【Roblox】エクスプローラ内の操作 仕様や小技
はじめに
このページでは、筆者がRobloxStudioで作業している時、エクスプローラ内の基本的な操作以外で便利だと感じた小技や、知っておいた方がいい細かな仕様などをいくつか解説します。
些細な操作が多いですが、作業の時短の参考になれば幸いです。
Robloxバージョン:0.625.0.6250509
細かな仕様
オブジェクトの表示順について
RobloxStudioでは多数のパーツオブジェクトなどを並べていくことになるので、エクスプローラ内ではそれぞれモデルとしてグループ化やフォルダ化して整理をすることになります。
この時のエクスプローラ内のオブジェクトの表示順ですが、オブジェクトの作成時は基本的に作成した順に並んでいきます。
整理のために、名前の頭に00~09など数値を入れていきますが、順番は入れ替わりません。
ですが、命名を整理した後に並び替えたいオブジェクトを選択し、モデルとしてグループ化
か、ファイルとしてグループ化を選択しすると名前の順に沿ってまとめたグループ内で並び順が変更されます。
そして今行ったグループ化の作業を戻す(Ctrl+Z)と、変更された並び順のままグループ化される前の状態に戻ります。
アンカーについて
RobloxStudioでは、プレース上に配置したオブジェクトにアンカーを設定しておかないと、実際にゲームをプレイした際にそのオブジェクトに物理演算が適応されてしまい、意図しない動作が発生してしまいます。
アンカーはエクスプローラ内のオブジェクトを選択し、上部のホームタブの「アンカー」ボタンを押すことで適応できます。
この際、一度に大量のアンカーを入れたいオブジェクトがある場合、モデルとしてグループ化ボタンを押してグループ化し、その親モデルを選択してアンカーボタンを押すことで、その子となったパーツ全てにアンカーを設定することができます。
その後は子のオブジェクト個別でアンカーを外すことも可能ですが、親のアンカーを外すと当然全ての子のアンカーも外れてしまうのでご注意ください。
また、フォルダでグループ化した際はアンカーボタンが押せず、フォルダにはアンカー設定をすることができないのも注意が必要です。
知っておくと便利な操作
3Dオブジェクトの拡縮操作
3Dパーツの拡縮を調整する際、基本的にパーツ単体であればXYZのサイズを自由に調整することができます。
また、ユニオン化した場合も、ユニオンオブジェクトはXYZそれぞれの方向への拡縮を調整することができます。
拡縮を調整したい時、XYZの比率を保持したままで拡縮させたいときがあると思います。
その時は、拡縮をかけたいオブジェクトを複数選択するか、またはオブジェクトとしてグループ化ボタンを押して一つのグループにまとめてから拡縮をかけると、サイズ比率が保持されたまま拡縮調整をすることができます。
拡縮後はグループを解除すればサイズもそのままなので、場合によって使い分けてください。
3Dオブジェクトを複数選択した時のピボット位置
エクスプローラ内で複数の3Dオブジェクトを移動させる時、それぞれピボットの位置が違い、移動させにくい時があります。
グループ化してから移動してもいいですが、移動したいオブジェクトを複数選択するとき、最後に選択したオブジェクトのピボットを中心として移動することができます。
これにより、orientationが0.0.0のオブジェクトを用意しておくことで、ピボットを毎回編集
したりグループ化、解除の操作を挟まずとも移動したい位置へまとめて動かす事ができるかと思います。
エクスプローラで右クリックからの出力について
Roblox上からオブジェクトを外部へ出力したい場合、エクスプローラ上でオブジェクトを右クリックした時に出てくるめにーの下部にある「ファイルに保存」と「選択を書き出し」の2つから出力を行うことができます。
それぞれ書き出されるファイル形式が違い、用途別に使い分けることになりますので、
以下にに簡単な解説を記載します。
「ファイルに保存」
「ファイルに保存」からは「.rbxm」形式という、Roblox独自のファイル形式で出力すことができます。
出力の際、選択したエクスプローラ上のオブジェクトは全てを一つの「.rbxm」データとして出力されますが、このデータは他のRobloxのエクスプローラかプレースの画面に直接ドラッグ&ドロップすることで、書き出したオブジェクトを一括で読み込ませることができます。
出力した「.rbxm」データは、データ量的には小さいですが、画像やオブジェクトそのもののメッシュデータなどが書き出されるわけではなく、Roblox上のアップされている素材を呼び出す基本データで構成されているものだと思われます。
エクスプローラ上で選択できるものであれば基本的に何のデータでも出力できるので、他のプレースなどにまとめて作成したデータを移動したいときなどに使用していただければと思います。
「選択を書き出し」
「選択を書き出し」からは、「.obj」形式で出力することができます。
こちらで出力した3Dデータなどは、外部のツールでの読み込み可能なデータであると共に、
同時に使用されているテクスチャやマテリアル情報なども一緒に出力されます。
注意として、Roblox上で作成したオブジェクトなどはUV情報が書き出されないので、外部で調整をする場合は別途調整が必要になります。
また、ツールボックスからプレース上に置いているオブジェクトなどは権利関係が不明のオブジェクトが混ざっていたりするのでご注意ください。
まとめ
細かなエクスプローラ上での操作や小技、出力の仕様などを記載させていただきました。
作業を進めるうえで知っておくと便利になる事や、知らないと後々後悔するような仕様がまだあるかと思いますので、筆者の方でもこれらの情報は随時アップデートしていければと思います。
ここまでご愛読ありがとうございました。
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