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Preattentive Attributesと視覚属性 .2

2021/11/01に公開約4,000字

Preattentive Attributesと視覚属性 .2

.1はこちらです

Preattentive Attributesに有効な視覚属性を知る


【Preattentive Attributesに有効な視覚属性の一覧】

Tableau Help - ビジュアル分析を利用する理由

これらをより大きく分けると4つに分類できます。
位置、色、サイズ、形状
人はこの4つの視覚属性から、反射的に判断していると考えられます。

視覚属性の重要度

この4つの視覚属性は重要度(インパクトとも)に違いがあります。重要度は「認識しやすさ」と捉えてください。
実は、Tableauのマークカードは左上から右下にかけて重要度の高い順になっていると言われています。
位置は行列シェルフで決定していましたね。

シチュエーション次第で変わりますが、4つの視覚属性は以下の順と言えそうです。
位置>色>サイズ>形状
特に、位置はヒトにとってもっともわかりやすいPreattentive Attributesと言えます。

視覚属性の重要度を体験➀

実際にグラフで重要度の違いを体感してみましょう。

重要度の弱いものから見ていきます。
(サブカテゴリごとの売上推移を例に見ます)

形状から売上を判断することはできず、凡例を見る必要があります。
つまり形状から意味を確認する・考える必要があり、反射的に判断しているとは言い難いです。


形状よりは反射的に売上の大小がわかりますね。
しかし、微量なサイズの違いを判断するのは厳しいです。


売上の違いが一目でわかります。
しかし、例えば、電話機とテーブルの売上の差はいったい2倍なのか3倍なのか、どれくらいなのかは分からないですね。


売上の違いが一目でわかり、電話機とテーブルには実は約2倍程度の値の差があったことがわかりました。
位置というのはとても重要な視覚属性であり、
Tableauにおいてもまず行列シェルフでその位置を決定させるほどに重要です。
視覚属性の違いだけでずいぶん大きな違いがありましたね。

視覚属性の重要度を体験➁

さて、ここまでで、色とサイズはあまりインパクトが変わらない?と思ったかもしれませんね。
確かに落ち着いてみればわかりやすさは同じくらいなのかもしれませんが、
最初に数字の9の数を数えたゲームを思い出してください。
二回目の時は"数字"を認識して数えていましたか?代わりに何かを数えていませんでしたか?

ここで、色とサイズのインパクトの違いを体感できるよう、アニメーションを用意しました。
それぞれ、複数の円の中で "色の違うパターン"と、"サイズの違うパターン"を見比べてみてください。
どちらがよりインパクトを感じますか?どちらがわかりやすいでしょうか。

サイズは2倍くらい違うものを用意しました。
場合にもよりますが色のほうがインパクトがあり、Preattentive Attributesに訴えかけやすいことが
体感していただけたのではないかと思います。

ここまでで、今後チャートを見たときに、どんな視覚属性によるチャートなのかを考えられるようになりました。
また、自身でチャートを作る際にもどの視覚属性を利用するか、意識できるようにもなりました。

次の章では、そのどの視覚属性を利用するかの考え方の参考となるよう、
データのタイプとPreattentive Attributesとの相性を解説する予定です。

参考文献

著書:
データドリブンの極意
データビジュアライゼーションの教科書

動画:
DATA Saber Boot Camp Week2 "Visual Best Practice: Art and Science of Visual Analytics"
mac bryla blog - Data Matters

Web:
Tableau help - ビジュアル分析を利用する理由

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