Flutter Tokyo #11 に参加してきました!
Flutter Tokyo #11 参加レポート
Flutter Tokyo #11 に参加してきました。
最新の技術トピックから個人開発のリアルまで、短い時間の中で多くの学びが得られる充実したイベントでした。
この記事では、当日の雰囲気や印象に残ったセッション内容をまとめます。
- Flutter Tokyo #11 公式サイト
https://flutter-jp.connpass.com/event/374220/
はじめに
先日参加した Flutter Kaigi 2025 がとても刺激的で、
「ほかの Flutter コミュニティのイベントにも参加してみたい」と思うようになりました。
その流れで、今回は Flutter Tokyo #11 に参加してきました。
Flutter Kaigi については、会社の note にも参加レポートを書いています。
もしよければ、こちらもあわせてご覧ください。
- Flutter Kaigi 2025 参加レポート(Linc'well 公式 note)
https://note.linc-well.com/n/n9aaf389a1464
Flutter Tokyo は LT 形式で複数の技術トピックに触れられるイベントということもあり、
短時間で幅広く学べそうだと感じていました。
この記事では、当日のセッション内容や印象に残った点をまとめます。
会場の雰囲気
今回の会場は YouTrust 様のオフィス。
床にゆったり座れるスペースやテーブル席が用意されており、
一般的な勉強会とは少し違う、まったりとしたアットホームな雰囲気が印象的でした。
Flutter Tokyo は今回で 11 回目ということもあり、
参加者同士が気軽に会話していて、とても和やかなコミュニティだと感じました。

Flutter Tokyo などの勉強会に参加してみて良かったこと
実際に Flutter Tokyo や Flutter Kaigi に参加してみて、「勉強会ってやっぱり良いな」と感じたポイントをまとめてみました。
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最新情報をキャッチアップできる
リリースノートだけでは追いきれない Riverpod や Flutter / Dart の最新情報を、登壇者の解説付きで知れるのがありがたいなと思いました。 -
様々な事例を短時間で知ることができ、ふとした時に役立つ
幅広い事例を一気に吸収できて、「あのLTで聞いた話が使えるかも」と業務で活きる場面があったりします。 -
座談会や雑談を通じて人脈が広がる
Flutter 好き同士でゆるく話せるので、新しい発見が多かったです。
SNS 交換につながることもあって、これがまた楽しいポイントだなと思います。
オンラインで情報収集するのももちろん良いのですが、やっぱり現地の空気感や人とのつながりはすごく刺激になります。
オンラインの勉強会も見たりはしますが、「後でいいや」と後回しになってしまうことも多いですし、現地で聞いたセッションは印象に残りやすく、学びの定着にもつながると感じました。

セッションレポート
ここからは、実際に聞いたセッションの内容や印象に残ったポイントを紹介します。
1.「スレッド統合について」 by Dreamwalker さん
● セッション概要メモ
- メモリの話から入り、プロセス・スレッド・Isolate の違いについて解説されました。
- Flutter のスレッド構成に話題が移り、Flutter 3.29 以降で UI スレッドとプラットフォームスレッドが統合される大きな変更 が紹介されました。
- デモでは統合前後でフレームレートが 20fps → 50fps に向上する様子が示されており、とても印象的でした。
● 印象に残ったポイント・気づき
- Isolate を利用することでスレッドセーフな実装がしやすそうでした。また重い非同期処理はIsolate を使うことでパフォーマンス向上が期待できそうでした。
- これまでは async/await や Future.wait を非同期処理で使うことが多かったですが、今後は Isolate の活用も検討したい と感じました。
2.「個人開発でFlutterからiOSネイティブに浮気して結局Flutterに戻ってきた話」 by Shohei さん
● セッション概要メモ
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iOS にリソースを集中した理由
Google Play と比べてダウンロード数が多く、課金率も高くなっているそうです。
ASO 対策をした効果が見えやすいのも iOS の良さとのことでした。 -
純正 Swift を選択したメリット
Flutter だと心理的に Android も対応しないといけないという気持ちになるので、
Swift を利用することで iOS のみに専念したかったようでした。 -
ASO の取り組み
ASO ツール 「Astro」 を利用してキーワードを調査し、人気がありつつ競合が少ないキーワードを選定していました。
また、ストアランキングを向上させるためにダウンロード数や継続率を高める施策を実施していました。
● 印象に残ったポイント・気づき
- ASO対策ツール 「Astro」 が便利そうで、分析する時に利用したいなと思いました。
- TikTok などの SNS を使った宣伝は効果が高いようなので、マーケティングが必要な時の1つの手段として有効だと思いました。
- ストアのアルゴリズムは想像以上に「継続率」と「ダウンロード数」が「レビュー数」や 「ASO 対策」よりも重要で、ユーザーのリテンションを上げる工夫を考えていく必要そうだなと感じました。
3.「flutter_genuiを使った生成的UIアプリケーション」 by Yohei Suzuki さん
● セッション概要メモ
- flutter_genui を使うと、LLM との対話をもとに UI を自動生成できるようでした。
- Gemini 3.0 でも採用されており、いま注目されている技術みたいです。
- デモ動画:https://youtu.be/nWr6eZKM6no
● 印象に残ったポイント・気づき
ユーザーごとに動的に UI を生成できる点が非常に興味深かったです。今まで触れたことのないタイプの技術だったため、新たな発想のきっかけになりそうだと感じました。
おわりに
Flutter Tokyo は LT が中心のイベントということもあり、短時間で多様な技術トピックに触れられる、有意義で密度の高い時間となりました。
Flutter Kaigi に続き、今回も多くの刺激を受けたことで、今後も継続的に Flutter コミュニティに参加しつつ、日々の開発にも活かしていきたいと思います。
イベント後の雑談も含め、とても楽しい時間でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました!

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