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プログラミング初心者に贈る効果的なググり方~役に立たないサイトを排除して効率よく情報収集する方法~

2023/11/23に公開

インターネット上では、古の時代から「ググレカス」「目の前の箱は何だ?[1]」という言葉に代表されるように、分からないことは自分で調べるのがマナーとされてきました。

しかし、近年のインターネットでは、「ググってもカス」と言われるように、まるで役に立たないサイトが検索結果に出てくることが増えてきています。

しかし、恐らく大半の人はそういった検索結果に何の違和感も抱かず、鵜呑みにして後悔します。

かつての私もそうでした。

しかし、私はそうした経験があって、こういったサイトを避けて時間と労力を無駄にしないようにする術を編み出しました。

これは、役に立たないサイトを自身の環境から淘汰し、役に立つサイトから効率的に情報を収集し、自身の作業に役立てる技です。

この記事では、私が弊学の先輩から伝授されたり、色々な記事を参考にしたりして編み出した、現在に至るまで情報収集の際に使っている技を記していきます。

4年間専門学校に通っている私ですが、こんなことを教えてくれる先生は一人もおらず、この記事も先輩の知見が取っ掛かりになっています。

なお、このページで紹介した術やサイト・ソフトウェアを利用したことによるいかなる損害に対しても、私は責任を負いません。

この記事を書いた人

IT系専門学生4年/内定済み(2023年11月現在)
IT系コンテスト出場経験あり
応用情報技術者試験合格
Arch LinuxやNeovimを弄っている
卒業制作でリーダーを務めている
ドット絵が得意

前提ソフトウェア

uBlackList

Chrome版
Firefox版

今回の記事の要です。
見たくないサイトを、検索結果からドメイン単位で非表示に出来ます。

DeepL

Chrome版
Firefox版

英語ページやエラーメッセージを読むのに使用します。
DeepL Proに課金すればページ単位の翻訳も使用できます。
ただし、一部のサイトでレイアウトが崩れるという報告[2]もあるため、頭の片隅に入れて使用することをおすすめします。

Google翻訳

Chrome版
Firefox版

DeepLよりも翻訳精度は落ちますが、無料でサイト全体を翻訳できるので、お金に余裕が無い場合は合わせて入れておきましょう。

DeepL デスクトップ版

DeepL翻訳:高精度な翻訳ツール

Ctrl+C二回で選択した文を翻訳できるため、Windowsユーザーは入れておくと何かと便利です。
エラーメッセージなどにはこちらを使うといいでしょう。

Weblio ポップアップ英和辞典

Chrome版
Firefox版

英単語を調べる時に便利です。ただし、デフォルト設定の挙動がやや鬱陶しい上に、DeepLやGoogleで事足りることも多いです。

DuckDuckGo

後述の「役に立たないサイト」は、Googleのアルゴリズムを前提にSEO対策を立てています。
そのため、Googleとはアルゴリズムが異なる検索エンジンを利用することで、
多少は役に立つサイトが検索結果に出てきやすくなります。
中でもDuckDuckGoはプライバシー保護を重視しており、更に検索結果のリージョンを簡単に指定できるため、後述の英語検索もやりやすくやりませす。
DuckDuckGoとBingとGoogleで「Linux 初学者」で調べた所、
DuckDuckGoでは検索結果3個目にQiita記事が
Bingでは5個目にQiita記事が
Googleでは12個目でようやくQiita記事が出る結果になりました。
BingはCopilotとの連携もあるので便利な面もありますが、2023/12/08現在UblackListで除外できない広告が入るため、技術的な検索用途ではおすすめしません。
一方、Googleで引っ掛かるであろうサイトが引っ掛からないこともあるので、Bing共々使い分けが必要です。
DuckDuckGo:https://duckduckgo.com
Bing:https://www.bing.com

ChatGPT/Copilot(旧Bing Chat)

