Blender モデリング時の高頻度なモディファイアー使い方
今回はモデリングにも慣れてきたので犬のポリゴンモデリングを例に
モデリングでよく使用されるモディファイアーの種類と使用方法をまとめておきます。
モディファイアーはモデリングを行う中でかかせない機能です。
使用頻度の高いモディファイアーを理解するだけで、
モデリングの作業効率向上や仕上がりの綺麗さに繋がります。
画像や動画で視覚的にわかりやすくまとめましたので
ぜひご覧になっていただければと思います。
✅今回の内容
- モディファイアーとは?
- ミラー
- ブーリアン
- サブディビジョンサーフェス
✅メイン内容
🛠 モディファイアーとは?
前提として、モディファイアーとはオブジェクトに対して
形状の変更や調整などを容易に行うための機能です。
一応、モディファイアーを適用させずとも同じ形状の再現は可能なので
絶対になければいけないものというわけではありません。
ですが、モディファイアーを使うことで
モデリング完成までの工程を半分以上減らすことも可能です。
今回は実際に犬のモデリングを行いながら
非常に使用頻度の高いモディファイアーを
3つ紹介させていただきます。
🛠 ミラー
『ミラー』 はオブジェクトに適用させることで
指定した軸を対象に反対側にも同じ変化を与えることができるモディファイアーです。
これを適用させると、半身のモデリングを作成するだけで
左右対称のモデリングを行うことができるので
実質、工程が半分になります。
モディファイアーの適用方法
- オブジェクトモードで適用させたいオブジェクトを選択
- モディファイアープロパティを選択
- 『モディファイアーを追加』を選択
- 追加したいモディファイアーを選択
- 『適用』を選択
X軸ではなくY軸が対象にミラーされている場合は、オブジェクトを選択してctrl+A
で回転を選択してあげれば、X軸を起点にミラーされます。
また、ミラーを追加した際に軸のつなぎ目の部分が盛り上がったり凹んだりしている場合がありますが 『クリッピング』 をオンにすることで解消できます。
🛠 ブーリアン
オブジェクトに穴を開けたいときに、
この『ブーリアン』を使用します。
- 穴を開けたいオブジェクト
- 穴を開けるためのオブジェクト
上記2つのオブジェクトを準備します。
任意の穴形状に変形させて、穴を開けたい位置に移動させます。
オブジェクトモードで穴を開けたいオブジェクトを選択後、
画面右のモディファイアープロパティの
『モディファイアーを追加→ブーリアン』を選択。
穴あけを行うために、オブジェクトプロパティ→『差分』を選択して
オブジェクト欄の右にあるスポイトマークをクリックして
穴開け用のオブジェクトを選択します。
穴開け用のオブジェクトを非表示にして、穴が開いていることを確認します。
オブジェクトの変化を確定させる場合は
オブジェクトプロパティ内の『適用』をクリックします。
実は、これらの操作をボタン1つで実行することも可能です。
こちらの記事で紹介しています。
🛠 サブディビジョンサーフェス
ポリゴンモデリングを行って、形が下絵通りに完成したとしても
全体的にボコボコしていると思います。
そこで、オブジェクトを滑らかな質感に見せるために
『サブディビジョンサーフェス』 を適用させます。
このモディファイアーは、面を細分化することで
オブジェクトを滑らかにすることができます。
似たような編集に
『スムーズシェード』 というものがあります。
こちらは、細分化はせずに法線を平均化して角を丸めています。
頂点の数自体はそのままなので、滑らかさに限界がありますが
『サブディビジョンサーフェス』と組み合わせることで
より滑らかに見せることができます。
✅まとめ
今回は、実際にモデリングを行いながら
使用頻度が非常に高いモディファイアーを
3つ紹介させていただきました。
モディファイアーを使えるか使えないかでは
作業効率や仕上がりの綺麗さが全く違ってきます。
1度騙されたと思って使ってみて
その便利さを味わってみてください。
きっとモディファイアーなしでは
モデリングができない体になってしまうことでしょう。
もし、この記事を読んで 『モディファイアー最高!』 と思っていただけた方は
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今回はここまで
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