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Windows10にGitをインストール

2021/11/20に公開

2021年11月20日時点のWindows10での情報です。

Windows10にGitをインストールしていきます。

Git公式サイト
https://git-scm.com/

Windows向けGit公式サイト
https://gitforwindows.org/

コチラのサイトの解説が丁寧です。
WindowsにGitをインストールする手順(2021年11月更新)

Gitをダウンロード

Windows向けGit公式サイトからインストーラーをダウンロードします。

「Download」ボタンで、インストーラをダウンロードします。
起動しているブラウザに応じて自動で、64ビット版か32ビット版かを判断してくれます。

64ビット版、32ビット版、Gitの他のバージョンが必要な場合、
ずっと下の方にスクロールしていき「Download Git for Windows SDK」というボタンから、GitHubが表示されますので、そこからダウンロードもできます。

Gitをインストール

ダウンロードしたexeを実行します。
インストーラーに従ってインストールしていきます。

1.ライセンス確認

2.インストール先を選択

インストール先のパスはデフォルトのまま。

3.インストールコンポーネントの選択

コンポーネントの設定はお好みで。
個人的に「Windows Explorer integration」はチェックOFFを選択。

  • Additional icons, On the Desktop
    デスクトップにGitのショートカットとアイコンを追加するかどうか。

  • Windows Explorer integration
    フォルダーの右クリックしたときに表示される右クリックメニューに「Git Bash Here(Git用のシェルの起動)」と「Git GUI Here(GUI版Git)」を追加する。
    自分は使わないのでチェックOFFを選択。

  • Git LFS (Large File Support)
    GIT LFSがインストールされ、大容量のファイルを扱えるようになる。

  • Associate .git* configuration files with the default text editor
    git構成ファイルをデフォルトのテキストエディターに関連付ける。

  • Associate .sh files to be run with Bash
    Bashで実行するshファイルをGitコンソールに関連付ける。
    shファイルをダブルクリックすると、Git コンソールでスクリプト実行ができるようになる

  • Check daily for Git for Windows updates
    更新プログラムを毎日確認する

  • (NEW!)Add a Git Bash Profile to Windows Terminal
    Window TerminalにGit Bashのプロファイルを追加するかどうか。
    Window Terminalを使用している場合は、チェックONにする。

4.スタートメニューへの登録

スタートメニューにGitのショートカットフォルダを作るかかどうか。
個人的にいらないので「Don't create a Start Menu folder」をチェックON。

5.エディタの設定

コミットコメントなどの編集に使用するエディタを選択する。
個人的にエディタはVisualStuioCodeを使用しているので、「Use Visual Studio Code as Git’s default editor」を選択。

6.新規リポジトリのデフォルトブランチ名の設定

新規リポジトリのデフォルトブランチ名を選択。
個人的にGitHubを使用するので「Override the default branch name for new repositories」を選択。

  • Let Git decide
    新規リポジトリのデフォルトブランチ名は「master」になる。
  • Override the default branch name for new repositories
    テキストボックスに入力したブランチ名が、新規リポジトリのデフォルトブランチ名になる。
    2020年10月にGitHubは新規作成リポジトリのデフォルトブランチ名を「master」から「main」に変更したので、GitHubを使用する場合は、こちらをチェックONにしておく。

7.環境変数の設定

デフォルトのまま。

  • Use Git from Bash only
    環境変数に何も設定をしない。
    GitコマンドはGit Bashから使用する。
    Cygwin等を導入している場合はこれを選択。
  • Git from the Command line and also from 3rd-party software
    (推奨)環境変数に最小限のgitのパスに追加し、GitBashのほかにコマンドプロンプトやPowerShellから、gitのコマンドが使える。
  • Use Git and optional Unix tools from then Command Prompt
    環境変数にgitとUnix系ツールの両方のパスが追加される。
    GitBashのほかにコマンドプロンプトやPowerShellから、gitやunix系のコマンドが使えるようになる。

8.SSLライブラリの選択

OpenSSHのコマンドとして何を使うかを選択する。
デフォルトのまま。

  • Use bundled OpenSSH
    Git for Windowsに同梱されているssh.exeをインストールする。
    Gitコマンドから使用するsshコマンドは、このSSHを使用する。
  • Use external OpenSSH
    ssh.exe をインストールしない。
    WindowsのPATHが通る場所にあるSSHが使用される。

