Windows+Volta+AngularプロジェクトをGitHubにアップする
2021年11月21日時点のWindows10での情報です。
前回Windows10にAngularプロジェクトを作成するで作成したプロジェクトを、他の開発メンバーと共有するために、GitHubにアップします。
Node.jsのバージョンを固定する
Node.jsバージョン管理ツールにはVoltaを使用しています。
Voltaではpinコマンドを使用することで、プロジェクトが使用しているNode.jsのバージョンを固定してくれます。
Voltaの使い方はコチラで丁寧に解説してくれています。
Voltaを解説!手間のかからないJavaScriptツールマネージャ
作成したAngularプロジェクトのNode.jsバージョンを固定する
作成したAngularプロジェクトをVsCodeで開き、ターミナルウィンドウで以下のコマンドを入力し、nodeのバージョンを固定します。
volta pin node
package.jsonに以下のような、voltaの設定が追加されます。
"volta": {
"node": "16.13.0",
}
GitHubのアカウントを作成する
2020年4月以降からはGitHubのほとんどの機能を無料で利用できるようになりました。
無料ユーザーでもプライベートリポジトリが作成できるようになっています。
プロジェクトのバージョン管理はGitHubを使用したいと思います。
GitHubのアカウント作成方法についてはコチラ
GitHubアカウントを作成する
GitHubにリポジトリを作成する
GitHubに、プロジェクトを保存するリポジトリを作成します。
リポジトリ作成方法はコチラ
GitHubにリポジトリを作成する
今回は「angular-service」リポジトリをPrivateで作成しました。
Gitをインストール
プロジェクトをGitHubアップするためにはGitが必要です。
Gitのインストールについてはコチラ
Windows10にGitをインストール
Windows10でGitの設定(Config)
AngularプロジェクトをGitHubにアップする
ローカルリポジトリを作成
Gitで管理したいプログラムがあるフォルダに移動し、Git用のリポジトリを作成します。
cd <プログラムがあるフォルダ>
git init
.gitフォルダが作成されます。
.gitignoreで除外ファイルを作成
.gitignoreはGit管理したくないファイルやフォルダを設定しておくファイルです。
Git管理したいプログラムがあるフォルダに「.gitignore」ファイルを作成します。
コチラのサイトgitignore.ioで、開発言語に応じたgitignoreの設定値を、自動で生成してくれます。
検索ボックスで「angular」と入力し、「作成する」ボタンをクリックすると、Angular用のgitignoreを自動で生成してくれます。
表示されたAngular用の設定内容を、先ほど作成した「.gitignore」ファイルに貼り付け保存します。
.gitignoreファイルに書かれたファイルはGitの管理対象外になり、ファイルに変更があっても追跡されません。
ワークツリー(作業フォルダ)からステージングエリアへ
現在の状態を「git status」で現在の状態を確認してみます。
mainブランチにはまだ何もコミットされていないこと
.gitignoreで管理対象外のファイルが確認できます。
「git add」コマンドで、ファイルデータをステージングエリアにアップします。
オプション「-all」で、フォルダ内のすべてのファイルをステージングエリアにアップします。
git add -A
または
git add --all
Windows10にGitをインストールで、改行コードの取り扱いを「チェックアウト時は改行コードについて何もしない。コミット時は全てLFに変換する。」を選択したので、自動変換する旨の警告「warning: CRLF will be replaced by LF in .gitignore.」と表示されます。
現在の状態を「git status」で確認してみます。
緑色の文字で表示されているファイルが、ステージングエリアにアップされたファイルです。
ステージングエリアからローカルリポジトリへ
「git commit」コマンドで、ステージングエリアのファイルデータを、ローカルリポジトリへアップします。
$ git commit -m "コミットメッセージ"
現在の状態を「git status」で確認してみます。
「nothing to commit, working tree clean(コミットできるものはなく、ワーキンツリーはクリーンな状態)」と表示されています。
コミットした内容は「git log」コマンドで確認できます。
Gitのリモートリポジトリの設定
GitHubでリモートリポジトリのURLを確認します。
「git remote add」コマンドで、リモートリポジトリのURL「https://github.com/xxxxx
」を「origin」という名前でgitのローカルリポジトリに関連付けします。
git remote add origin https://github.com/longbridgeyuk/angular-service.git
設定した内容は「git remote -v」で確認できます。
ローカルリポジトリからGitHubのリモートリポジトリへ
「git push」コマンドで、ローカルリポジトリのファイルデータを、リモートリポジトリのmainブランチにアップします。
git push origin main
初回1回目はGitHubへのログインが必要です。
「sign in with your browser」をクリックします。
「Authorize GitCredentialManager」をクリックします。
パスワードを入力すると、下記の画面が表示されます。
ブラウザを閉じると、ローカルリポジトリのファイルデータがリモートリポジトリにアップされます。
GitHubにログインすると、ファイルがアップされていることが確認できます。
以上で、作成したAngularプロジェクトがGitHubにアップできました。
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