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[SORACOM]ソラカメ+SORACOM Flux+Slackでデジタルメーター読み取り+通知

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はじめに

よくあるユースケースだと思うので、とりあえず検証しました。

SORACOM Fluxの設定

以下の記事のアプリを改造しているので余計なものがありますが、ベースは同じです。

https://zenn.dev/lnest_knowledge/articles/ae2d60fc02ab07

設定やプロンプトは以下の通りです。Slack通知をするわけですが、SORACOM FluxのSlack通知はtextのみのパラメーターだったので、パラメータを分ける目的でWebhookを使用しています。プロンプトはとりあえず公式テンプレートのものをもじったものを使用しました。モデルはGemini 2.5 flashを使用しました。 運用は場所・用途ごとに Slack チャンネルを分けると見通しが良いです

# リクエスト内容 【デジタルメーターから温度、湿度を読み取る】
カメラから取得された静止画が入力されます。
デジタルメーターから温度、湿度を読み取ってください。
読み取れなかったらどちらも-100としてください。

# 出力内容
"temperature": デジタルメーターから温度[℃]を読み取ってください。自然数で出力して下さい。
"humidity": デジタルメーターから湿度[%]を読み取ってください。自然数で出力して下さい。

# 出力形式
必ず以下のJSON構造および指定の型に従ってフォーマットすることとし、配列やリストとして構造化はしないで下さい。

{
"temperature": float
"humidity": integer
}

結果

通知結果は以下の通りです。こんな光条件や反射状態でも、意外と読み取れています。台数が多い場合やUIをこだわりたい場合はソラカメAIマーケットで紹介されている会社さんにお願いすると良いと思いますが、もっとマイルドにやりたい場合は、場所や用途ごとにSlackチャンネルを用意して通知飛ばすだけでも良いかもしれないですね。温湿度の計測精度を求めるなら、GPSマルチユニットSORACOM Edition(バッテリー内蔵タイプ)スターターキットを使って、Fluxの流れの中に組み込むと良さそうです。データはSORACOM Harvestに保存することも可能なので、理由がなければそちらに保存し、SORACOM Lagoonで可視化すると良いと思います。

おわりに

とりあえずよくあるユースケースなので、検証してみました。ノーコードでここまでできれば、使い道も多い気がします。
だんだん、他センサとの組み合わせがしたくなってきましたね。

参考

リバナレテックブログ

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