内容によっては下手にググるよりAIに聞いたほうが早い場合があります。
お金に余裕がある場合は、課金してChatGPT Plusを解禁するのがオススメです。
無料で使えるGPT-3.5でもそこそこ強力ですが、GPT-3.5は2021年までの知識しかないため、最新の言語やライブラリの事情に疎く、古い記法を提案する可能性が残っています。
一方、Copilotはデフォルトで、ChatGPT Plusはプラグイン導入することで、Bing検索と連携して最新の情報を取得してくれます。
コードとエラーの直貼りがシンプルに便利ですが、職場によっては別の方法を使う必要があると思われます。
プロンプトから適切に答えを導き出すスキルも今後は問われると思われます。
無料で使う場合はChatGPT3.5より、GPT-4がデフォルトで使用できて最新の情報も得られるCopilotの方がオススメです。
ChatGPT:https://openai.com/chatgpt
Copilot:https://copilot.microsoft.com

参考記事

【参考記事】ChatGPT PlusとBing Chatの比較:https://qiita.com/C_HERO/items/b279990be3334e0da107

役に立たないサイトの特徴

IT/Tech系に絞っても、以下のような特徴が挙げられます。
それ以外の分野については、網羅しきれないので知ってる範囲で折りたたんでおきます。
なお、信用出来ないサイトの具体的なサイト名やドメインなどの掲載は控えさせて頂きます。

IT系やそれに準ずるジャンルにおける具体例(折りたたみ)

  • 何らかの製品やサービスの宣伝目的で書かれたであろう記事
    • プログラミングスクールや転職・求人サービスのHP、或いはそれらの回し者が書いたであろう記事
    • PCソフトウェアメーカー、PC修理サービスのHP、或いはその回し者が書いたであろうPCトラブル解決記事もどき
    • 記事の途中や最後にデカデカと何らかの宣伝が入る記事
    • 技術記事なのに何故か転職・求人やスクールのPRが多い記事
  • 広告収入目当てであろう記事
    • プログラミングスクールの卒業生が書いたであろう、低質な記事
    • 伝聞やショッピングサイトの売り上げランキングだけを元に書いたであろう[3]おすすめ製品記事
    • StackOverflow等海外フォーラムサイトを機械翻訳しただけの記事
    • 自分の言葉ではなく、5chやX(旧Twitter)などの口コミを寄せ集めただけの記事
  • 上記との複合型
    • ChatGPT等生成AIに書かせたであろう、無茶苦茶な記事
    • 「できること」「メリット・デメリット」「現役エンジニアが教える」「専門知識いらず」「わかりやすく」などの常套句がタイトルに入ってる記事[4]
IT系以外のジャンルにおける具体例(おまけ)
  • 広告収入目当てのものや所謂「いかがでしたか?」系メディア
    • 5chやX(旧Twitter)などの口コミを寄せ集めただけのまとめサイト
    • 身元も分からない末端のライターに書かせたであろう中身のない記事ばかりの企業メディア
    • 末端のライターに書かせてる上外部からの編集お断りな自称ゲーム攻略Wiki
    • 当たり障りのないことしか書かれていない恋愛系メディア
    • タレントの身元を調査すると言いながら「何も分かりませんでした」で締める釣りタイトル記事
    • 全体を読むと明らかに薄っぺらい内容をSEO対策の文字数のためにドラゴンボールZのごとく引き伸ばしてる記事
    • 「○○する方法○選」「○○な○つの理由/原因」「○○ランキング」「徹底解説」「○○な人必見」「おすすめ」「メリット・デメリット」「○○が教える」「○○な人の特徴」などの常套句がタイトルに入ってる記事
    • 意味もなくページネーションで小分けにし、アクセス数を稼ぎつつユーザーを煩わせる記事
  • その他、検索妨害になりうるサイト
    • アラビア文字などが混ざっていたり、謎に五つ星が混ざっていたりするマルウェアサイト

恐らく、この記事にたどり着くような方なら、いくつかピンと来たのではないでしょうか。

役に立たないサイトの記事の多くは、末端のライター或いは生成AIに書かせており、SEO対策のために文字数を水増ししている、ライター個人の趣が徹底的に排除される、最後が「いかがでしたか?」などの言葉で終わるという特徴があります。