9.HTTPSライブラリの選択

デフォルトのまま。

  • Use the OpenSSL Library
    個人で使用する場合など通常はコチラを選択。
  • Use the native Windows Secure Channel library
    Windowsの証明書ライブラリを使用する。
    会社などで独自の証明書を使用している場合のみ、こちらを選択。

10.改行コードの取り扱いを選択

チェックアウト・コミット時に、改行コードを自動変換するか設定する。
「Checkout as-is, commit Unix-style line endings」を選択しました。

この設定に関して、「自動変換を無効にする」や「デフォルト設定のまま」などの記事もたくさんあり、どれを設定するか迷いました。
コチラのサイトの説明がわかりやすく、Windows開発者とMac開発者が混在する可能性があるので「チェックアウト時は改行コードについて何もしない。コミット時は全てLFに変換する。」を選択することにしました。
気をつけて!Git for Windowsにおける改行コード

  • Checkout Windows-style, commit Unix-style line endings
    チェックアウト時は改行コードはCR LFに変更する。
    コミット時は全てLFに変換する。
  • Checkout as-is, commit Unix-style line endings
    チェックアウト時は改行コードについて何もしない。
    コミット時は全てLFに変換する。
  • Checkout as-is, commit as-is
    改行コードについて何もしない。

11.Git Bashで利用するターミナルを選択

Git Bashで使用するターミナルを選択する。
個人的に「Use Windows' default console window」を選択した。

  • Use MinTTY(the default terminal of MSYS2)
    MinTTYを使用する。
  • Use Windows' default console window
    Windowsのデフォルトコンソール(コマンドプロンプト)を使用する。

12.git pullの設定

git pull でマージを行う際の挙動を選択する。
デフォルトのまま。

  • Default(fast-forward or merge)
    git pull の標準的な動作。
    「git pull -ff」
    fast-forwardマージが可能な場合は「fast-forwardマージ」を行う。
    そうでない場合は「merge」を行う。

  • Rebase
    「git pull --rebase」
    現在のブランチをフェッチされたブランチにリベースする。
    リベースするローカルコミットがない場合、fast-forwardする。

  • Only ever fast-forard
    「git pull --ff-only」
    fast-forwardマージが可能な場合のみ「fast-forwardマージ」を行う。
    そうでない場合は失敗する

13.認証情報ヘルパーの設定

他のサービス(GitHubなど)と接続する際に、認証情報ヘルパーを使用するかどうかの設定。
デフォルトのまま。

  • Git Credential Manager Core
    他のサービス(GitHubなど)と接続する毎にGitのユーザー名およびパスワードの入力を求められるが、この入力を最初の一度だけに省略することが可

  • None
    認証システムなし。
    他のサービス(GitHubなど)と接続する毎にGitのユーザー名およびパスワードの入力をする。

14.追加オプションの設定

デフォルトのまま。

  • Enable file system caching(ファイルシステム・キャッシュを有効)
    git statusなど特定の操作をメモリにキャッシュしてパフォーマンスを改善する。

  • Enable symbolic links(シンボリックリンクを有効にする)
    シンボリックリンクを有効にするかどうか。
    リポジトリ内でシンボリックリンクを使用する場合はチェックする。
    Windowsのシンボリックリンクは Linux系OSと互換性がないので、
    Windows版Gitではシンボリックリンクの代わりに、リンク先を記されたテキストファイルになる。

15.試験運用中のオプションの設定

デフォルトのまま。

  • Enable experimental support for pseudo consoles.
    git bashでnodeやpythonなどのネイティブなコンソールプログラムを実行できるようになる。
    しかし、まだバグがある。

  • Enable experimental built-in file system monitor.
    内蔵のファイルシステムウォッチャーを自動的に実行し、多くのファイルを含むワークツリーでの「git status」、「git add」、「git commit」などの一般的な操作を高速化する。

16.インストールの実行

やっと設定が終わって、インストールが実行されます。

動作確認

動作確認としてコマンドプロンプトでgitのバージョンを表示してみます。

git --version

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