【ネットワーク基礎】プロトコルの種類(HTTP・HTTPS)
はじめに
私たちがインターネットを介して、他の機器と正しくデータをやりとりするためには、共通のルールであるプロトコルを使用しています。
このプロトコルは、さまざまなところで使用されており、身近なところでいうと、Webページに関するデータの送受信に使用されるHTTP・HTTPS、メールの送受信に使用されるSMTPプロトコルなどがあります。
プロトコルにはさまざまな種類があるため、今回は、階層ごとに使用されるプロトコルについてはざっくりまとめ、HTTP・HTTPSを中心にまとめていきます。
TCP/IPにおける全体像
階層ごとに使用されるプロトコル
※プロトコルの階層・データ送信から受信までの解説については別記事にまとめています。
データを送信して受け取るまでには、多くの工程があり、それぞれの階層ごとに使用されるプロトコルが異なります。
今回は、特に代表的なHTTP・HTTPSについて見ていきます。
HTTP
HTTP(HyperText Transfer Protocol)は、ウェブサイトを見るときに使われる通信のルールにおことで、ブラウザとサーバーが会話するための共通言語のことを指します。
以前、『【基本】クライアント・サーバーモデル』( https://zenn.dev/mabo23/articles/71412baa924ca1 ) で解説したブラウザとサーバーが通信をする際に使用しています。
HTTPS
HTTPS(HyperText Transfer Protocol Secure)は、HTTPを安全にした通信プロトコルです。
「SはSecure(安全)の意味」で、すべてのデータが暗号化されてやり取りされます。
これにより、HTTP通信ではやりとりの内容が外から丸見えでしたが、HTTPS通信ではやり取りの内容が暗号化されるため、第三者に中身が見えないようになり、安全性が担保されます。
HTTPS通信の仕組み
HTTPSでは、クライアントとサーバーがお互いに暗号化された通信を確立するための手順があります。
ここではざっくりその流れを把握しましょう。
※これらを理解するためには、セキュリティの基本である暗号化、SSL、サーバー証明書、公開鍵暗号化方式などの知識が前提として必要になります。今回は、現時点でこういった知識がなくても、通信の流れを理解することを目的にしているため、前提知識の部分の解説は割愛しています。
まとめ
通信プロトコルには役割に応じてさまざまな種類があります。
その中で今回は、HTTP・HTTPSについてざっくりまとめました。
HTTP・HTTPSプロトコルによってブラウザとサーバーが通信することで、私たちは見たいWebページを閲覧することができます。
前提知識があると、現時点で理解できないことも必ず理解できるようになるため、しっかり押さえていきましょう。引き続き、少しずつ記事にまとめていきますので、よろしくお願いします!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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