こういったサイトは読むだけ時間の無駄なので、私は門前払いでuBlackListに入れてます。

上記とは逆に比較的信用できると判断しているサイト

私の判断基準は以下になりますが、大きく分けて4つの傾向があります。
なお、こちらに関してはIT以外のジャンルは割愛させて頂きます。

  • A.Qiita/Zennなどの技術記事サイト
  • A.noteなどのその他個人が書いた記事サイト
  • A.Ameba/はてなブログなどの個人ブログ
  • A.YouTube動画
  • B.Yahoo!知恵袋/Teratailなどの質問サイト
  • B.匿名掲示板の書き込み(転載でない原本)
  • B.X(旧Twitter)やSNSの口コミ(転載でない原本)
  • B.Redditなどの海外フォーラムサイト
  • C.IT企業の技術ブログ(スクールや転職・求人系でない真っ当なIT企業が出してるもの)
  • C.StackOverflowやAsk Ubuntuなどの集合知を目的とした質問サイト
  • C. ArchWiki/Ubuntu Wikiなどのユーザー編集可能なWikiサイト
  • C/D.GitHubなどのリポジトリ内のREADME.md/Wiki/issue
  • D.MDNなどの各種公式ドキュメント
  • D.ITmediaなどの身元や所属が明らかな記者が書いている大手ニュースサイト
参考記事

エンジニアの情報収集法まとめ:https://qiita.com/nesheep5/items/e7196ba496e59bb2aa28

誰でも書き込めるサイトが多いように感じており、小中学校~高校のネットリテラシー教育では推奨されないジャンルが多いですが、
先述の役に立たないサイトの問題点は、「金儲けや集客のために書かれている記事」でかつ「個人や組織等の実体のある書き手の知見や経験、実体験に基づいて書かれていない他所の情報を寄せ集めただけの記事」であることです。

Googleの場合、先述の役に立たないサイトがGoogleのアルゴリズムに合わせて全力でSEO対策してくるため、「Qiita」「Zenn」などの具体的なサイトのワードを加えないと有用な記事が出ない事態になっています。

そのため、DuckDuckGoやBing等の使用が推奨されます。

ただし、本当に利用価値があるかどうかは、個々のサイトごとに異なりますので、詳しい傾向を以下に記します。

Qiita/Zennなどの技術記事サイト

プラットフォームの特性上、収益化がメインではなく、純粋に勉強やアウトプット目的で書いている方。技術が好きな方が本人の経験に基づいて記事を書いている場合が多く、また公式ドキュメントを読む力のない初学者がよく利用するサイトでもあります。

ただし、誰でも書けることには代わりはない上、情報が古くなっていたり、バージョンやOS始め環境等の前提条件が異なっていたりする場合もあるので、
記事のいいね(Qiitaの場合はLGTM/ストック)数や更新日時、前提条件、使用技術のバージョンなどの確認、及び複数記事の比較などもすることが大切です。

noteなどの技術以外の記事サイト

概ね、技術記事サイトと考え方は同じですが、
noteの場合は記事の有料販売機能があり、それに伴う釣りのような記事や、情報商材屋が書いた記事が売られている場合があるため、
有料記事の場合はしっかり精査してから購入することをおすすめします。

Ameba/はてなブログなどの個人ブログ

概ね考え方は技術記事サイト/技術以外の記事サイトと同じです。
一方、それらと異なるのは、アフェリエイト収益が用意されており、
それを目的に記事を書く人が多い点です。

また、WordPress等を使用して作られたプラットフォームに依存していない個人サイトでは、レイアウトの自由度が高いため、その傾向は一層強くなります。

個人的にも、SEOマシマシ収益目的のブログもWordPress系サイトに多い印象です。

そのため、情報商材屋やプログラミングスクール、転職・求人系サービス、及びそれらの勢力に感化されて建てられている、個人ブログを装った集客/ステマのためのブログ自分の商品を宣伝するためのブログなどもあるため、必ず著者のプロフィールや経歴を確認すること。

