法

https://groq.com/
Groqは、AIと高性能コンピューティングに特化したテクノロジー企業で、特に大規模言語モデル(LLM)の処理において革新的なアプローチを提供しています。
Groqは、無料でAPI KEYを利用できます。
有料プランも、あります。
OpenAI互換のAPIキーを発行できるようなので、OpenAIのKEYに置き換えて使えるようです。

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