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Bloggerの制御用タグを使う

2022/05/05に公開

制御用タグの種類

複雑なレイアウトを作成する際に、『分期』『繰り返し』『評価式』を利用できます。 これらのタグは、Blogger の<b:data>と組み合わせて利用します。

<b:loop>タグの使い方

<b:loop>は、データタグの配列要素に繰り返しアクセスします。

<b:loop
    var= 配列の1要素へのエイリアス
    values= データタグの配列要素
>
</b:loop>

記事の複数のラベルにアクセスする例では、次のように利用しています。

https://github.com/kittybbit/blogger-templates/blob/b0dbeb0f68956ffc1292257c4cfb33121bac7161/tech-blog-template.xml#L661-L675

<b:if>タグの使い方

<b:if>および<b:elseif>は、cond 属性に条件式を指定して利用します。 データタグのプロパティが、真偽値の場合は、そのプロパティを直接利用できます。 真偽値以外の場合は、演算式を利用します。

代表的な演算子は、『一致(==)』、『不一致(!=)』、『より大きい(&gt;)』、『より小さい(&lt;)』、『論理積(&&)』、『論理和(||)』、『否定(!)』、『三項演算子(?:)』、『含む(in)』、『ラムダ式(=>)』です。

<b:if
    cond= 条件式
>
<b:elseif
    cond= 条件式
/>
<b:else />
</b:if>

また、プロパティ値が空文字の場合は、false と判断されますので <b:if cond='var != &quot;&quot;'> ではなく <b:if cond='var'> と表現できます。

https://github.com/kittybbit/blogger-templates/blob/b0dbeb0f68956ffc1292257c4cfb33121bac7161/tech-blog-template.xml#L606-L612

<b:switch>タグの使い方

<b:switch>は、データタグの値で多分岐します。 私はこのタグを利用したことがないため、サンプルはありません。

<b:switch
    var= 変数
>
<b:case
    value= 定数
/>
<b:default />
</b:switch>

<b:eval>タグの使い方

データタグは、Blogger のデータを取り出すだけですが、データを加工したい場合に、このタグを利用します。

<b:eval
    expr=
/>

ヘルプには記載を見つけられませんでしたので、標準テンプレートを参考にし『3 項演算子(省略型)』と『日付のフォーマッター』を利用しています。 非公開の機能は、他にもあるはずですので、この辺りは標準テンプレートから見つけるしかありません。

https://github.com/kittybbit/blogger-templates/blob/b0dbeb0f68956ffc1292257c4cfb33121bac7161/tech-blog-template.xml#L397-L397

https://github.com/kittybbit/blogger-templates/blob/b0dbeb0f68956ffc1292257c4cfb33121bac7161/tech-blog-template.xml#L618-L618

<b:tag>タグの使い方

テンプレートに、新しいタグを埋め込む場合に利用します。 例えば、ウィジェットの設定によって、チェックボックスとラジオボタンを出し分けしたい場合などに利用します。

<b:tag
    expr:name= 出力タグ
>

https://github.com/kittybbit/blogger-templates/blob/b0dbeb0f68956ffc1292257c4cfb33121bac7161/tech-blog-template.xml#L751-L751

<b:attr>タグの使い方

このタグを囲む、外側の HTML タグ(親タグ)に属性を追加します。

<b:attr
    cond= 適用条件の式
    name= 属性名
    value= 属性値
>

https://github.com/kittybbit/blogger-templates/blob/b0dbeb0f68956ffc1292257c4cfb33121bac7161/tech-blog-template.xml#L641-L642

<b:with>タグの使い方

変数に別名を与えます。 良くある使い方として、『複数のウィジェットで共有する<b:includable>を定義する場合』、『評価結果を変数に取っておきたい場合』に利用します。

<b:with
    value= 値を決定する評価式
    var= 変数名
>

https://github.com/kittybbit/blogger-templates/blob/b0dbeb0f68956ffc1292257c4cfb33121bac7161/tech-blog-template.xml#L662-L662



https://zenn.dev/kittybbit/articles/bf8417d19876cf

https://zenn.dev/kittybbit/articles/988bf6d5cc21a9

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