[SORACOM]ソラカメ+SORACOM Flux+Pipedream+Notionで人数記録(ノーコード縛り)
はじめに
SORACOM Flux+Pipedream+Notionでノーコードデータ連携をしました。
SORACOM単体でも、SORACOM Harvestを使えばデータ保持ができますが、他のサービスにデータを転送したいユースケースがあると思うので、Pipedreamを介してNotionにデータを転送する検証をしてみました。Pipedreamを利用しているのは単に自分の趣味全開なので、普通はIFTTTやn8nなどを使用した方が良いと思います。今回はノーコード縛りでデータベース保存まで。データベースはなんでも良かったのですが、手元にNotionのアカウントがあったので、一旦Notionにて。Pipedreamであればスプレッドシートでも良いかなと思います。
アーキテクチャ
アーキテクチャは以下の通りです。さすがにノーコードとなると、少し複雑です。
SORACOM Fluxは以前の記事からの使い回しで、Webhookの設定を変えているだけです。今回はGemini 2.5 Proで画像認識をし、人数をカウントしています。プロンプトも一緒に記載しておきます。
# リクエスト内容 【人数をカウントする】
カメラから取得された静止画が入力されます。
静止画から人数をカウントしてください。
# 出力内容
"people_number": 静止画中の人数
# 出力形式
必ず以下のJSON構造および指定の型に従ってフォーマットすることとし、配列やリストとして構造化はしないで下さい。
{
"people_number": integer
}
Pipedreamは、テンプレートのようにあるステップをそのまま使っています。「+」ボタンを押した後、「Notion」->「Create Page from Data Source」で、ステップが作れるので、あとは書かれている通りに設定をするだけです。
結果
結果は以下の通りです。モザイク入れているのでわかりにくいですが、画角に収まる9人は数えられています。
画像下部の頭だけ見えている人は、検知できていませんが、おおよそ数えられていそうです。Gemini 2.5 Flashでも試してみましたが、精度はあまりよくなかったので、「数えるタスク」に対してはGemini 2.5 Proを使用すると良いと思います。
本当はFileをNotionに画像ファイルアップロードしたかったですが、自分がその方法もわからず、Pipedreamで色々設定をネットで調べながらしてみましたが、諦めて画像リンクだけ貼りました
おわりに
今回はノーコード縛りでデータベース保存までしてみました。エンジニアがいればコーディングした方が早いですが、PoCとして考えるなら、これくらい誰でも変えられるくらいが良いですかね。Slackリストにデータを溜めても良い気もしますが、あちらはパラメーターに数値を入れられなかったので、マイルドに検証するならこれで良いかなと思います。
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