一方、真っ当に記事を書いて、企業案件を貰っている有用な個人サイトも存在するため、本当にピンキリという印象です。

また、企業案件を貰っていても、ステマ案件だったり、正直な感想を言ってなかったりする可能性もあるため、ある程度メディアリテラシーや複数情報の比較は問われます。

独学で学んだことをアウトプットしているサイト(ただし、スクール卒業生が書いたサイトはこの限りではない)や、個人の趣が感じられるサイト、趣味で運営しているようなサイトは比較的信用できると考えており、余程内容がひどくなければuBlacklistには入れません。

余談ですが、はてな匿名ダイアリーみたいに本当に脳が腐るサイトもあるので注意してください

参考記事

YouTube動画

大抵の場合、特定の個人や組織がやっていることが多いです。

特定の分野に長けた人がその分野に関する動画を出している場合も多く、
下手をしたらググるよりYouTubeで動画を探したほうが役に立つ情報が手に入る場合も多いです。

なお、IT技術関連については、海外の方がチュートリアル動画が充実しています。
字幕機能を使うことで、機械翻訳での日本語視聴も可能なので、かなり有用なメディアになっています。

一方、近年では

  • 他所の口コミを寄せ集めただけの動画
  • 他所のサイトから内容を丸パクリした動画
  • 許可を取らずに他人の動画を盗用した解説動画
  • 終始ネガキャンを煽るような動画

なども増えており、本当にピンキリと言えます。
また、一部のプログラミングスクールや情報商材屋もYouTubeをやっているため、それらの動画に引っ掛からないようにしましょう。

Yahoo!知恵袋/Teratailなどの質問サイト

個人が質問をし、個人が質問に答えるサイトです。

後述の理由から、エンジニア用途以外であればそれなりに見ていて面白いサイトではあるので、uBlacklistには入れてません。

こういったサイトは収益が発生しない場合が多く、回答が役に立つかどうかを決めるのも質問者であるため、自然と個人の知見に基づいた書き込みが集まりやすいです。

一方、Quora等の例外を除き、匿名で誰でも書き込める上に記事を書くよりハードルが低いため、質問の質も回答の質もかなり当たり外れが大きく、正直「上に挙げた役に立たないサイトよりはマシ」程度です。

また、Quora等の例外を除き、集合知を作る意識は殆どなく、質問側も前提条件や目的が明確でない質問を行う場合が多いため、Teratail含めエンジニア用途で殆ど役に立ちません。

私もTeratailで問題が解決した試しがないデス…

匿名掲示板の書き込み(転載でない原本)/X(旧Twitter)やSNSの口コミ(転載でない原本)

何らかのサービスやインフラが停滞・混雑している場合や、何らかのソフトウェアやプログラムが不具合を起こしている場合に、リアルタイムの書き込みを調べる用途ではそれなりに有用です。

Arch Linuxで使われるOSSソフトウェアの不具合を、Linux板やX検索で確認するなどの使い方をしてます。
その用途ではGitHubのissue(後述)を見たほうが早い場合もありますが、こういったissueは原因となるソフトウェアが突き止められないとどこを見ればいいか分からない場合もあるので、そういった場合に役に立ちます。

Redditなどの海外フォーラムサイト

Redditの場合、OSSソフトウェア等にコミュニティがあり、カスタマイズ方法やエラー解決などのスレッドが見受けられるため、英語検索(後述)をする際には非情に有用です。
例えば、LinuxのインストールにおすすめのノートPCを調べていたのですが、下手に日本語のサイトを探すよりRedditのスレッドの口コミを見れば一発でした。

IT企業の技術ブログ(スクールや転職・求人系でない真っ当なIT企業が出してるもの)

IT企業の社員が技術についてアウトプット記事を書いているバターンがあります。
個々の問題に対するものではありませんが、実際の業務に基づく知見である上、
会社として情報を出すことに伴う責任もあるため、質は担保されているものと思われます。

GitHubなどのリポジトリ内のREADME.md/Wiki/issue

業務や開発でよく使うソフトウェア/ライブラリ等の技術の使用方法/公式ドキュメント/不具合情報など、多くの情報が集まっており、機械翻訳を噛ましてでも読むべき情報源と言えます。
また、世界中のプログラムがアップロードされており、昔のプログラミング少年が雑誌でやっていたようなコードの写経がやり放題でもあるため、勉強にもなります。
何でこんな素晴らしいサイトをうちの学校は教えてくれないんだろう

