Chapter 03

設定ファイルの概要

MURAOKA Taro
MURAOKA Taro
2020.10.22に更新

Windows Terminalの設定ファイルで設定できる項目は大きく分けて4つのセクションに分類されます。

まず全体の設定を定義するGlobalsです。これには「ウィンドウを常に最前面に配置する」alwaysOnTopのように、Windows Terminal全体に影響を及ぼす設定を書きます。

次にタブを開くときのプロファイルを設定するprofilesです。プロファイルとは端末の接続先(や見た目)の情報で、ここに書いたプロファイルはドロップダウンメニューやタスクバー上のタスクリストに表示されるため簡単に選択・新規接続ができるようになります。PowerShellや旧来のコマンドプロンプト=cmdだけでなくWSLやAzureに直接繋いだりssh接続を開始することもできます。

3つ目はカラーテーマを定義するschemesです。これによりプリセットの物を使うだけではなく、自分好みのカラーテーマを作れます。

4つ目は各機能へのキーボードショートカットを定義するkeybindingsです。Windows Terminalでは、提供する機能(アクションと言います)ほぼすべてにキーボードショートカットを定義できます。もちろんデフォルトでいくつものキーボードショートカットが定義されていますが、自分の使い方に合わせた定義が可能です。

なお最後のkeybindingsは正確にはGlobalsの1プロパティにすぎません。ココではその重要さを鑑みて説明のためにセクションとして分類しました。