Snowflake The Definitive Guideを読みました
前置き
こんにちは。株式会社GENDAのこみぃです。
先日オライリーからSnowflakeの本が出ました。
さっそく読んでみたので、今日はそのお話です。
それにしても、私は公式から書籍が出るより先に謎の同人誌を頒布したのか。罪深すぎる
本の内容と対象読者層
本の内容をざっくり書くと、概ね以下のような感じです。
- Snowflakeの生い立ち
- 既存のデータ基盤と比較したSnowflakeの特徴
- Snowflakeの導入
- Snowflakeの内部で動いている仕組みの説明
- 費用に関する話も添えてかなり丁寧に書いてあります
- Snowflakeの各種機能の詳細な説明
後ろの2つがメインのお話で大部分の内容になります。
definitive(決定的)とうたうだけあって、内容としてはSnowflakeの機能をざっくり紹介するだけでなく、内部の仕組みも含めてかなり詳細に解説した内容になっています。
逆に使い方のベストプラクティス集ではないので、すでに導入していて特定のケースでのうまい対応を知りたいような玄人に向けた本ではないと思います。(一応ネーミングのベストプラクティスだけはAppendixにありますが。。。)
読んでみた感想
そういうわけで、読んでみた感想ですが。
総括としては非常に良い本でした(そうじゃなければブログで紹介しませんからね。。。)
Snowflakeの各種機能の内部の仕組みなどがかなり詳しく説明されているのですが、このあたりは運用で使っているだけではなかなか思い至らない部分なので、一回体系的に理解しておくのは大きな意味があります。
また、Snowflakeは非常に機能が多いので、結構使い込んでいる人でも機能の全体像が把握できていなかったりします(私も全然まだまだです)。
なので、使っている限りではまだまだ到達しないような機能を一通り目にするのはこちらも非常に大きな意味があります。
一回読んだだけではなくなにかの折に読み返すとより理解が深まりそうで、それもまた良著の条件なのかなと思います。
逆に、ある程度の即効性やわかりやすさを求めるような方が読む本ではないなという気がしました。
マンガでわかる〇〇、みたいなそういう本ではないということですね(そういう書籍をバカにしている意図はなく、種類が違うという意味です)。
なので、実際に手を動かしつつ、章末のKnowledge Check(確認テスト的な項目)も理解するまで読み返し、書いてある内容の背景についてもしっかり勉強する気で読むことを強くオススメいたします。
スポーツで言うところの基礎づくりをするつもりでガッツリ読み込めば、後にリリースされるあらゆる機能でも応用が効く、そんな内容であると思ってください。
こんな人にオススメ!
以上のことから、私としては以下の要素を満たす方々にこの本を読むのをオススメしたいと思っています。
- 現在Snowflakeについて興味しんしんであり、ある程度時間をかけて学ぶ気がある方
- 英語で技術書を読むのに抵抗がない方もしくは英語で技術書を読んでみたい方
総じて、 データ基盤というものについて学びつつSnowflakeの要点を理解する本 という認識で挑むのが良いと思います。
英語は、頑張って読もう!!俺もやったんだからさ!!
結びの言葉
こういう書籍が出てくるとベストプラクティスが何なのか議論しやすくなるので非常にありがたいですね。
最後に一つ宣伝を。
私が所属する株式会社GENDAでは一緒に働く仲間をすごく真剣に求めています。
興味がありましたらぜひお気軽にお声おかけください。
本日はこのあたりで。
それじゃあ、バイバイ!
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