Amazon Echoをお持ちでない場合
「0. はじめに」 でもお伝えしたとおり、今回のハンズオンで作成する"Audio Player"スキルは、Alexa開発者コンソールでもテストができず、Amazon Echoの実機が必要になります。ただし、Voiceflowの標準機能である"Prototype"を使うことで、簡易なテストが実行可能です。Amazon Echoの実機をお持ちでない場合に"Prototype"を使ったテスト方法をご紹介します。
Prototypeを使ったスキルのテスト
スキル作成画面から"Prototype"へ切り替えるには、左上のメニューにある"Prototype"をクリックします。
右側にメニューが表示されます。"Start Prototype"をクリックします。これが「アレクサ、秋の夜の音をひらいて」の代わりになります。
スキルが起動して、アレクサの発話が行われ、音楽が再生されます。下にある"Start Typing"にテキストを入力することで、話しかけたのと同じことになります。
ただし、"Prototype"では、AudioPlayerの「次へ」「再開」といったビルトインインテントを「日本語」で認識できません。その場合には、会話の下に表示されている「Next」「Previous」「Pause」の各ボタンをクリックするか、下の入力欄に英語で入力してください。
表示されているボタンはそれぞれ以下の発話に対応しています。
- Next ・・・ 「アレクサ、次へ」
- Previous ・・・ 「アレクサ、前へ」
- Pause ・・・ 「アレクサ、ストップ」「アレクサ、一時停止」
- Resume ・・・ 「アレクサ、再開」
Prototypeからスキル作成画面に戻るには
Prototypeメニューが表示されている場合は、ブロックを配置したり、線を引いたりといった、変更はできません。再度スキル開発に戻るには、左上の"Design"をクリックしてください。
Prototypeを使う場合の注意
Prototypeにはいくつか制約があります。ご注意ください。
- Prototypeでは、日本語を正しく扱えない場合があります。
- Prototypeは、アレクサと異なる仕組みを使っています。したがって、Alexa開発者コンソールやAmazon Echo実機と同じ挙動にならない場合があります(特にAudioPlayerスキルは動きが違います)。
- 可能な限り、Alexa開発者コンソールやAmazon Echo実機でのテストをおすすめします。