GitHubのレイアウトは独特で、慣れないうちは難しいですが、エンジニアとは切っても切り離せないサイトなので、学生/スクール生のうちにアカウント登録して慣れておくべきです。

参考記事

StackOverflowやAsk Ubuntuなどの集合知を目的とした質問サイト

先述のYahoo!知恵袋等に似てますが、こちらは集合知を目的としているという大きな違いがあります。
(ここからはStackOverflowの説明です)
そのため、前提条件や目的が明確になっていない質問や、的はずれな回答にはマイナス票が投じられます。
また、過去の質問と被っている質問はその質問にリダイレクトされるようにもなっており、質問側にも過去ログを調べる自助努力が問われています。
私もダメ元で行った質問をリダイレクトされました。厳しいなぁ…
そのため、回答の質はある程度担保されており、ChatGPTやBing Chatが出る前は積極的に利用していました。
機械翻訳を噛ましてでも読むべき情報源なので、アカウント登録してサイト内で検索するスキルも身に着けた方が良いでしょう。

ArchWiki/Ubuntu Wikiなどのユーザー編集可能なWikiサイト

こちらは、質問サイトではなくWikiサイトとなっています。
Wikiで取り扱うソフトウェアや技術のユーザーが編集しており、
一定の編集ルールによって質が担保されているため、
非常に役に立つ情報源です。
一方、ArchWikiのように日本語訳されているWikiは希少であり、
機械翻訳や英語検索の技術が要求されるので、ややハードルは高いです。

MDNなどの各種公式ドキュメント

説明不要、公式ドキュメント、もとい一次情報ですね。
情報源の質としては他のどの情報源よりも強いですが、
読み手に読解力と、書いてあることを自分の開発や環境にどう使うか考える力が要求されることに加え、
Linux系のソフトウェアのマニュアル始め、英語で書かれているものも多いため、英語力や翻訳力が問われます。
初学者や私のような軟弱者はスクール系記事やQiita等に逃げがちです。
一方、Copilotでは公式ドキュメントを参照し、それを元に手順を説明してくれるので、公式ドキュメントに触れる機会も増えるものと思われます。
一方、書いてあることが本当に正しいかどうか等を確認するためか、Copilpt側も公式ドキュメントを参照するように勧めてくるため、読解力は引き続き問われるでしょう。
一先ず、公式ドキュメントを頼るという意識は頭の中に入れておきましょう。

ITmediaなどの身元や所属が明らかな記者が書いている大手ニュースサイト

大手ニュースサイトの記事は、末端のライターではなく、身元や所属を明らかにした記者が書いています。
そのため、書いた記事に責任が生じる上、取材やレビュー用機材の貸与など、メディアとしての体裁が整っています。

そのため、私の場合は殆どuBlacklistの出番はなく、内容が正しいかどうかをメディアリテラシーで見極めることを心掛けています。

一方、社会情勢や政治関連、医療関連、健康関連においては、大手ニュースサイトでもいい加減なことを書く場合も少なくなく、その手のジャンルでは政府が公式HPで出している情報を確認することが推奨されます。
ただあれめちゃくちゃ見づらい、とりあえず何でもかんでもPDFで情報出すのやめてほしい、そんなだからメディアに捻じ曲げられるんだよなぁ…

uBlacklistの使い方

以下を参照。
https://iorate.github.io/ublacklist/ja/docs/advanced-features
私としては、Googleドライブでのリスト同期と、他の検索エンジンでの有効化の設定をしておくことをおすすめします。
デフォルト設定ではDuckDuckGoやBingやYahoo!JAPANでuBlacklistは有効化されていません。

サイトをいちいち登録するのも面倒!見分け方も分からない!

