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[筋トレのすゝめ] プログラミングばっかりしていて、運動不足のエンジニアを撲滅したい

2024/01/15に公開

はじめに

この記事はこちらの素晴らしい記事を拝見し、私も書こうと思った記事となります。

筋肥大目的で筋トレを始めて約6年程度の体験&健康に関する学習で得た知見を元に書いています。筋トレ3年目頃から、筋肥大よりも健康志向になったので記事の内容は健康に重きを置いた内容となっております。

エンジニアリングにも全く関係ないので、皆様暇な時に読んでください。と言いたい所ですが、
日常的に運動をしていない不健康なエンジニアは必ず読んでください。

また、私が仕事よりも本気で取り組んでいるジム勧誘活動によって、弊社社員のジム加入率は80%を超えています。熱心で粘着質な勧誘、そしてプロテイン服用の強制によって、運動経験がなく将棋一筋の弊社CTOですら1年以上筋トレを続けております

ですので、筋トレエンジニアの方で社内に筋トレ民を増やしたい!と思っている方にもお役に立てる記事となっております。

なぜ運動不足の不健康エンジニアは筋トレをするべきなのか?

この質問の答える前に、運動不足は健康に悪い。ということに関して深く考える必要があると思っています。
そもそもなぜ運動をしないと健康に悪いのでしょうか?なぜ運動を日常的にする必要があるのでしょうか?

  • 運動不足だと体力・筋力が減少するから体に悪い
  • 運動不足だと生活習慣病のリスクが増大する

良く理由として挙げられるのは、以上のようなことです。一見すると納得してしまいますが、全然理由になっていません。

運動なんてしたくなくて当たり前

運動をせずとも体力・筋力を維持できる性質を持って生まれてきても良いはずです。同様に、運動をせずとも生活習慣病にならない性質を持って生まれてきても良いはずです。
冷静に考えると、運動せずとも生きられる環境でありながら、あえて運動しないとデバフがかかるというホモ・サピエンス(我々)の性質は糞仕様だと思いませんか?普通にドM過ぎます。

この疑問に対する答えは簡単で、我々の心身は狩猟採集時代からほぼ変化しておらず、その時代に最適化されたままであるからとなります。

ホモ・サピエンスは20万年以上も前から存在していますが、農業を始めたのはたった約1万年前であり、現在のようにオフィスで働くようになったのはつい最近の話です。人類史で考えると、オフィスで働くようになった期間は全体の0.1%にも到底満たないです。対して、狩猟採集生活を行っていた期間は少なく見積もっても95%以上です

こう考えると、我々の設計図(DNA)は狩猟採集時代に最適化されたままだと考えるのが当然だと思いませんか?(近年の人類を取り巻く環境の変化が速すぎて、設計図の改良が追いついていない)

狩猟採集時代には、1日平均10キロ以上は歩いていたとされています。ですが、健康のために運動していたのではなく、生きるのに必要だから仕方なく動いていただけです。加えて、食料は現代のように潤沢ではないので、運動量を最小にすることがカロリー戦略上重要になります。ですので、我々の本能は運動しなくても良い状況であれば存分に休めと命じてくるのです。

運動なんてしたくないのは当たり前なのです。

運動不足は体に悪いとは?

運動せずとも生存可能なヌルゲーの環境(現代)を想定して我々の心身は設計されていないので、運動しない生活を続けると色々不具合が生じるということなのです。

運動不足エンジニアの生活

現代社会では運動をしなくても生きることが可能なので、本能の赴くままに朝から晩まで座った状態でキーボードをカタカタし、そのまま夕食を食べてアニメでも見ながら寝床に着く生活を続けることが出来ます。
すると、想定されている体の利用方法でないためミスマッチを起こし、あらゆる不調が生じます。

エンジニア用語で言い換えるなら、狩猟時代の環境が我々の心身プログラムの実行環境と言えるでしょう。なので、典型的な現代生活を送っていては実行環境が異なるので意図しないエラー(心身の疲労)を起こすことは想像に容易だと思います。

以上を踏まえて、なぜ運動不足の不健康エンジニアは筋トレをすべきかという問に答えると、
そもそも我々の心身プログラムは運動不足の状態で生存可能な状況を想定して設計されておらず、1日10キロ相当の運動は事前条件である。よって、運動をすべきということになります。

ちなみに、筋トレでなくてもある程度心拍数を上昇させる運動であれば何でも良いのですが、私はその中でも特に筋トレをオススメするということになります。

筋トレのデメリット

全ての物事はトレードオフなので、勿論デメリットが存在します。

  1. オフィスが暑すぎて砂漠
  2. 怪我をするリスク
  3. 服が入らなくなる

オフィスが暑すぎて砂漠

転職活動の際に、理由を聞かれたらおそらく真剣にこう答えると思います。

「オフィスが暑すぎて砂漠。快適な室温のオフィスで働きたい。」

筋トレをする前は寒がりだったのですが、現在はめちゃめちゃ暑がりになりました。オフィスでは年中半袖です。暑すぎるので、隙を見てはこっそり窓を開けたり暖房の温度を下げたりしています。

