iTermをやめてWarpというモダンターミナルアプリを導入したら、生産性がやはり爆上がりした件
Warpとは
Warpとは、多くの便利な機能と最新のコードエディタのような操作感が実現されている非常に高速なRustベースのターミナルで、モダンなUIで利用体験も良く、生産性を上げられそうなアプリケーションです。
以下公式サイトもしくは、Homebrew経由でインストールできます。個人であれば、無料で利用することができます✨(2023年8月現在、Mac OSのみ対応しており、Windows版は開発中)
初回起動時はGithubのサインインが求められたり、簡単な質問に答える必要があります。ただ、導入自体はサクッと進めることができたり、Zsh
がデフォルトのシェルとして設定されているので、手間がかからないのも有り難いですね。
■ 公式
■ Homebrew
brew install --cask warp
iTerm
からの卒業
わたしは今まで、主にiTerm
を使ってターミナル操作を行ってきました。
ただ、iTerm
のデフォルト設定では、Mac内蔵のターミナルアプリと操作感があまり変わらず使いにくかったり、便利な機能がたくさん利用できるわけではないので、外部プラグインの導入や設定のカスタマイズに時間を費やす必要がありました。
また、UI的にもモダンとは決して言えないので、設定方法を毎度ググったり、不具合が発生した時に調べるのが億劫になり、カスタマイズも志半ばで終わっていました。
そんな時に出逢ったのが、Warpというアプリケーション。
今時のUIで、多くのユーザーが求めるような機能もデフォルトで内蔵されています。iTerm
では実現が難しかったGUIでの操作ができるのも魅力の1つです。
とっても使いやすく、なんと言ったって、オシャレ💇♀️
使いこなせばこなすほど、生産性がより向上するように思えて、ワクワクしますね。
ホットキーの設定
iTerm
では、ホットキーを設定すればいつでもiTerm
を表示(起動)できる機能がありますが、Warpでもホットキーで画面を立ち上げる機能は存在します。
Preference>Settings>Featuresから設定できます。キーの割り当てだけでなく、画面の表示場所、幅や高さもカスタマイズできるのは有り難いですね。
ただし、ホットキーから起動したウィンドウと、通常(Dockから起動する場合等)の方法で起動したウィンドウは異なるものになっている点は注意です(2022年10月現在)
そのため、自分はWarpでのホットキーを使わず、Raycast
という便利なランチャーアプリでホットキーを設定して、Warpを表示(起動)しています。
基本無料で便利な機能がたくさん内蔵されているRaycast
については、下記記事で紹介済みです。Warpと合わせて活用できれば、生産性が爆上がりすること間違いなしです🔥
Warpの便利機能
Warpの大きな特徴として、コードエディタのような利用体験が可能で、コマンド入力とログの出力が1つのBlockとして扱われることで、入出力のコピーや共有が楽になったり、視覚的にも非常に見やすいことが挙げられます。
他にも多くの便利な機能があるので、自分が気に入った機能をいくつか紹介します。
タブの作成・画面内でタブの分割が可能
Warpでは、タブの作成や画面内のタブ分割がショートカットキーで可能です。
iTerm
の機能やtmux
というプラグインを使うことで実現はできますが、マウスカーソルでもタブの移動が可能だったり、コマンドの入力位置が各タブの下に固定されていることから、Warpの方がUIや利用体験が優れていると思いました。直感的に操作できるのは最高ですね🌟
Shortcut Key | 実行内容 |
---|---|
⌘+D | 右に画面(ペイン)分割 |
⌘+⇧+D | 下に画面(ペイン)分割 |
⌘+W | (カーソルが置かれている)画面を閉じる |
⌘+] | カーソルを次の画面(ペイン)に移動 |
⌘+[ | カーソルを前の画面(ペイン)に移動 |
コマンドのシンタックスハイライト
以前はZinit
というプラグインマネージャーを導入してシンタックスハイライトを実現するためのプラグインをインストールしていましたが、Warpでは特にカスタマイズせずともコマンドの単語ごとにシンタックスハイライトが適用されるのも大きな魅力です。
コマンドの入力補完・入力候補の表示
こちらも別途プラグインを導入してiTerm
上で実現していましたが、Warpではコマンド履歴に基づいてコマンド候補を表示してくれる入力補完機能がデフォルトで搭載済みです。
また、コマンドの入力中にTabキーを押せば入力補完リストを表示してくれるので、fig
のような補完ツールを導入せずとも同様の機能を利用可能です。
fig
の場合、更新が発生するごとに再起動が必要になったり、補完の表示が時より効かなかったり遅くなることもあったのですが、Warpではデフォルトで内蔵された機能のため、そのような不具合とは無縁なのも有り難いですね。
便利なショートカット
多くの便利なショートカットが用意されています。カスタマイズももちろん可能です。
Shortcut Key | 実行内容 |
---|---|
⌘+P | コマンドパレットを表示(ショートカット等を確認できる) |
⇧+Enter | 改行(複数行の入力が可能) |
^+⇧+ Up(or Down) | 複数行を選択する |
^+⇧+R | workflowの表示 |
その他にも・・・
- 実現したい内容を入力することでAI側でコマンドを提案してくれる(なんと日本語対応)
- SSHで接続されたサーバーでも、入力エディタや補完機能等を利用可能
- 任意のコマンドを簡単に呼び出して実行可能(workflow)
今後も機能の拡張が予告されており、使いこなせれば生産性を大きく向上させられることができそうです。
今回は以上になります。
ここまで読んでいただき。感謝です🙏
■ 参考
Discussion
Warpいいですね!これまでiTerm,Weztermと使ってきてましたが、UIがとてもツボ。一気に惚れました。
(最近、Rust製のツールがどんどん増えて来て嬉しい😆)
私もUIに惚れました🤩
嬉しいですよね!今後も楽しみです。
Vimを起動するとカーソルが点滅しない。どうしたら良い?
次の記述をvimrcに記載したんだけど。
Warp いいですよね!
個人的なおすすめ機能は、コマンドAI検索です
Windows/Linux でも早く対応してくれないかなぁー
とりあえず、自分もインストールしました!!
Raycast も使ってみようと思います🔥
これは誤りですね
表現が間違っておりましたので、修正しました🌟
ご指摘ありがとうございます🙏🏻
これクールですね
すみません、質問させてください。
warpを使っていると日本語入力時にエンターキーを押すまで文字が表示されないのですが、これは何か対処法がありますでしょうか?
私も同じ現象起きてるのですが解決されましたか?👀
現状そういう仕様っぽいのでアプデ待ちといった感じです。これもあってwarp使ってないので今どうなのかはわかりません🙇
ご丁寧にありがとうございます🙇🏻♀️
issue(#2249)見に行きましたが対応待ちですね💦
Mac用のターミナルアプリを調べていてこちらのページにたどり着きました。Warpよさそうなので試してみます。ただiTermも、tmux使わなくても⌘+D、⌘+⇧+Dで画面の分割はできますよ。