そんな時は購読機能を使いましょう。
ちまちまブロックするかどうかの判断が面倒な人向けに、有志がフィルタを作ってくれているので、これをスターターキットとします。
https://github.com/tats-u/tech-spam-filter
https://github.com/108EAA0A/ublacklist-programming-school
https://github.com/arosh/ublacklist-stackoverflow-translation
https://iorate.github.io/ublacklist/subscriptions

検索方法

ここではGoogleに見切りを付けているものとし
DuckDuckGoで説明します。
###検索演算子
DuckDuckGoにも検索演算子が存在します。
https://duckduckgo.com/duckduckgo-help-pages/results/syntax/

演算子 検索結果
cats dogs catsdogsに関する検索結果
"cats and dogs" cats and dogsとの完全一致。検索結果がない場合、或いは少ない場合は関連する検索結果を表示する
~"cats and dogs" cats and dogsに加え、cats & dogsdogs and catsなどの類似する意味の結果を表示する(2023/11/23現在実験的機能)
cats -dogs dogsの検索結果をへらす
cats +dogs dogsの検索結果を増やす
cats filetype:pdf catsに関する検索結果をpdfファイルに絞る[5]
dogs site:example.com dogsの検索結果をexample.comのものに絞る
cats -site:example.com catsの検索結果からexample.comを除外する
intitle:dogs ページタイトルに"dogs"が含まれている
inurl:cats ページのURLに"cats"が含まれている
これを使えば、有用な検索が引っ掛かりやすくなるので、色々工夫して使ってみてください。

サイト内検索

StackOverflowやMDN、Qiitaなど、一部のサイトはサイト内に検索機能が存在するため、これを使えばDuckDuckGoより効率的に目的の情報に辿り着けます。

英語検索

英語で検索すれば、日本語の数倍有用な情報が入手できます。
特に、Linux関連では冗談抜きで海外にしか情報がないことが起こり得るため、習得して損はありません。
Redditのフォーラム、GitHubのissueなども英語です。
DuckDuckGoでは、検索結果の検索ボックスの下のメニューから、検索結果のリージョンがワンタッチで切り替えられます。
Googleでは言語設定を変更する必要があるので、こちらの方が手軽です。
私は英語が得意ではないので、丸投げで申し訳ないのですがこちらを参考にしてください。
https://zenn.dev/uttk/articles/6cbd7eb79419e85a6103
https://qiita.com/Tita_boc16/items/22d90ecab0d5d720bb56#便利な英語の検索ワード

AIに聞いてみよう!

散々テクニックを挙げましたが、正直今の私は卒業制作にはもっぱらこっちを使ってます。
お金に余裕があればChatGPT Plusを使いたいのですが、私は金欠なのでCopilotを使っています。
Copilotの何が凄いのかというと、自分の代わりにBing検索して、必要な情報を引っ張ってきてくれるため、最早検索する時代も終わりが近付いているのではとすら感じてしまいます。
しかも、必要なら英語検索もしてくれて、情報も翻訳して説明してくれるので、本当にプログラミングの敷居は過去最高に下がってしまいました。
ちなみに、AIに聞く際、DeepLなどを活用して英語で質問することで、より有用な回答が出やすくなります。
上記の英語検索同様、Linuxなどの日本語情報が少ない分野だと特にその傾向が強いです。
英語が読めない方は、DeepLにぶち込むか、Copilotに情報を日本語訳することを要求すれば、直接日本語で聞くよりもより良い答えが出てきます。

ここに書かれている技術も、覚えておけば普段のインターネットライフにも活きると思うので、是非とも覚えていってくれると嬉しいです。
皆で役に立たないサイトを一匹残らず駆逐淘汰…は出来ないと思いますが、より快適なインターネットライフを一人ひとりが過ごせることを願っています。

脚注
  1. パソコンのこと。近年ではスマートフォンが普及したため、「板」「便利な機械」と呼ばれることも。 ↩︎

  2. https://christina04.hatenablog.com/entry/deepl-chrome-extension ↩︎

  3. 要するに筆者が実際に使用したわけではない ↩︎

  4. https://x.com/Sheeeeepla/status/1662410475869732864?s=20 ↩︎

  5. pdf, doc(x), xls(x), ppt(x), htmlをサポートしている ↩︎

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