Encraft #7「AppDev with Google Cloud」開催レポート
株式会社ナレッジワークの SRE の mado です。
本記事では2023年10月6日に開催した勉強会 Encraft #7 AppDev with Google Cloud の開催レポートをお届けいたします!
Encraftとは?
Encraft(エンクラフト)は株式会社ナレッジワークが提供する、 "Enablement" と "Craftsmanship" をテーマにした勉強会です。技術にこだわりを持つ人々が集まって互いに知見を交換し、できることを増やしていく場を作りたいと思っています。
過去のイベントの開催レポートは以下からご覧ください。
- Encraft #1「フロントエンド × 設計」開催レポート
- Encraft #2「サーバーとクラインアントを結ぶ技術」開催レポート
- Encraft #3「エンジニアイネーブルメント - 共有・育成・評価・効率化 -」開催レポート
- Encraft #4「React/Next.js 最前線」開催レポート
- Encraft #5「Go1.21+ 最前線」開催レポート
- Encraft #6「Focus on UI Component 実装」開催レポート
オフラインで参加することが難しい方などに向けて、今回も YouTube での Live 配信も行いました。動画アーカイブもこちらにありますので、ぜひご覧ください!
また、セッションの感想をハッシュタグ #encraft でつぶやいていただけると嬉しいです。
セッション
Go で Cloud Logging を使いこなすための slog 活用法
- Cloud Logging を使いこなす方法
- 非構造化ログ
- 構造化ログ
- 特別なフィールド
- Cloud Trace 連携
- Error Reporting 連携
- Go のlog/slog を使った実装方法
- 基本的な使い方
- カスタマイズなしで slog を使うと
- msg → message
- sourceLocation 追加
- trace & spanId 追加
- labels 追加
- stack trace 追加
- Cloud Logging への最適化で見える log/slog でのログ実装戦略
- ナレッジワークでの Cloud Logging 活用状況と課題
- 活用状況
- JSON による構造化ログを活用
- リクエストに紐づくユーザーやテナントの ID を構造化ログのフィールドに出力
- トラブルシュートでは Log Analytics が大活躍
- 課題
- labels /sourceLocation / spanId フィールドの活用
- severity 対応
- slog 導入
- 活用状況
Identity Platform で作る、さまざまな認証パターン
- Identity Platform を使うと、さまざまな認証パターンが構築できる!
- Identity Platform とは
- SPA + Identity Platform (アプリからの認証)
- SSR + Identity Platform (アプリからの認証 + サービス間認証)
- Identity-Aware Proxy (IAP) による保護
- Identity Platform を使って IAP で外部 ID を許可する
- API サーバーに IAP を適用する (Cloud Run to Cloud Run)
- API サーバーに IAP を適用する (Cloud Run to Load Balancer)
- API サーバーに IAP を適用する (Identity Platform + IAP)
- API サーバーに IAP を適用する (OAuth クライアント共有)
Cloud Run で実現する Pull Request ごとの確認環境
- Cloud Run とは
- Cloud Run サービスのリソースモデル
- トラフィックを制御する
- タグをつけて、専用のURLを発行する
- プルリク投げて確認する全体フロー
コンテナアプリのいまどきローカル開発術 💪
- コンテナ化のための OSS
- Buildpacks
- Jib
- ローカル開発のためのツール
- Cloud Run のエミュレーション
- Cloud Code とは
- Cloud Code + Cloud Run エミュレータ
- Skaffold とは
- Skaffold の設定
- Cloud Code + Skaffold の使い方
Triple-WIN アンケート
Encraft では、参加者のアンケート回答に連動してナレッジワーク社が OSS プロジェクトに寄付をする試みを行っております。参加者の1回答当たり8ドルをナレッジワークが OSS に寄付することで、参加者と OSS プロジェクトをナレッジワーク社が繋ぐ仕組みです。
今回は29名の方がアンケートに回答してくださり、うち計上対象となるオフライン参加者25名ぶんの200ドルを open collective 経由で Google Cloud 回ということで Bazel Rules Authors SIG プロジェクトに寄付いたしました。
オフライン・オンライン問わず、ご回答いただいた皆様、ありがとうございました!
開催の様子
オープニングではナレッジワークプロダクトのデモが行われました!
Cloud Logging はしっかり理解して使いたいですね!
Identity Platform を使うと、さまざまな認証パターンが構築できる!
シンプルな記述で PR ごとに確認環境が作れました!
ローカルで Cloud Run もエミュレートできるなんて!
懇親会も大盛況でした!
Google Cloud Next Tokyo '23 がもうすぐ行われます!
次回予告
次回の Encraft #8 Engineers Career では、@songmu さん、弊社CTO @mayah 、弊社VPoE @hidek がエンジニアのキャリアについてのディスカッションを行う予定です!
少しでもご興味持たれましたら是非ご参加ください!
Encraft は今後も定期的に学びと交流の場として開催を予定しています!
Connpass でグループメンバーになっていただけると開催通知メールが送られますので、開催を知りたい方は以下より是非グループメンバー登録をよろしくお願いします。
セッションをオンラインでご覧いただいた方も、感想などハッシュタグ #encraft でツイートしていただけたら嬉しいです!
それでは、また次回お会いしましょう!
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