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Crostini 環境構築
はじめに
以下のことができるようになるまで環境を構築していきます。
- Visual Studio Code (以下、 VS Code)をインストールして日本語入力できるようにする
- Zenn の記事を書いて GitHub で管理できるようにする
環境
console
$ uname -a
Linux penguin 5.4.88-12233-g8e0826df26a0 #1 SMP PREEMPT Wed Apr 7 19:44:59 PDT 2021 x86_64 GNU/Linux
$ cat /etc/os-release
PRETTY_NAME="Debian GNU/Linux 10 (buster)"
NAME="Debian GNU/Linux"
VERSION_ID="10"
VERSION="10 (buster)"
VERSION_CODENAME=buster
ID=debian
HOME_URL="https://www.debian.org/"
SUPPORT_URL="https://www.debian.org/support"
BUG_REPORT_URL="https://bugs.debian.org/"
システムアップデート
まずはインストールされているパッケージを最新化。
console
$ sudo apt update
$ sudo apt upgrade
パッケージインストール
必要なパッケージや好みのパッケージをインストール。
fish
fish が好きなので。
- インストールconsole
$ sudo apt install fish
- ログインシェルを変更console
$ cat /etc/shells # /etc/shells: valid login shells /bin/sh /bin/bash /bin/rbash /bin/dash /usr/bin/fish $ chsh -s /usr/bin/fish Password: chsh: PAM: Authentication failure
(パスワード未設定だからっぽい)
なのでこうする。console$ sudo su - # chsh -s /usr/bin/fish ksh2ksk4
(再起動しないと挙動がおかしい) - 不要なファイルを削除console
$ rm -f ~/.bash* ~/.profile
VS Code
- 事前準備
VS Code のインストールで実行するadd-apt-repository
というコマンドをインストールしておく。console$ apt install software-properties-common
- インストールconsole
$ curl -sSL https://packages.microsoft.com/keys/microsoft.asc |sudo apt-key add - $ sudo add-apt-repository "deb [arch=amd64] https://packages.microsoft.com/repos/vscode stable main" $ sudo apt update $ sudo apt install code
code
というコマンドで起動できる。
日本語入力
-
インストール
console$ sudo apt install fcitx-mozc
-
起動
Chromebook のランチャー(画面左下)からFcitx
を起動。
(アプリが起動してアイコンがずっとクルクルする) -
設定
設定ツールを起動。console$ fcitx-configtool
- 日本語入力用IMを追加
左下の+
ボタンをクリックする。
Only Show Current Language
のチェックを外してmozc
で検索する。
一件ヒットするので、これを選択してOK
をクリック。
完了。 - トリガーを変更
Ctrl+Space
ではなくCtrl+\
で日本語入力を On/Off するように変更。
Global Config
タブを選択。
Hotkey
→Trigger Input Method
のCtrl+Space
をクリック。
キーバインドを入力するポップアップが表示されたらCtrl+\
を入力して完了。
- 日本語入力用IMを追加
-
Mozc設定
設定ツールを起動。console$ /usr/lib/mozc/mozc_tool --mode=config_dialog
-
一般
-
スペースの入力
半角
に変更
-
-
入力補助
-
半角・全角
- 以下に挙げたもの以外の文字グループの
変換前文字列
を半角
に変更。、
・「」
- 以下に挙げたもの以外の文字グループの
-
-
-
自動起動設定
以下のように環境変数を設定して、/etc/systemd/user/cros-garcon.service.d/cros-garcon-override.confEnvironment="GTK_IM_MODULE=fcitx" Environment="QT_IM_MODULE=fcitx" Environment="XMODIFIERS=@im=fcitx"
自動起動設定を追加。
~/.sommelierrc$ echo '/usr/bin/fcitx-autostart' >>~/.sommelierrc
コンテナを再起動すると自動起動するようになっている。
ターミナル
Chrome にフォーカスを当てて Ctrl
+ Alt
+ t
で crosh を起動。
Ctrl
+ Shift
+ p
で ターミナルの設定
を開く。
キーボードとマウス
で以下を On にする。
Ctrl+C キーのコピーの動作
Ctrl+V キーの貼り付けの動作
ロケール
コマンドを実行するとちょいちょいロケール関連のエラーメッセージが表示されるので、ロケールを設定しておく。
console
$ sudo dpkg-reconfigure locales
en_US.UTF-8 UTF-8
と ja_JP.UTF-8 UTF-8
を選択して OK
をクリック。
デフォルトロケールは ja_JP.UTF-8 UTF-8
を選択して OK
をクリック。
console
$ locale
LANG=en_US.UTF-8
LANGUAGE=
LC_CTYPE="en_US.UTF-8"
LC_NUMERIC="en_US.UTF-8"
LC_TIME="en_US.UTF-8"
LC_COLLATE="en_US.UTF-8"
LC_MONETARY="en_US.UTF-8"
LC_MESSAGES="en_US.UTF-8"
LC_PAPER="en_US.UTF-8"
LC_NAME="en_US.UTF-8"
LC_ADDRESS="en_US.UTF-8"
LC_TELEPHONE="en_US.UTF-8"
LC_MEASUREMENT="en_US.UTF-8"
LC_IDENTIFICATION="en_US.UTF-8"
LC_ALL=
🤔
おそらく /etc/default/locale
が効いていないと思われる。
(fish ではこのシンタックスは正しくないため)
以下のコマンドを実行。
console
$ set -x LANG ja_JP.UTF-8
再確認。
console
$ locale
LANG=ja_JP.UTF-8
LANGUAGE=
LC_CTYPE="ja_JP.UTF-8"
LC_NUMERIC="ja_JP.UTF-8"
LC_TIME="ja_JP.UTF-8"
LC_COLLATE="ja_JP.UTF-8"
LC_MONETARY="ja_JP.UTF-8"
LC_MESSAGES="ja_JP.UTF-8"
LC_PAPER="ja_JP.UTF-8"
LC_NAME="ja_JP.UTF-8"
LC_ADDRESS="ja_JP.UTF-8"
LC_TELEPHONE="ja_JP.UTF-8"
LC_MEASUREMENT="ja_JP.UTF-8"
LC_IDENTIFICATION="ja_JP.UTF-8"
LC_ALL=
再起動すると未設定状態に戻ってしまうため、設定ファイルに追記しておく。
~/config/fish/config.fish
set -x LANG ja_JP.UTF-8
Zenn
Zenn の環境については下記を参照。
Git
Git でコミットするのに最低限必要な設定をしておく。
console
$ git config --global user.name 'Foo'
$ git config --global user.email 'foo@example.com'
おわりに
これでひとまず Chromebook で Zenn の記事が書けるようになったと思います。
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