ここまでを踏まえて本章では執筆時点のGlobalsの全プロパティを簡単な説明付きで列挙します。各プロパティ名には対応するJSON Schemaへのリンクを貼ってありますので、詳しいことが気になったら前章の内容を基にそちらの記述も読んでみてください。
-
alwaysOnTop
-true
でウィンドウを常に最税面に置く -
alwaysShowTabs
-true
で常にタブを表示する。false
にして"showTabsInTitlebar"
もfalse
にすると複数タブを開いたときに初めてタブを表示する -
copyOnSelect
- テキストを選択した時点でクリップボードへコピーする -
copyFormatting
- 選択したテキストの色情報も含めてコピーする。コピーフォーマットの選択もできる -
disableAnimations
- アニメーションをしないようにする -
largePasteWarning
- 5KiBを超えるテキストをペーストしようとした時に警告する -
multiLinePasteWarning"
- 改行を含むテキストをペーストしようとした時に警告する -
defaultProfile
- デフォルトで使用するプロファイルを指定する -
disableProfileSources
- 指定した対象の自動プロファイル生成を行わないようにする -
experimental.rendering.forceFullRepaint
- 試験的機能:画面全体を毎度書き換える -
experimental.rendering.software
- 試験的機能:ソフトウェアレンダリングをする(=GPUを使わない) -
initialCols
- 起動時の桁数を指定する -
initialPosition
- 起動時のウィンドウの位置を指定する -
initialRows
- 起動時の行数を指定する -
startOnUserLogin
- ログイン時にWindows Terminalを起動する -
launchMode
- 起動時に最大化したりフルスクリーンモードにする -
rowsToScroll
- deprecated -
keybindings
- キーバインド=キーボードショートカットを定義する。別途解説予定 -
theme
- タイトルバーなどのテーマを指定する。ダークモードなどシステム設定とは個別に設定できる -
showTabsInTitlebar
- タブをタイトルバーに表示する -
showTerminalTitleInTitlebar
- 選択したタブの端末のタイトルをタイトルバーに表示する -
snapToGridOnResize
- ウィンドウのリサイズ時に文字のサイズに合わせてスナップする -
tabWidthMode
- タブの幅の制御方法を指定する。選べる方法は"compact"
(最小)、"equal"
(均等)そして"titleLength"
(タイトル幅) -
wordDelimiters
- ダブルクリックで単語単位で選択できるのだが、その単語の境界となる文字 -
confirmCloseAllTabs
- 複数タブを開いているときにWindwos Terminalを終了させようとした場合に確認の問い合わせをする -
useTabSwitcher
- タブ変更UIを使ってタブ切り換えをする
以上のうち、必須なのはdefaultProfile
プロパティのみで、あとはすべてオプショナルです。