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Claude CodeとXcodeBuildMCPで簡単なiOSアプリを作ってみました

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先日ProプランでもClaude Codeが利用できるようになりました。以前からProプランに加入していたので、早速Claude Codeを使って簡単なiOSアプリを作ってみました。この記事ではそのアプリの作成手順などを共有します。

iOSアプリ作成で使用した環境

  • macOS: 15.5
  • Xcode: 16.4

Claude Codeをインストールする

以下の記事を参考にさせていただきました。記事が分かりやすく、簡単にインストールできました。
https://zenn.dev/asap/articles/700168965fdb7b

Claude CodeからXcodeBuildMCを利用できるように設定する

今回はXcodeBuildMCPというMCPサーバを利用しました。

実はClaude CodeはXcodeのコマンドラインツールを直接実行してプロジェクトのビルドやシミュレータ上でのアプリ実行が可能です。

ですが、私が今回Claude Codeを使用した際、XcodeBuildMCPを利用しない状態で何度か挑戦したところ、以下のような失敗が続きました。

  • Swiftのソースファイルだけが作成され、プロジェクトファイルが作成されなかった
  • プロジェクトファイルは作成されたけど、内容に問題があった

そのため、最終的にXcodeBuildMCPを利用する方針に切り替えました。

もしかしたらプロンプトを工夫すれば、XcodeBuildMCPを利用しなくてもClaude CodeでiOSアプリを作成できるかもしれません。

XcodeBuildMCPについて

今回はXcodeBuildMCPという以下のMCPサーバを利用しました。
https://github.com/cameroncooke/XcodeBuildMCP

このMCPサーバを利用することでClaude Codeから以下のような操作ができます。

  • Xcodeプロジェクト管理
  • Swiftパッケージ管理
  • シミュレータ管理

設定方法

今回は以下の2つの記事を参考にしました。

Claude CodeからMCPサーバを利用する方法:
https://qiita.com/nokonoko_1203/items/99b9965d1eb63476b18c

XcodeBuildMCPの利用設定の記載方法:
https://zenn.dev/ken0nek/articles/5b8937d0e0e943

設定は簡単でした。Claude Codeが起動していない状態で~/.claude.jsonファイルを編集し、以下の設定を追記しました。

  ...
  "mcpServers": {
    "XcodeBuildMCP": {
      "command": "npx",
      "args": [
        "-y",
        "xcodebuildmcp@latest"
      ],
      "env": {
        "SENTRY_DISABLED": "true"
      }
    }
  }
  ...

(追記)
コマンドでもMCPサーバの設定を変更できますが、この記事の作成時は私はそのことを知らなかったため設定ファイルを直接編集しています…。もしもこれからMCPサーバの設定を行う方は、以下のページを参考にしてコマンドでMCPサーバの設定を行うことをオススメします。
https://docs.anthropic.com/ja/docs/claude-code/tutorials#model-context-protocol-mcp-を設定する

iOSアプリの作成

今回はじゃんけんゲームのiOSアプリを作成しました。
まずターミナルで任意のフォルダを作成し、そのフォルダに移動しました。

% mkdir JankenApp
% cd JankenApp

続けて、Claude Codeを実行しました。

% claude

するとフォルダ内のファイルを信頼するかの確認されたので「1」を選択しました。

選択後、以下の画面が表示されてClaudeに指示を出せる状態になりました。

ここで早速、以下のようなプロンプトでClaudeにiOSアプリの作成を指示しました。

> じゃんけんゲームのiOSアプリをSwiftUIで作って

その後、Claudeの上で処理が進んだあとで以下のようにXcodeBuildMCPのツール(Xcodeで新しいプロジェクトを作成するためのツール)の実行について確認をされたので「1」を選択しました。

さらにこのあと、Claudeからソースファイルの編集の確認をされたので「1」を選択しました。

最後にXcodeBuildMCPの別のツール(アプリのビルドとシミュレータ上での実行のためのツール)の実行について確認されたので「1」を選択しました。

そうするとシミュレータが起動しClaude Codeで作成されたiOSアプリが起動しました。何度かボタンをポチポチと押してゲームで遊んでみましたが、動作に問題なさそうでした。

まとめ

今回はClaude CodeとXcodeBuildMCPを利用して簡単なiOSアプリを作成しました。

簡単なアプリとは言え、たった1行のプロンプトだけで正常に動作するiOSアプリを作れて感動しました。次はもっと複雑なiOSアプリをClaude Codeで作成してみたいと思います。

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