Chrome拡張機能の概要から公開まで(ManifestV3対応) ~公開編~
はじめに
ManifestV3でChrome拡張機能を公開したので公開までの流れを記事にしました。
本記事は公開編です。関連記事はこちら。
にじさんじオフィシャルストアを使いやすくする拡張機能を作成しました。
公開手順
1.拡張機能をパッケージする
拡張機能のプロジェクトフォルダをZIPで圧縮します。
2.拡張機能のアイテムを作成する
Chromeウェブストアからデベロッパーダッシュボードにアクセスします。アカウント名の左の歯車マークからアクセスできます。
デベロッパーダッシュボードのアクセス方法
ダッシュボードの右上の"新しいアイテム"からzip化した拡張機能をアップロードします。
新しいアイテム
3.必要情報の記載
ストアの掲載情報
ウェブストアで表示される情報を入力します。ポイントとしては"説明"は具体的に書きましょう。
審査で落とされる可能性があります(1敗)。また右上のハンバーガーメニューからストアでのプレビューを確認することができます。画像やアイコンの見え方などはプレビューで確認したほうが良いでしょう。
プレビュー
プライバシーへの取り組み
ここでは拡張機能がGoogleのプログラムポリシーを遵守して作られていることを示す記載を入力してください。何らかの権限(storage
やtabs
)を使用した場合はこれらの権限が必要な理由を記載する必要があります。プログラムポリシーには実装に関するポリシーも記載されているので一度見てみると良いと思います。
販売地域
ここではアプリの公開範囲とアプリ内購入の有無を選択します。特段変更しなくても問題ないと思います。
4.審査
必要情報が記載できたら右上の"審査のため送信"からGoogleに審査を送信します。
審査を通過したら自動で配信が開始されます。
審査で承認されなかったら
審査で承認されなかった場合メールにてその旨が通知されます。承認されなかった事項も記載されるのでプログラムポリシーを見ながら修正してください。必要な権限が多い場合やセキュアな権限を必要とする場合は詳しい審査が必要なため注意してください。
Appendix 拡張機能の更新
ダッシュボードのパッケージから新しいパッケージをアップロードできます。このときmanifest.jsonのversion
が増加している必要があります。
"version": "0.2.0", //値を増加させる
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