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農業IoTの準備として、TWELITEを使った環境情報の取得をやってみた-その2(中継器)
前回の記事では、環境情報の取得を行いました。
今回は、中継器について記載します。
📑本記事のシリーズ
- その1:🌡️ 環境情報の取得
- その2:📶 中継器 !!!本記事!!!
- その3:🔋 電池持ちと死活監視
- その4:🔧 試作機の作成
😟困ったこと
無線通信のため、遮断物があったり/通信距離が長い場合、親機と子機を直接通信することができません。
そのため、中継器を用意し、データの迂回を考えます。
💡やったこと
その1の子機と親機との間に中継器を追加し、データの中継を確認します。
🔧パーツ一覧
子機と親機は、前回と同じです。
- 子機
- TWELITE DIP
- 親機
- RaspberryPi + モノワイヤレスUSBスティック
中継器は、モノワイヤレスUSBスティックのみとなります。
接続図
特になし
💻環境
開発環境
本記事で作成するファームは1つとなります。
① - ③のプログラムおよび環境の構築は、前回記事を参照ください。
中継器側
- ④中継器ファーム
- Windows10 Home Edition - TWELITE Stage v1-0-9
📝手順
プログラムは、サンプルのまま使用します。
コードの修正はありませんので、コードは割愛します。
④中継器ファーム
中継器ファームは、サンプルプログラム - App_Wings_MONOSTICKとなります。
インタラクティブモードの設定
初期値では、子機/親機と通信できません。
前回の記事でも記載しましたが、
- APP_ID : アプリケーションID(子機、親機とも同じIDでないと、親機の通信ができない)
- CHANNEL : 周波数帯(子機、親機とも同じ周波数帯でないと、親機の通信ができない)
を同じにする必要があります。
本設定は、インタラクティブモードから変更できます。
- インタラクティブモードを選択
- インタラクティブモードへ遷移
- 設定値を確認(↓は初期値)
- 設定値を変更し、保存する
-
- Application IDを"1234abcd"へ変更
- Channelを"13"へ変更
- UART Baudを"115200"へ変更
- Modeを"1"へ変更
- Shift + Sで保存する
中継データの確認
中継器を入れた状態で、中継器と親機のデータを見てみました。
- 親機
- ラズベリーパイので確認
2022-01-04 21:41:25.639851
b'.. coming packet (63279)'
2022-01-04 21:41:25.748548
b'RAW PACKET -> :010D810BFBA3000000000053425331000000000A890A8003EA0AD309A31C' # <=子機データ1
recv: 2022-01-04 21:41:25.748779
2022-01-04 21:41:25.872267
b'ASCII FMT -> :0DCC17810BFBA30000000084001253425331000000000A890A8003EA0AD309A3A4'
2022-01-04 21:41:25.977056
b'SBS1(ID=13/LQ=132)-> ..not analyzed..'
2022-01-04 21:46:25.358934
b'.. coming packet (35214)'
2022-01-04 21:46:25.468239
b'RAW PACKET -> :010D810BFBA3000000000053425331000000000A810A8003EA0AD309A324' # <=子機データ2
recv: 2022-01-04 21:46:25.469566
2022-01-04 21:46:25.592227
b'ASCII FMT -> :0DCC18810BFBA30000000081001253425331000000000A810A8003EA0AD309A3AE'
2022-01-04 21:46:25.697822
b'SBS1(ID=13/LQ=129)-> ..not analyzed..'
- 中継器
- Twelite Stageのターミナルより確認
!INF RESET SYSTEM...
!INF MW APP_WINGS(Router) v1-01-6, SID=0x820169D0
*** RUNNING ***
!INF MW APP_WINGS(Router) v1-01-6, SID=0x820169D0
*** RUNNING ***
[PKT Ad:810bfba3,Ln:029,Seq:023,Lq:168,Tms:62743 "...........SBS1.............."] # <=子機データ1
[PKT Ad:810bfba3,Ln:029,Seq:023,Lq:168,Tms:62746 "...........SBS1.............."]
<< SEND TIME 17 <<
[PKT Ad:810bfba3,Ln:029,Seq:024,Lq:168,Tms:34678 "...........SBS1.............."] # <=子機データ2
[PKT Ad:810bfba3,Ln:029,Seq:024,Lq:168,Tms:34685 "...........SBS1.............."]
<< SEND TIME 18 <<
表示方法が異なるためわかりにくいのですが、子機の送信データを親機/中継器で確認することができました。
さいごに
中継器の動作していることを確認できました。
現状、障害物/距離などの細かい条件では見ていません。
実環境時に、中継器をどのように配置するか検討が必要になります。
Discussion