なぜ隙を見ているのかというと、弊社CEOが寒がりなので室温を下げるイベントを発火させると怒られるからです。真冬でも僕は容赦なく窓を開けますが、CEOのみならず複数名の方々から白い目で見られます。悲しいです。

怪我をするリスク

健康を考えると、マシントレーニングよりも体の自由度が高く様々な筋肉を鍛えることが可能なフリーフェイト(ダンベルやバーベル)でのトレーニングが一番の選択肢になると思います。
ですが、自由度が高いので、正しいフォームで行わないと怪我をします。ですので、筋トレ未経験の方は経験者にフォームを教えて貰いながら筋トレを始めるのが良いと思います。

余談ですが、筋トレ1年目の頃にデットリフトという種目で肩の筋肉を切り、2週間歩けない状態になりました。

昔は歩くだけで体が痛いと言う祖母に対して
「そもそも、昔は痛み止めも無かったんやで。精神は肉体を超越する。痛くないと思えば痛くない。甘ったれるな!」
と私は応援の意味を込めて激励を飛ばしていました。

ですが、自分が歩けなくなったことで世のご老人の気持ちを真に理解するに至り、来たるべき肉体の老化について真剣に考えるようになったので、私にとっては最高に良い出来事でした!(※念のためですが、祖母との関係は良好です。)

服が入らなくなる

私はオシャレに興味が無く、機能性のみを重視するのでそこまでデメリットではありませんでした。ブランド品を買わずに、我が日本国が誇るファーストリテイリング様のユニクロで1000円くらいの白Tをシーズン毎に2,3着購入することで解決です。

オシャレが好きな人は、オシャレを辞めるか金で殴るかのどちらかを覚悟して下さい。

筋トレのメリット

メリットは挙げると切りがないので、あまり一般的には知られていないメリットを3つ挙げておきます。

  1. 運動すると頭がよくなる
  2. オスとしての魅力アップ
  3. ストレス解消

運動すると頭がよくなる

脳の神経細胞は胎児や幼児期に生まれ、あとはそのまま死んでいくだけと長らく考えられていました。ですが、現在は大人になっても神経細胞が新たに生まれることがわかっています。
運動すると、BDNF(脳由来神経栄養因子)という物質が分泌されます。この物質は脳細胞の成長,再生を促進するので記憶力や認知機能が向上すると知られています。

オスとしての魅力アップ

筋トレをすると男性ホルモンがブチ上がります。加えて、スタイルが良くなるのでオスとしての魅力がアップすること間違いなしです。

補足すると、男性ホルモンは「決断」,「忍耐」,「闘争」などの自然界でオスに強く求められる性質に強く結びついているとされています。男性更年期障害との名でも知られていますが、30代頃からは年々男性ホルモンの分泌量が減少し、心身の両方に不調を感じるとされています。ですので己の肉体を鍛え、男性ホルモンの低下を抑えることでエネルギッシュな状態の維持も期待できます。

ちなみに、若い頃は運動不足でもお腹が出ていなかったのに、30代頃からお腹が出てくる事象の要因の1つとして、男性ホルモン濃度の低下が挙げられます。なので、ぽっこりお腹を気にしている人にもオススメです。

加齢に伴って男性ホルモン低下 → 筋肉量減少 → 消費カロリー低下 → カロリー過多によって脂肪蓄積

ストレス解消

筋トレを行うと、ドーパミン、セロトニン、エンドルフィン、テストステロンなどの脳内物質のオンパレードが始まります。合法的にトランス状態へ突入することが可能です。

人の気持ちは、所詮は脳内物質の入力に対する出力であると考えています。体を動かして脳内へ快楽物質を大量放出することで、職場やプライベートでの小言には我関せずにご機嫌で居られるのです。

おわりに

全エンジニア、筋トレでなくても何らかの高負荷な運動を習慣にしましょう!

「古きをたずねて新しきを知る」

孔子の言葉ですが、この言葉は我々の健康を考える上で非常に示唆に富む言葉だと思います。
狩猟採集時代のご先祖様の生活に思いを馳せ、現代社会の生活との差分をしっかり認識し、古きと新しきを調和したライフスタイルを実践する。

それこそが、フィットネスだと私は考えております


参考文献

運動の神話
運動脳
脳を鍛えるには運動しかない! 最新科学でわかった脳細胞の増やし方
進化心理学から考えるホモサピエンス
サピエンス全史
利己的な遺伝子

マナリンク Tech Blog

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