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8インチの Android タブレットの調査

に公開

入院生活でプログラミング作業をするために8インチの Android タブレットを購入した。いろいろ調べる必要があったので記録に残しておく。

Android 16

Linux ターミナル

開発中の Android 16 では Linux ターミナルが導入される予定である。Android 15 を導入した Google Pixel で試すことができる。

Android 16 のリリース予定は2025年6月頃なので、Android 16 対応のタブレットは10月から12月頃から発売されることが予想される。

デスクトップモード

Android 16 ではデスクトップモードも導入される。以前の OS では一部の機種で独自に導入されていた。

DP Alt (DisplayPort Alternate) モードに対応している機種であれば、USB-C ケーブルを通して DP Alt モード対応の外部ディスプレイに出力できる。Google Pixel は 8/8a から DP Alt モードに対応している。

DP Alt 未対応の機種の場合、DisplayLink 社のチップセットを搭載したアダプターおよび DisplayLink Presenter アプリを使う必要がある。

Android 16 以前の Linux 環境の構築

F-Droid および Termux アプリを導入する。調べたことはこちらの記事に投稿した。

CPU によるタブレット機種の分類

CPU から主な機種を3種類に分類できる。

  • エントリークラス - Unisoc
  • ミドルクラス - Qualcomm (600番台)、MediaTek (Helio G99, Dimensity 7000番台)
  • ハイスペック - Qualcomm (バージョン8)、MediaTek (Dimensity 9000番台)

SIM と携帯各社のプラチナバンド

SIM が携帯会社のプラチナバンド(700MHz〜900MHz)が対応しているか調べる必要がある。

  • 8 - ソフトバンク
  • 18 - au
  • 19 - ドコモ
  • 28 - 楽天

楽天モバイルの au 回線ローミングは2026年9月30日に終了予定である。

実際に購入した機種

今回はヤフオクで見つけた Headwolf FPad5 (2024年2月発売) を購入した。

OS は Android 14、SoC は MediaTek Helio G99 (ARM) 、搭載メモリは 8G RAM である。SIM は主要3社 (ドコモ、au、ソフトバンク) をサポートする。USB PD はサポートされていない。

後継機

MediaTek Dimensity 7050 を搭載し USB PD 18W に対応した Headwolf FPad5 Fpad7 (2025年1月発売) が販売されている。姉妹ブランドの Alphawolf から Gelio G99 を搭載した Apad1、APad2 が販売されている。

ゲーム用途の機種

近年、ゲーム用途を想定した Snapdragon 搭載の8インチタブレットが販売されている。

  • Lenovo Legion Tab Gen 3 2025年1月
  • Alldocube iPlay 70 mini Ultra 2025年4月

後者の iPlay 70 mini Ultra は4万円前後の格安値段になっている代わりに SIM は未搭載、USB PD の最大充電電力は 20W に限られ、直接給電をサポートしていない。

スマホ、ノートパソコンとの比較

スマホと同じように片手で持ちながら見ることができること、目の負担が減ることがメリットである。

ChatGPT で複数の画像を生成するときにスマホよりもリロードの回数が減る。

いろいろなサイトを回って情報を収集したり、長文をまとめる必要があるならノートパソコンのほうが便利だろう。

ヤフオクで4・5年前に製造された企業リース落ちの Chromebook が2・3万円で購入できる。Chromebook では Android アプリが利用できるほか、標準化された Linux 環境を手軽に導入できる。

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