Snowflakeマーケットプレイスの規約とか使い方とか
前置き
こんにちは。株式会社GENDAのデータエンジニアのこみぃです。
Snowflakeはマーケットプレイスという非常に便利な機能があります。
企業が公開したり提供したりしているデータを簡単に取得して連携できるという機能で、Snowflakeの大きな特徴です。
これがあるとまるでオープンソースのライブラリを使うかのようにデータを扱えるようになるのですが、そうなると気になることが一つ。
利用規約とかってあるのかな?
オープンソースのライブラリの中には規約に「このライブラリを使ったらお前のソースコードも全部オープンソースにして公開しろ」みたいな過激なことが書いてあるものもあるので、確認は重要ですよね。
そういうわけで、今回はそんなお話です。
マーケットプレイスの規約
Snowflakeのマーケットプレイスにはデータ提供者向けの規約と利用者向けの規約があります。
提供者向けの規約
利用者向けの規約
英語しか無い ので私の豊富な語彙力(日本語)はすごくすごい役に立たないのですが、様々な手段を駆使してがんばって解釈したところによると、以下のような感じになります。
※あくまで個人の解釈なので盲信しないでください
※あくまで個人の解釈なので盲信しないでください
- データが正しいかどうかや、利用するにあたって第三者の権利を侵害しないことなどはデータ提供者が全責任を負う
- 有料のデータなどを購入する場合にはその契約はデータ提供者と利用者の間で行い、Snowflakeは代理人の役割は果たさない
- なにか揉めたらデータ提供者と利用者の間で解決する
- Snowflakeとデータ提供者はいつでもデータの利用を止めることが可能
※あくまで個人の解釈なので盲信しないでください
※あくまで個人の解釈なので盲信しないでください
まあ、いきなり大量の請求書が届いたりとか、自分が書いたコードを全世界に公開する義務を負ったりとかはしなさそうですね。
企業で使う場合にはデータ提供者に対しての与信審査をしたりなどが必要ですし、最悪いつ何時利用できなくなるかがわからないので気軽にホイホイ使うのは禁物かなというのが正直なところです。
個人で利用する分にはよほど怪しいものに手を出さない限りは大丈夫かなーというところ。
中の方々へ、こういう大事な事項に関してだけは頼むから日本語訳を作ってください(懇願)
マーケットプレイスの基本的な使い方
さて、マーケットプレイスの使い方は本当に簡単です。
- 欲しいデータを検索する
- FreeであればGet、PersonalizedであればRequestをクリック
- 承認されたら使う(Freeだと即使えます)
実際にやってみる(今回は会社のアカウントではなく個人のアカウントでやっています)
まずはどんなデータがあるか検索してみます。
とりあえず国内のデータがいいと思いますんで、「japan」で検索してみます。
眺めてみると、日本のカレンダーのデータがあります。Freeですし、試すのに手頃ですね。
URLはこちらです。
詳細のページに行くとデータの説明などが載っています。
祝日判定ができるのは地味に便利で良さそうですね。
そういうわけでGetをクリック
自分たちで使うときのデータベース名など設定できます。ひとまずはデフォルトで行きましょう。
管理画面に戻ると、すでにデータベース一覧に表示されています。
ワークシートでSelectしてみます。
ね、簡単でしょ?
この機能がなぜすごくすごいのか?
以前このあたりの記事にて紹介したのですが、この「クリックしたら即自分のDatabaseのように扱える」というのはデータエンジニアからすると垂涎の機能です。
データのパイプラインの管理で人知れず涙を流しているデータエンジニアは多いと思いますので、それがなくなるこの機能がすごくすごいことは主張し続けていきたいと思います。
規約周りがスッキリしたり、Snowflake側がある程度間に入ってくれるような仕様になって、企業としても気軽に使えるようになってくれるとなお嬉しいですね。そこは今後に期待!
本日のまとめ
本日のまとめは簡単ですね
Snowflakeのマーケットプレイス機能はすごくすごい
結びの言葉
規約については個人で使う分にはあまり気にしないことも多いのですが、会社として使うのであれば気になる項目だと思います。
そういうわけで、参考にしていただければと思います。
ちなみに間違っていたら教えて下さい。即座に記事を修正します。
最後に一つ宣伝を。
私が所属する株式会社GENDAでは一緒に働く仲間をすごく真剣に求めています。
興味がありましたらぜひお気軽にお声おかけください。
本日はこのあたりで。
それじゃあ、バイバイ!
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